vol.86
ドラマや映画、舞台などマルチに活躍する、ワタナベエンターテインメントの俳優集団『D-BOYS』。そんな彼らのDramaticなDream Lifeに直撃する連載企画! 今回は、5月上演の16作品目のDステ『GARANTIDO』に出演する、荒木くん&柳下くんが登場♪
まさに、Dステの新境地です」
柳下「みんな、それなりに経験を積んできた上で、16作品目のDステで集まるんだから、今さら頼られてもねっていう(笑)。特に今回は、そうハッキリ言っても大丈夫なメンバーなんですよ。だから僕も、何も気にせず、TSミュージカルに頑張ってついていこうぜと。それこそ、先輩を追い越すくらいの勢いがあってもいい。今回のキャストは、人に助けを求める前に、まず自分で考えて試行錯誤することを学んできている人たちだと思うから」
荒木「うん、微妙に当て書き変更されてるね。最近、台本が上がってきたんですが、定期レッスンでも、出番がないキャストも一緒に振り付けに参加をするのは変わらない。そういうスタイルで結束力を固めていくんだなと」
柳下「稽古期間をいつもより長めにとっていただいているから、集中力を切らさず、続けていくことが大事だと思う」
荒木「僕は変化する前もよくわかっていなかったりするので(笑)。前山(剛久)くんはD☆DATEのオーディションで会って以来だし、大久保(祥太郎)くん、三津谷(亮)くんも未知ですよ。でも他の現場を経験していることは知ってるから、そういう意識で接していこうかなと。(橋本)汰斗は、共演経験があるから作品に対する取り組み方、追求心があるのは知っている。とてもストイックにやってる子だし、大分スキルアップしていたので、そこはすごく信頼しています」
柳下「汰斗の身体能力は、役者が踊れるという域を超えてるからね。今、一番動ける役者じゃない? 演出の謝先生とも一度舞台をやっているから、きっと、いろんな要求があるだろうし、楽しみです」
柳下「あらやんが? それはあるかも(笑)」
荒木「D☆DATEでリーダーを務めたことで、メンバーに対する愛情はより強くなったし、“守りたい”“一緒にやっていきたい”という意識があるからこそね。もちろん、作品に対して一致団結するのは他の現場でもやってきたことだし、そのために必要な意見交換は積極的にやっていきたい。ただ、役者同士で舵の取り合いをして方向が定まらないといったことにはならないようにしないとね。むしろ、疑問に思ったことは、役者同士じゃなくて、演出家の謝先生に直接聞くべきだから」
柳下「お互いが知っている者同士だからこそ、馴れ合いになっちゃいけないんだよね」
荒木「そう。プライベートで気心が知れてる分、コミュニケーションは取りやすいけど、すぐにオフモードになってしまう危険性もある。切磋琢磨していくのならまだしも、傷の舐め合いになるのはよくないから」
柳下「そこが今回見えない部分ではあるんだけど、いい方向にいってほしい。僕もまだミュージカルの経験は少ないから、わからない部分も多くて。いろんな意味で、今回は始まってみないとわからないことだらけですよ(笑)。とにかく、謝先生について行くしかない。まさに、Dステの新境地です」
柳下「ソロ曲、あらやんぽくていいよね」
荒木「大はね、少しスネてるんです(笑)。大とご飯に行く前に、瀬戸と会って話してて、そのあとで大に連絡を取って合流して、そこでソロ活動について説明したから、『俺、ついでに言われた!?』って若干責められた」
柳下「だって、瀬戸が『俺のほうが先に聞いたよ!』って言うから。『ああ、そうですか』って(笑)。でもホント、あらやんのやりたかったことが存分に放出されてるし、あらやんの良さが余すところなく出てる」
荒木「サウンドも生のバンドにして、歌詞の内容も、今の自分だからこそ書ける内容なんだよね。ソロでやるならユニットとの違いを出したいっていうのもあって、それは反対のことをするのではなく、新しいことで出したかったので、こういう形になったんです。この機会に、経験値を積んで成果を残して、ひとりでもコンスタントにやっていきたいです」
撮影/coto 取材・文/根岸聖子
あらき・ひろふみ
1983年6月14日生まれ、兵庫県出身。ソロデビューシングル『Next Stage』が4月1日に発売。現在、全国でリリースイベントを開催中。
やなぎした・とも
1988年6月3日うまれ、神奈川県出身。2014年度えんぶチャート9位にランクイン。主な出演作に、舞台『真田十勇士』、ドラマ『ハクバノ王子様』(日テレ系)、ブロードウェイ・ミュージカル『アダムス・ファミリー』など。
東京公演:5月21日(木)〜26日(火)東京芸術劇場プレイハウス
兵庫公演:5月30日(土)、31日(日)兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール
その姿を見ている紀元の脳裏にある光景が浮かぶ。彼らが演じようとしている『GARANTIDO』。太平洋戦争前後のブラジルで、アマゾン開拓を夢見て、アカラ州に移住した日本人たちが、1941年の真珠湾攻撃で始まった太平洋戦争によって、時代の荒波に呑み込まれていく。それは、日本人であることに苦しみながらも、日本人であることに憧れ続けた日系人たちの姿だった……。
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