vol.104
ドラマや映画、舞台などマルチに活躍する、ワタナベエンタ―テインメントの『俳優集団D-BOYS』。そんな彼らのDramaticなDream Lifeに直撃する連載企画! 今回は、10月14日より開幕するDステ19th『お気に召すまま』に出演する3人が登場♪
撮影/草刈雅之 取材・文/根岸聖子
柳下 大
「ともさん(柳下)は、意地悪なことしてきたりするツンデレ。でも、そういうやりとりが恋ゴコロに拍車をかけてくれる(笑)」
――Dステ19th『お気に召すまま』は、稽古期間が長めということですが、現段階での手応えというのは?
牧田哲也「ロザリンドを演じる前ちゃん(前山)は、セリフ量も多くて、ストーリーを進める重要なポジションなんですけど。しかも女のコの役だけど途中で男装するっていうような複雑な役柄に挑戦して、一皮剥けたよね」
前山剛久「そうですね、つかめた感はあります」
柳下 大「(前山に小声で耳打ち)誰のおかげ!?」
前山「それはもう、ともさん(柳下)のおかげで……(笑)」
柳下「えっ、僕、別に何もしてないけど〜!?」
牧田「面倒くさいな〜、もう!(笑)」
前山剛久「そうですね、つかめた感はあります」
柳下 大「(前山に小声で耳打ち)誰のおかげ!?」
前山「それはもう、ともさん(柳下)のおかげで……(笑)」
柳下「えっ、僕、別に何もしてないけど〜!?」
牧田「面倒くさいな〜、もう!(笑)」
牧田哲也
――恋仲になるロザリンド(前山)とオーランドー(柳下)を演じるお二人ということで、さすが息ピッタリですね(笑)。
前山「稽古場でも、いつもこんな感じです(笑)。セリフ自体はわりと早く覚えていたんですが、なかなか芝居でつかめない部分があって。そんなとき、ともさんに『台本を読まないほうがいいよ』って言われたんです。『セリフに囚われず、相手の芝居を大事にしたほうがいい』と。悩んでいたときにそれを実践してみたら、通し稽古で“あ、こういうことか!”と自然にセリフが出たんです。『ところどころ、出ない部分に関しては、なぜ出ないのかを考えて言ったらいい』と教えていただいて。本当に、ともさん様々です!」
柳下「やめろよ〜(笑)。実は、僕も経験があったことなんだよね。舞台『オーファンズ』のときに、セリフ量が多くて台本が手放せなかったから、前ちゃんの気持ちはすごくわかる。物語を回す役だと、“自分がセリフ忘れて芝居が止まっちゃったらどうしよう!?”って不安になるんだよね。そんなとき、『オーファンズ』の演出・宮田(慶子)さんに、『台本を読んじゃダメ』って言われたことがあって。それをそのまま前ちゃんに伝えただけなんだけどね。僕も最初は怖かったけど、今まで見つからなかった新しい発見もあったから。前ちゃんがセリフをしっかり入れていたのはみんな知っているし、大丈夫だからって」
前山「台本を手放したら、頭で考えるのではなく、自然に会話劇ができるようになりました」
前山剛久
前山「台本を手放したら、頭で考えるのではなく、自然に会話劇ができるようになりました」
――先輩後輩でアドバイスをして、参考にしたりできる環境もDステのいいところでしょうか。
牧田「以前は、D-BOYSのメンバーみんなが同じような感じで、芝居に関しても“どんぐりの背比べ”みたいな感じだったし、自分のことで精一杯だったけど、だいぶ変わったと思います。先輩後輩の関係性ができているよね」
柳下「逆に、僕は同期の牧田には何も言わないしね。同じ位置にいると思っているから。聞かれない限りはアドバイスも何もしない」
牧田「そうだね。前ちゃんだって、そういう存在の人はいるでしょ?」
前山「確かに。同期だと、そんなこと、あえて言うのも失礼かなって思いますね。相手が悩んでいたとしても、それはいろいろとトライしている最中かもしれないので、いいなって思ったところは褒めて、躓いているところは、聞かれたら答える感じです。今回のDステは先輩が多いのでので、いろいろとみなさんに助けられています」
柳下「逆に、僕は同期の牧田には何も言わないしね。同じ位置にいると思っているから。聞かれない限りはアドバイスも何もしない」
牧田「そうだね。前ちゃんだって、そういう存在の人はいるでしょ?」
前山「確かに。同期だと、そんなこと、あえて言うのも失礼かなって思いますね。相手が悩んでいたとしても、それはいろいろとトライしている最中かもしれないので、いいなって思ったところは褒めて、躓いているところは、聞かれたら答える感じです。今回のDステは先輩が多いのでので、いろいろとみなさんに助けられています」
――『Deview』読者の中には、舞台を観たことがないという読者も多いですが、舞台やシェイクスピア劇を観たことがないという人の入口としても、この『お気に召すまま』はぴったりな気がします。
柳下「青木豪さんの演出は、初見の人はよりわかりやすく、なおかつ、お芝居をする人も楽しめるようになっています。シェイクスピア作品によくあるような言葉の難しさというのはほとんどないので、ぜひ、構成を楽しんでもらいたいですね。4組のカップルの恋愛模様を描いているので、遠藤(雄弥)さんが前に言っていた“月9の恋愛ドラマのイメージ”っていうのがピッタリかも。ラブコメディとして捉えると、親近感がわきますよ。特に、役者を目指しているのなら、(ボリュームアップして)観たほうがいい!」
前山「原作ではセリフも長いし、遠回しの表現も多くて、途中で何を言っているのかわからない部分もあったりするんですよね。でも、Dステ版ではそこは噛み砕いて、会話劇としてとても観やすくなっています。最終的には、“恋っていいんだな〜”って思ってもらえるんじゃないかと。僕も、(柳下演じる)オーランドーへの恋ゴコロを常に忘れないようにしていますから。ともさんはやっぱり……」
柳下「(小声で前山に耳打ち)カッコイイ!」
前山「とてもカッコイイんですよ!」
柳下「ホントに!? 意識してないんだけどな〜」
牧田「ホント、面倒くさいな〜!!(笑)」
前山「たまに、台本のはじっこに“(前山)剛久のキライなところ”とか落書きしてきたり、ちょっと意地悪なところもあって、ツンデレなんですけど。そういうやりとりが距離感を縮めてくれて、恋ゴコロに拍車をかけてくれるんです(笑)」
牧田「入り込めない世界だ……」
前山「原作ではセリフも長いし、遠回しの表現も多くて、途中で何を言っているのかわからない部分もあったりするんですよね。でも、Dステ版ではそこは噛み砕いて、会話劇としてとても観やすくなっています。最終的には、“恋っていいんだな〜”って思ってもらえるんじゃないかと。僕も、(柳下演じる)オーランドーへの恋ゴコロを常に忘れないようにしていますから。ともさんはやっぱり……」
柳下「(小声で前山に耳打ち)カッコイイ!」
前山「とてもカッコイイんですよ!」
牧田「ホント、面倒くさいな〜!!(笑)」
前山「たまに、台本のはじっこに“(前山)剛久のキライなところ”とか落書きしてきたり、ちょっと意地悪なところもあって、ツンデレなんですけど。そういうやりとりが距離感を縮めてくれて、恋ゴコロに拍車をかけてくれるんです(笑)」
牧田「入り込めない世界だ……」
――劇中同様、ラブラブということで(笑)。牧田くんはDステ×シェイクスピアの第1弾『ヴェニスの商人』に続いて、道化の役ですね。
牧田「今は演じていて、タッチストーンは人間的に元からおもしろい人なのか、頭で考えておもしろさを出している人なのか、どういうキャラクターにするかが課題だなと思っています」
柳下「道化をはじめ、個性の強いキャラクターが多いから、観ている方を飽きさせない努力が必要なんですよね。僕は、あまりコメディをやったことがなかったので、たまに『もう少し上品に』って言われちゃうんです(笑)。リミッターをハズすところと、品の良さとのバランス、あとは三男坊でちょっとヤンチャな部分をプラスして、より魅力的なオーランドーになればいいなと思ってやっています」
牧田「最初は、オーランドーって完璧なイメージが強かったけど、ともがやっているのを見ていたら、めちゃくちゃ人間味あふれる男なんだなって思った。(前山演じる)ロザリンドも、ちょっと滑稽なくらい、オーランドーのことが好きでたまらない感を出しているしね」
牧田「最初は、オーランドーって完璧なイメージが強かったけど、ともがやっているのを見ていたら、めちゃくちゃ人間味あふれる男なんだなって思った。(前山演じる)ロザリンドも、ちょっと滑稽なくらい、オーランドーのことが好きでたまらない感を出しているしね」
――恋愛模様が描かれるということで、現代に通じるなと思うところはありますか?
前山「大好きなオーランドーに会うとテンションが上がったりとか、男女関係なく、共感できるところは多いです。僕が演じるロザリンドは、最初は家族のことしか考えていなかったけど、オーランドーに会ってからは、家族以上に夢中になってしまう。思春期ってそういうものだよな〜って、すごくわかります」
柳下「リアルに考えたら、好きな子が男装しているのに気づかないわけはないんですよね。そこは演劇的な設定として捉えるとしても、僕は最初、オーランドーは気づいていると思ったんです。でも、好きな子が身分を隠して森の中にいて、しかも男装しているのだから、何か事情があるんだろうとあえて気づいていないフリをしているのかと。でも、それはシェイクスピアの演劇の楽しさで、本当に気づいていないんだとわかって。実際にこんなことがあったら、僕は好きな子といられるだけで楽しいから、気づいたとしてもそのまま乗っかりますね。この作品で描かれている恋ゴコロって、本当に思春期っぽいんです。“すれ違っただけでドキドキしちゃう”みたいな。そういうの、最近ないな〜って(笑)。同じように、最近そういう感情を忘れている人に、そんな恋ゴコロを思い出して欲しいですね」
牧田「シェイクスピアって、大体が一目惚れなんだよね。『ロミオとジュリエット』もそうだし。僕の演じる道化のタッチストーンは、まったく真逆のことを言うんですけど。『見てくれは悪いけれど、中身は真珠』だって。ひねくれ者っていうのもあるけど、いろんな恋愛観があるということで、そんな部分も楽しんでもらえたらと思います」
牧田「シェイクスピアって、大体が一目惚れなんだよね。『ロミオとジュリエット』もそうだし。僕の演じる道化のタッチストーンは、まったく真逆のことを言うんですけど。『見てくれは悪いけれど、中身は真珠』だって。ひねくれ者っていうのもあるけど、いろんな恋愛観があるということで、そんな部分も楽しんでもらえたらと思います」
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柳下 大やなぎした・とも
1988年6月3日生まれ、神奈川県出身。主な出演作に、舞台『熱海殺人事件NEXT』、舞台『真田十勇士』、ブロードウェイ・ミュージカル『アダムス・ファミリー』、舞台『オーファンズ』、葛河思潮社第5回公演『浮標(ぶい)』など。2017年1月に上演されるミュージカル『手紙』への出演も決定している。
牧田哲也まきた・てつや
1984年6月7日生まれ、愛知県出身。近年の主な出演作は、BSスカパー!『螻蛄(疫病神シリーズ)』、NHKBSプレミアム『はぶらし/女友だち』、舞台『黒子のバスケ THE ENCOUNTER』、三島由紀夫文学館 リーディング公演「こころで聴く三島由紀夫Y」など。劇団『柿喰う客』の劇団員としても活躍中。12月より上演される柿喰う客『虚仮威』に出演予定。
前山剛久まえやま・たかひさ
1991年2月7日生まれ、大阪府出身。主な出演作は、主演舞台『金色のコルダBlue♪Sky』、舞台『美男高校地球防衛部LOVE!活劇!!』、キャラメルボックス featuring D-BOYS『また逢おうと竜馬は言った』など。12月に上演される音楽劇『金色のコルダ Blue♪Sky Second Stage』、2017年1月に上演される舞台『あんさんぶるスターズ!オン・ステージ』〜Take your marks!〜への出演が決定している。
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俳優集団D-BOYS柳下大&牧田哲也&前山剛久が、“最近デビューしたこと”を大発表!
Dステ19th『お気に召すまま』
【東京公演】10月14日(金)〜30日(日)本多劇場
【山形公演】11月12日(土)、13日(日)シベールアリーナ
【兵庫公演】11月19日(土)、20日(日)兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール
【東京公演】10月14日(金)〜30日(日)本多劇場
【山形公演】11月12日(土)、13日(日)シベールアリーナ
【兵庫公演】11月19日(土)、20日(日)兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール
青木豪×シェイクスピア×Dステでは、これまでシェイクスピアの『ヴェニスの商人』(2011年)、『十ニ夜』(2013年)をオールメール(全員男優)で上演。そして、第3弾として、今秋、東京・山形・兵庫にて『お気に召すまま』を上演する。シェイクスピア没後400年にあたる本年、青木豪演出では「シェイクスピアも当時そうしていたに違いない」と戯曲から読みとった1人2役キャスティングで、松尾貴史・石田圭祐・鈴木壮麻といった豪華な面々がDステに初参戦。
それぞれの事情で贅沢な都会暮らしを抜け出しやってきたアーデンの森で、軽妙酒脱な恋模様に彩られながら権力争いや兄弟の確執ものりこえ辿りつく真実の愛を描く、抱腹絶倒の本格コメディ。
それぞれの事情で贅沢な都会暮らしを抜け出しやってきたアーデンの森で、軽妙酒脱な恋模様に彩られながら権力争いや兄弟の確執ものりこえ辿りつく真実の愛を描く、抱腹絶倒の本格コメディ。
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