バラエティで活躍を続ける唯一無二の個性・松嶋尚美、重厚な敵役から親近感のある隣のお兄ちゃんまで幅広い役をこなす演技派・駿河太郎を筆頭に、圧倒的な美貌でテレビドラマへの出演が絶えない小林涼子、多彩な役柄で作品に溶け込む若き実力派・森田想、個性派として映画・舞台で存在感を見せる祷キララなど、少数精鋭ながら才能あふれるメンバーを揃える芸能プロダクション「ステッカー」。そんなプロダクションの“秘密”に迫ろうと、TeamDのメンバーが事務所を訪問！　会社とは思えないおしゃれな内装の社屋に驚きつつ、親しみやすいスタッフの皆さん、新人俳優の中原陸人さんにたっぷりお話を聞き、求めている人材、これから所属を目指す人が心がけることをリサーチしてきました！

　麻布十番から少し入った閑静な住宅街のなかを歩いていると、突如ガラス張りのおしゃれな戸建てのオフィスを発見。看板をチェックすると、ここが目的地の「ステッカー」。社内に招き入れていただくと、いきなりのバーカウンターに、二階まで吹き抜けを貫く大きな木が目を引く。そしてピンクの階段を昇って行くと、綺麗なメイクルームに開閉式の壁に鏡が仕込まれたスタジオ兼用の会議室。作り込まれていながらリラックスできる空間に、TeamDの3人も感心することしきり。

――ステッカーさんはどんな事務所ですか?（福島さん）

ステッカー・田中さん「ステッカーは少人数 のアットホームな事務所です。 所属のタレント 一人一人 にマネージャーがついております。主に役者が多いですね。社風はコミュニケーションが密に取れる風通しの良さがあります。 約1年前にこの新社屋に引っ越したのですが、社長のこだわりが詰まったインテリアを配しています」

――ステッカーの新人開発の方法について教えてください（醍醐さん）

ステッカー・飯吉さん「弊社は新人開発部という部署が無いので、マネージャーが直接面接しています。お送りいただいた書類を元に選考した後 、気になる方を面接するのですが、人によっては2、3回面接することもあります。その後社内で話し合い、担当したいと思う人が責任を持ってマネジメントしています」

――マネージャーさんの主なお仕事について教えてください（佐藤さん）

ステッカー・田中さん「タレントを売り込む営業や、スケジュール管理、そしてタレントさん一人一人と向き合い、魅力を最大限に引き出すマネジメントをするのが主なお仕事です」

――履歴書などのプロフィールを見る時に重視しているポイントはありますか?（福島さん）

ステッカー・飯吉さん「それぞれ重視するポイントが違ったりはしますが、私たちが一番最初に見るのはやっぱり写真かなと思います。写真から伝わる雰囲気に加えて、受かりたいという本気の気持ちがそこに込められていたりすると思うんですね。履歴書を読む場合には、丁寧に書いてあるのかとか、なぜ他社ではなく弊社を選んでいただいたのかという志望動機の部分を注目して見るようにしています」

ステッカー・田中さん「あとは経歴のなかで、全くの素人さんなのか、お芝居をほかでいろいろやっていた経験もあるのか、といったところを見させていただいています」

――写真を事務所に送る場合、素朴というかちょっと地味めな感じの写真を送るか、バッチリメイクの写真を送るかで悩むんですけど、どっちのほうが好きですか？（醍醐さん）

ステッカー・田中さん「素に近い形で綺麗に写っている写真を送っていただいたほうが良いかなと思います。まだ年齢がお若いのでお肌も綺麗ですし、素の部分を見たいですね。基本の顔アップ＋全身以外に何枚か送ってくださると思うので、その中に『メイクアップした時はこんな感じですよ』という、メイク前とメイク後が見られるような写真があるといいなと思いますね」

ステッカー・飯吉さん「あと結構背景がごちゃ ついて見えるお家の中で撮られる方や 、自撮りの写真を送ってくださる方も多いんですが、写真からあまりご自身の雰囲気が伝わらないものが多いですね。ご自身が一番良く写る場所、背景、照明などを考えるところから審査は始まっていると思いますので、一番良い場所で撮ったベストショットを送ってください！」

――こオーディションで印象に残るのはどんな人ですか?（醍醐さん）

ステッカー・田中さん「自己PRが面白い人は結構印象に残ったりしますが、人によっては面接で お芝居を見せていただく機会もあるので、そこでお芝居に対する考え方や、脚本の読解力を見せていただいています」

――一緒に仕事したいと思う人の共通点などはありますか?（福島さん）

ステッカー・飯吉さん「一言で言うと『愛嬌のある人』かなと思っています。誰にでも愛されるということは、どんな仕事にも通用すると思いますし、この業界に限らず、もう一度一緒にお仕事したいと思ってもらえることは、すごくいいなと思いますので」

――芸能界デビューを目指す人が心がけておくべきことはありますか?（醍醐さん）

ステッカー・田中さん「たくさんの作品を観ることだと思います。映画・ドラマ・舞台などジャンルを問わず、多くの作品を観ていただけたらいいと思います」

ステッカー・飯吉さん「演じる役柄ってすごく幅広くあるので、日常生活で目にしたことを大切にしてもらいたいと思っています。例えば飲食店に行った時には、店員さんの動きに注目してみるとか、そういう観察眼も必要だと思っています」

――今ステッカーさんが求めているタレント像を教えてください（佐藤さん）

ステッカー・田中さん「理解力があることです。理解力の中には“読解力”だったり“共感力”といったものも含まれていますね。あとは、向上心がある方をステッカーは求めております」

――現在、エンタメ業界で新人に求められている要素は何だと思いますか？（福島）

ステッカー・田中さん「自ら動くことが大事かなと思っています。新人の場合は特に、愛される力を持っている方や、人間力が高い方。あとはお芝居で自分のプランをそのまま出せるハートの強さがある方が良いのではないかと思っています」

――私は今大学一年生なんですが、高校卒業の時に将来について考える機会がすごくあったんですが、お二人がマネージャーになりたいなって思ったきっかけはあったんですか？（福島）

ステッカー・田中さん「私は学生時代に映画やドラマを見るのが好きで、エンタメの業界に関わりたいと考えていた時に、御縁があってこの事務所に入りました」

ステッカー・飯吉さん「エンタメが好きというのは一番にあるかと思うんですけど、人の サポートをすることが昔から結構好きで。そういう仕事を調べている時に、マネージャーという仕事もあるんだって知りまして。だから、人をサポートする仕事とエンタメとの掛け合わせでこの仕事を見つけたという感じです」

――本日はありがとうございました（3人）