「フラーム」で日頃、オーディションの審査をしている新人開発担当・辻村さんと、対面での模擬面談を実施していただきました。 普段、なかなか知ることのできない、オーディション審査の裏側を、読者レポーターが身をもって体験！

"模擬"とはいえ、実際のオーディションを想定した模擬面接ということで、最初はやや固い表情だった天野さん。その緊張をほぐすように、面接は何気ない雑談からスタート。だんだん天野さんからも自然な笑顔がこぼれるようになり、フランクな会話のキャッチボールのような面談となりました。

──では、最初に簡単な自己紹介をお願いします。普段どんなことをやっているのかも教えてもらえますか？（新人担当・辻村さん）

読者レポーター・天野さん「はい。神奈川県から来ました天野夏希です。現在25歳で養成所でお芝居を学んでいます。以前、芸能事務所に所属していて、そのときからやっているライブ配信は今も続けています」

──ライブ配信ではどんなことをしているんですか？（新人開発担当・辻村さん）

読者レポーター・天野さん「主にリスナーさんの質問に答えながら雑談をする感じです。たまに歌も歌うんですが、めちゃくちゃ下手で(苦笑)。でもそれが逆に自分のカラーになっているみたいです」

──アハハ(笑)。けっこう固定リスナーさんはついているんですか？（新人開発担当・辻村さん）

読者レポーター・天野さん「そうですね。前の事務所で配信アプリのイベントがあって、そのときは毎日7時間以上やってました。事務所を辞めた後も、ずっと聞いてくださっているリスナーさんの存在が大きくて、リスナーさんがいる限りは続けたいなと思っています」

――天野さんは女優志望なんですね。

読者レポーター・天野さん「はい。一度だけ舞台に立たせていただいたことがあって、そこでお芝居の楽しさに目覚めました」

――意地悪なことを言うようだけど、ライブ配信でそれだけ人気なら、女優じゃなくても良くないですか？（新人開発担当・辻村さん）

読者レポーター・天野さん「（一瞬言葉に詰まりつつ）今のリスナーさんも大事ですが、私が一番やりたいことはやっぱり女優です」

――わかりました。（履歴書の写真を見ながら）あれ、この写真のときよりも痩せましたか？

読者レポーター・天野さん「はい。家で韓国アイドルの動画を見ながら筋トレをして、けっこう腹筋が付きました」

――中学、高校ではバドミントンをやってたんですね。（新人開発担当・辻村さん）

読者レポーター・天野さん「はい。中学3年間は選手をやっていて、自分の中ではやり切った感があったので、次は支える立場になりたいと思って、高校ではマネージャーをやりました。高校のバドミントン部も関東大会に出場したので、自分の中では達成感があります」

――プレイヤーとマネージャーとではどんな違いがありましたか？（新人開発担当・辻村さん）

読者レポーター・天野さん「取り組むことは違いましたが、劇的に何か変わったことはなかったと思います。自分も選手だった分、練習のキツさやコートに立つ緊張感はわかってたつもりなので」

――なるほど。プレイヤーもマネージャーも意外と感じることが一緒だったというのは、僕らも勉強になります。（新人開発担当・辻村さん）

読者レポーター・天野さん「ありがとうございます！」

――好きな芸能人の欄には鈴木保奈美さん、木村文乃さんと書かれていますが、天野さんより上の世代の人が多いですね。（新人開発担当・辻村さん）

読者レポーター・天野さん「はい。小学生の頃、夕方にトレンディドラマの再放送をよくやっていて、当時の女優さんたちがすごく輝いてたのが印象深いんです」

――子どもの頃に見てたドラマって一生残りますよね。ちなみに一番好きなドラマは？（新人開発担当・辻村さん）

読者レポーター・天野さん「たくさんあるんですが、一番は『プロポーズ大作戦』です。高校生になったらあんな学園生活が待ってるんだとか思ってました。実際のところはぜんぜん違いましたけど(笑)」

――(笑)。でも『プロポーズ大作戦』はトレンディドラマとはちょっと違くない？（新人開発担当・辻村さん）

読者レポーター・天野さん「トレンディドラマの中では、『東京ラブストーリー』が好きです。それは再放送じゃなくて配信で見たんですけど、それで鈴木保奈美さんが大好きになりました」

――現代のドラマとトレンディドラマって、何が違うと思います？（新人開発担当・辻村さん）

読者レポーター・天野さん「なんだろう……。でも昔のドラマのヒロインのほうが自己主張が強い気がします。今の子のほうが控えめというか」

――たしかに『東京ラブストーリー』の赤名リカはかなりだけど。（新人開発担当・辻村さん）

読者レポーター・天野さん「天真爛漫で可愛いですよね。よく友だちともしゃべるんですが、昭和って楽しそうだよねって。うちらってずっとスマホいじってて、SNSばっか見てるけど、昔のドラマの登場人物は目の前にいる人とちゃんと向き合ってる。そこが魅力なのかなって思ったりします」

――たしかに僕もスマホを見るのがクセになっちゃってるな(苦笑)。じゃあ今の時代で活躍を目指している天野さんは、どんな女優になりたいですか？（新人開発担当・辻村さん）

読者レポーター・天野さん「人を励ましてあげられる存在になりたいです」

――それは女優じゃないと実現できないこと？（新人開発担当・辻村さん）

読者レポーター・天野さん「これまで、アパレル店員や受付など、いろんな仕事を経験してきたのですが、自分の中で何かが違うって思っていて、“自分が一番興味があることってなんだろう？”と考えたときに、やっぱりエンタメだ！って思ったんです。ライブ配信でも私の配信を見て『励まされる』と言ってくれる方がたくさんいたので、次は女優としてたくさんの人を励ませるようになりたいです」

――何歳までにどうなっていたいといったビジョンはありますか？（新人開発担当・辻村さん）

読者レポーター・天野さん「実は25歳を1つの区切りと考えていて、それまでに何も掴めなかったら夢は諦めようと思ってます。もし続けることができたら、三木孝浩監督の映画作品に出るのが目標です」

――わかりました。では最後に何かこちらに聞きたいことはありますか？　と聞くとだいたい「ないです」と言われることが多いんですが。（新人開発担当・辻村さん）

読者レポーター・天野さん「大丈夫です。たくさんお話しさせていただいてありがとうございました」

――はい。では面接は以上になります。ありがとうございました。（新人開発担当・辻村さん）

緊張がほぐれてからは、時折ドキッとする鋭い質問も投げかけていた辻村さん。「もちろん答えに詰まってもぜんぜんOK。よそいきの顔ではない素顔を引き出したいんです」というのがその意図のようです。フラームでは新人を随時募集中。「受けてくれる方が自然に話してくれるように僕らも頑張るので、肩の力を抜いて気軽に応募してくれたらうれしいです」と読者にエールを送ってくれました。

ドラマ・映画出演者にインタビュー取材をしたり、舞台の稽古場潜入取材をしたり、なりきりモデル体験をしたりなど、エンタメ現場をリアル体験する企画や、芸能プロダクション訪問や新人開発担当者との模擬面談、スクール体験レポやオーディションレポート、ビューティー企画、『デビュー』スタッフとユーザーとの座談会参加など、主に『Deview／デビュー』が企画する読者参加型コーナーに、TeamD読者レポーターとして参加してもらいます。

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