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2018/08/04 22:37
「七つの大罪 The STAGE」開幕、有澤樟太郎「人間離れしたアクションは注目ポイント」とメリオダス役・納谷健を称賛
鈴木央による人気漫画を原作とした舞台「七つの大罪 The STAGE」が、3日に東京・天王洲 銀河劇場にて開幕。初日公演に先駆けて公開ゲネプロが行われ、座長をつとめる納谷健をはじめとするキャスト陣が囲み取材に出席し、意気込みを語った。
原作である「七つの大罪」は、『週刊少年マガジン』(講談社)で連載中の看板漫画で、コミックスの累計発行部数は2,800万部を突破する人気作。TVアニメは2014年に第1期が放送され、その人気を受けて2016年にTVスペシャル全4話を放送。そして、2018年1月より新シリーズ『七つの大罪 戒めの復活』が放送され、8月18日には待望の「劇場版 七つの大罪 天空の囚われ人」が公開される。
この日の囲み取材には、メリオダス役の納谷のほか、エリザベス役の梅澤美波(乃木坂46)、バン役の有澤樟太郎、ディアンヌ役の長谷川かすみ、キング役の斎藤直紀、ゴウセル役の北村諒、ギルサンダー役の榊原徹士、脚本・演出を手がける毛利亘宏が出席。
座長の納谷は「稽古の段階からあらゆる殻を破っていこうという感じで、キャスト・スタッフ一丸となって挑んできたので、その努力の結晶を披露できることを本当に楽しみにしています」と笑顔で語る。さらに、「原作やこの舞台の脚本の中でもそうですが、集まったキャストを見ていても思うのが、運命を感じる場面がすごく多くて。僕自身、大好きだったメリオダスをできるということにも運命を感じました」と明かし、「あらゆる運命があって成り立っているステージなので、観に来てくださったお客様にも何か運命を感じてもらえたら嬉しいです」とコメント。
ヒロイン・エリザベスを演じる梅澤は、「あっという間に時間が過ぎて、信じられないくらい緊張しています」と心境を述べ、「稽古初日からキャストやスタッフのみなさんに助けれながら、支えられながらできたエリザベスなので、それを自信を持って、ステージ上でお客様にお見せ出来たらいいなと思います」と意気込む。注目ポイントについては、「エリザベスがピンチの時に、メリオダスはどんなところにいても助けに来てくれる。普段はおちゃめでちょっと変態気質があるメリオダスだけど、いろんな過去を背負いながら、大切な人を守るために戦う姿がとても素敵なので、メリオダスとエリザベスの関係性にも注目してほしいです」とアピール。
また、8月18日に公開される「劇場版 七つの大罪 天空の囚われ人」では、主題歌を乃木坂46が担当。梅澤がセンターをつとめる楽曲『空扉』に決定しており、梅沢は「この舞台のオーディションを受けてから『七つの大罪』への関わりがどんどん増えていって嬉しい」と明かし、「原作のファンの方も、アニメや映画、舞台と、いろんな楽しみ方ができるんじゃないかなと思いますし、この作品に関わる一人として、いろんな面から『七つの大罪』を盛り上げていけるよう頑張りたいです。この夏をもっともっと熱くできたらいいなと思います」と決意を新たにした。
アクションシーンも見どころの一つである本作。有澤は「稽古場でやってきたことを信じて、自信を持って極上のファンタジー・アクションを全力で届けたい。ド派手になっていますので、楽しみにしてもらえたら嬉しいです」と力強く語る。さらに、主人公・メリオダスを演じる納谷について「健の人間離れしたアクションには注目してもらいたい。原作でもメリオダスの圧倒的な強さにはとても惹かれるものがありましたが、それを唯一、人間として見せられるのは健だと思う」と絶賛。また、有澤自身、抜群のプロポーションを存分に発揮し、舞台上で肉体美を披露しており、「僕自身も体を張ってバンを演じているので、そこにも注目してもらえたら!」と呼びかけた。
身長915cmという巨人族の少女・ディアンヌを演じる長谷川は「舞台化するとなったとき、みなさんディアンヌちゃんの身長が気になったと思うんです。私もぶっちゃけ最初は心配なところもあったんですが、劇場に入って実際にやってみて、"なるほど"って思いました。みなさんにも"こういう演出か!"というのをぜひ感じてほしいです」とコメント。斎藤は「キングは心の葛藤が多いキャラクター。彼の心情の動きなどを見てもらえたら嬉しいです」と話し、隣にいたディアンヌの衣装について「ディアンヌの服はキングがプレゼントしたという設定なんですが、素材が同じなんです。そういう細かいところも見てもらえたら」と語った。
北村は「今回の話の中では(ゴウセルは)一番最後に仲間になるので、冷静にみんなのことを見ていて。もともと原作のキャラも個性的なんですが、役者自身もみんなすごく個性的。それが1人ひとり合っていて、いい色を出していて、舞台上で化学反応が起こっている。いろんな色を楽しんでいただけたら」と吐露。榊原は「短い稽古期間の中で積み上げてきたものがあるし、みなさんがすごく芸達者なんだなと感じました」と語り、「見ての通り、ビジュアルが異常な完成度を誇ってますので、このビジュアルに負けないように、人間の体現としてみなさまにお届けできたら」とコメント。
本作の脚本・演出をてがける毛利は「(舞台化が)発表されたとき"舞台化できるか?"と、散々声が上がったのを昨日のことのように覚えていて。それをスタッフとキャスト全員の力で実現し、"ここまで形になるのか"と自信を持てる作品になったと思います。お客様を虜にする、罪深い作品ができたんじゃないかなと思っております」と胸を張り、「コレが形になったらすごいぞ、日本で一番のショーができるぞって本当に確信しております。とにかく楽しみに来ていただけたらなと。ご期待ください」と期待を煽った。
最後に納谷は「いろんなチャレンジをして、ぶつかって殻を破って挑んできたものなので、そこにも一つ輝きがあると思います。毛利さんの旗のもとみんなで作ってきましたが、人間が一丸となったときの輝きを演劇という形で感じ取ってていただいて、『七つの大罪』という作品の魅力がより伝わればいいなと思います」と改めて意気込みを語った。
「劇場版 七つの大罪 天空の囚われ人」公開記念「七つの大罪 The STAGE」は、8月3日(金)〜12日(日)天王洲 銀河劇場にて上演。その後、8月18日(土)〜20日(月)まで梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティにて上演される。
(c)鈴木央・講談社/「七つの大罪 The STAGE」製作委員会