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2018/05/01 21:06
ミュージカル『薄桜鬼 志譚』土方歳三 篇、シリーズ初となる明治座での特別公演を上演
シリーズ累計100万本を超える大人気ゲームを原作とした、ミュージカル『薄桜鬼 志譚』土方歳三 篇。4月21日(土)を皮切りに神戸公演で開幕し、東京は4月28日(土)から本日5月1日(火)まで、ミュージカル『薄桜鬼』シリーズ初となる明治座での特別公演を開催。花道を効果的に使った明治座ならではの新しい演出などが加わった、明治座特別公演の舞台写真と、先だって行われた囲み会見でのキャストコメントが到着した。
2012年3月にサンシャイン劇場にて、第一弾となるミュージカル『薄桜鬼』斎藤 一 篇を上演して以降、同シリーズは、若手実力派俳優陣の熱い演技と、原作を忠実に再現した熱く切ない物語に多くの賞賛が寄せられ、「殺陣×ダンス×歌」が融合した和物ミュージカルとして人気を博している。そして、2018年4月、幕末を駆け抜けた新選組の志の物語の意味を込め、新たに、ミュージカル『薄桜鬼 志譚』として第2シーズンが始動。
脚本は毛利亘宏が手がけた2013年上演の「土方歳三 篇」を使用しつつ、演出にはAND ENDLESS主宰の西田大輔を迎え、土方歳三を演じる主演の和田雅成をはじめ、土方と対峙する“鬼”の風間千景役には中河内雅貴のほか、ヒロインの雪村千鶴役に新進気鋭の若手女優・森 莉那など、新キャストたちを起用しつつ、続投となる山南敬助役の輝馬、斎藤一役の納谷健、近藤勇役の井俣太良など、個性豊かなキャストたちが集結。同公演の最終日である5月1日(火)には、「大千秋楽ライブ・ビューイング」が全国の映画館にて開催された。
なお、5月6日(日)にはニコニコ生放送にて、明治座特別公演の“最速ディレイ放送”(20:00開演)が決定。8月29日(水)にはBlu-ray & DVD が発売される。
キャストコメントは以下の通り。
【土方歳三 役・和田雅成】
今回から『志譚』として新しく生まれ変わり、演出が毛利亘宏さんから西田大輔さんになりましたが、西田さんは稽古中から僕たちに「新しい風を吹かそう」とよく言ってくださいました。言葉だけではなく、実際に「新しい風を吹かす」ためにどれだけのことをしなくてはいけないかというのも全力で伝えてくれて、そのお陰でみんなの中に“新しいものを作ろう”という想いが強くなったと思います。初日のカーテンコールではみんながいい笑顔で「あぁ、新しいミュージカル『薄桜鬼』が生み出せたんじゃないかな」と思いました。明治座という場所に立てるのは役者として本当に幸せなことだと思います。でも、その一方で僕たちにできることは、どの劇場でも変わらないとも思います。僕たちはただその役を、その世界を全力で生きることだけだと思うので、そこは変わらずに、このミュージカル『薄桜鬼』という世界の魅力をみなさまにしっかりお伝えできたらなと思います。
【風間千景 役・中河内雅貴】
僕は久しぶりの「2.5次元舞台」ですが、こんなにも多くのお客様に支えられて舞台に立てるという喜びを改めて実感しました。明治座での公演が始まりますが、僕自身舞台役者として由緒正しい歴史ある劇場で公演できることをとても幸せに思います。また、それと同時に2.5次元舞台をこういった劇場でできるということは新たな風になると思いますし、明治座や普段「2.5次元舞台」を見ない明治座に来ているお客様に「あ、こういう若い役者たちが頑張ってる楽しい舞台があるんだ」ということを知って欲しいです。未熟者ではありますが、精一杯いろいろなお客様にこの作品の素晴らしさをお届けできたらと思います。
【沖田総司 役:山ア晶吾】
神戸公演を終えて、本当にこのミュージカル『薄桜鬼』という作品が愛されているんだなということを改めて感じました。僕は今作から新しく入ったキャストなので、長く続いているこのミュージカル『薄桜鬼』という作品の中でこれまでたくさんの方が繋いでくれたバトンをしっかりと受け取り、いいところは引き継ぎ、新しくできるところは新しくしていこうという気持ちでやってきました。今回明治座で公演ができるということですが、僕らは役者として実際にやることは変わらないと思うので、変に特別視せず明治座での公演も神戸公演と同じ気持ちでしっかり頑張りたいなと思います。
【斎藤一 役:納谷健】
僕は前作からミュージカル『薄桜鬼』に関わらせていただき、今回が2作目となります。前回は僕も新しい風を吹かそうという気持ちで参加しましたが、今回は『志譚』として全体が新しく生まれ変わるということで、今回は前回とは逆で今までの「薄ミュ」を引き継ぐ役目として、架け橋となるように努めてきました。神戸公演のカーテンコールでは、新しくはなったけれど、これまでのミュージカル『薄桜鬼』の魅力もきちんとと引き継がれている、生まれ変わった、ミュージカル『薄桜鬼 志譚』をお客様に楽しんでいただけたということをすごく感じることができました。これから明治座での公演が始まりますが、普段明治座に立っている俳優さんや、作品をリスペクトしつつ、次につながるいいスタートになるような公演にしていきたいなと思います。
【近藤勇 役・井俣太良】
僕は今作でシリーズ10作目の出演になるので、どうしても最初は「この作品をしっかり守っていこう」という想いがありました。やはりこれまでみんなが作ってきたものが素晴らしかったし、それを引き継いでいかなきゃならない、という使命感みたいなものがありました。でも、そんな中で西田さんが、“これまでのミュージカル『薄桜鬼』をぶっ壊す”という切り口で演出をして下さり、その中で「ひとつの作品をいろいろな切り口から見ることができるんだ」と思いました。新しい挑戦をすることは演者として非常に楽しいですし、その僕らの「たぎり」みたいなものが舞台にも出ていると確信しております。明治座での公演は、僕からすると「あのミュージカル『薄桜鬼』が明治座に!?」という気持ちです(笑)。でも今回の西田さんが作り出したミュージカル『薄桜鬼 志譚』はとても明治座にもぴったりなものになってるので、ぜひ期待してて欲しいです。
(C)アイディアファクトリー・デザインファクトリー/ミュージカル『薄桜鬼』製作委員会