仮面女子かんさつ記 Vol.13 | Deview-デビュー
アイドルの命である顔を仮面で隠し、秋葉原の常設劇場『P.A.R.M.S』で1年365日連日ライブを行う“最強の地下アイドル”仮面女子。幾多のオーディションで涙を飲んできたメンバーたちが、この場所で全力を振り絞り、オリコン週間1位、地上波冠番組とチャンスをつかみとってきた。夢のさいたまスーパーアリーナワンマンは11月23日! Deviewは彼女たちの奮闘を「観察」し続ける!
年中無休でライブする仮面女子の毎日には事件がいっぱい☆
悲願のさいたまスーパーアリーナ単独公演大成功
「かなわない夢は絶対にないと仮面女子が証明します」
 最強の地下アイドルが、ついに念願のさいたまスーパーアリーナで単独公演『地球のおへそ』を開催! 全20曲、全力のパフォーマンスを繰り広げ、大舞台を務め上げた仮面女子。リーダーの桜のどかは「かなわない夢は絶対にありません。私たち仮面女子が必ずこれからもそれを証明してみせます!」と大観衆に宣言!
 昨年の10月、Zepp Tokyoで発表された、地下アイドルとしては前代未聞、無謀とも言えるさいたまスーパーアリーナ単独公演。しかし仮面女子は、今年1月リリースのシングル『元気種☆』でオリコンウィークリーチャート首位を獲得し、テレビに冠番組を持ち、さまざまなコラボを展開し、国内各地や海外でライブを行ない…とまさしく八面六臂の活躍を見せた。その一方で、秋葉原にある常設劇場P.A.R.M.S(パームス)でのライブも365日欠かさず続けてきた。着実に知名度は上がり、ファンも増えていったこの1年の集大成――。いや、所属事務所のアリス・プロジェクトが設立されて初期メンバーが加入したときから現在までの集大成が、このさいたまスーパーアリーナでのワンマンなのである。そして、いよいよ「地球のおへそ」と題された仮面女子の大一番の日が訪れた。
 開演前には大きなステージを見下ろすようにホッケーマスクの男の顔が映し出され、全国各地から集まったファンたちの期待感がアリーナに充満していた。まず、オープニングアクトとして、吹奏楽経験者である桜のどか、月野もあ、窪田美沙の3人が楽器を持ち、葛飾総合高校吹奏楽部と演奏で共演。続いて、未来の仮面女子である『仮面女子候補生』たちがフレッシュな歌声を披露した。
 その後同会場で行われた『次世代読モコンテスト』というファッションショーには、メンバーの黒瀬サラと澤田リサがランウェイに登場、大会場でのモデルウォーキングの夢を叶える。そしてついにメインイベントの仮面女子ライブへ。元気よくステージ上に飛び出してきた18名のメンバーは、いきなり最大のヒット曲『元気種☆』で会場の熱をグッと引き上げる。会場中央の星型のセンターステージを使っての、過去最大のパフォーマンス。川村虹花の「地下アイドルがここまで来たぞー!」という叫びは、メンバーのみならず、会場にいるすべての人が抱いていた思いを代弁していた。
 そして、この日のために用意された「リップルライト」がライブをさらに盛りたてる。リップルライトとはリストバンド型のLEDで、コンピューター制御によって全員のライトを自由自在に操り、色や光り方を変えられるのだ。リップルライトは入場口で配布され、観客全員が手首に装着。楽曲に合わせて客席全体がカラフルにまたたき、リードを取るメンバーのイメージカラーに変わったり、ステージ上のパフォーマンスと連動して明滅したりと、まるで光のショーのようだった。

 さいたまに向けて1年間磨き上げてきた仮面女子のパフォーマンスも、大会場に負けない力強さとエネルギーを発する。『アリス・イン・アンダーグラウンド』『全力エンジン』『超アドベンチャー』など、ハードなロックチューンからキュートでポップなコラボ楽曲まで全20曲を披露。振り付けの中にあるヘドバン(ヘッドバンギング)は仮面女子の代名詞でもあるが、この日は計測不能なほど何度も激しくヘドバンを繰り返した。
 この日パフォーマンスを初披露した新曲『散華(はらら)〜戦国の世に舞う百華の如し〜』では、メンバーの布を使ったしっとりした舞に合わせて火柱が上がる。その他の楽曲でも、サイン入りのハート吹雪が舞ったり、キャノン砲でテープが打ち出されたり、巨大スクリーンの映像とコラボしたりと、特効のオンパレード。そして仮面女子の代表曲『夏だね☆』では、不動のセンター・立花あんなが乗るゴムボートがアリーナのスタンディング席を半周。さいたまスーパーアリーナでも名物“ボート航海"をやり切った。
 また途中のMCでは、前夜からさいたまスーパーアリーナに泊まり込み、楽屋に布団を敷いてメンバーが雑魚寝して「川の字が6個できたよ」(森カノン)と裏話も公開。仮面女子のワンマンにかける思いの強さ、メンバーの結束の強さを物語るエピソードだ。リーダーとして仮面女子をまとめてきた桜のどかは、『大冒険☆』の曲中に感極まったように大きな瞳をうるませ、そして、アンコール前にはこんなスピーチをした。
「私たちは地下アイドルやアイドルの世界の人にだけではなくて、すべての人々に証明したいと思っています。私たち、階段を一歩一歩上るのは遅いけれども、夢をかなえつつあります! だから、今、夢を持っていても諦めそうになっている人がいたとしたら、『夢が見つけられない』って思っている人がいたとしたら、もっと自分に自信を持ってください。かなわない夢は絶対にありません。私たち仮面女子が必ずこれからもそれを証明してみせます!」

 観客がたった3人しかいないときもあった。心ない言葉を浴びせられて傷ついたことは数えきれないほどある。それでも、歯を食いしばってアイドル界の階段を上がってきた。大手事務所のオーディションに落とされた少女たちが、今、さいたまスーパーアリーナに立っている。

――自分を信じて進んでいけば、必ず夢はかなう。

 そんな胸を打つリーダーのメッセージの後、アンコールとしてすべてを出し切るかのように『全開☆ヒーロー』を歌った。夢のワンマンライブは大成功に終わった。とはいえ、仮面女子はまだまだこれからも夢の階段を上り続ける。決して立ち止まらない。目指すは、地下アイドルのままアイドル界の頂点に立つ『国民的地下アイドル』だ!
仮面女子とは?
アリスプロジェクトに所属する“最強の地下アイドル”〈アリス十番/スチームガールズ/アーマーガールズ〉がコラボレーションした超大型ユニット。
異形とも言えるホッケーマスクをかぶったアキバ系アイドル集団。
芸能界に居場所が無くなった【選ばれなかった者達】が集まり、顔を隠すことで個人のアイデンティティを捨て、代償に群れとしての強烈なアイデンティティ手に入れた。
自らを地下アイドルと名乗り、ライブ本数は年間1000本を超え現在アキバ系アイドル最強の名を欲しいままにしている。
▼現在新しい仲間を募集中!! 仮面女子新ユニット1期生アイドルオーディション
〜ライブを軸に様々なメディアに活動の場を拡大中〜

★2015年11月23日(月・祝)仮面女子ワンマン
さいたまスーパーアリーナ!
http://www.alice-project.biz/special/fc

★キャパ400名以上、アイドル業界最大級
秋葉原の常設劇場P.A.R.M.Sで365日毎日ライブ公演中!
http://www.alice-project.biz/parms

★地上波冠番組

TOKYO MX 毎週金曜25:35〜25:40
『やりきり!仮面女子 天下取るなら、イッちゃって!』
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