仮面女子かんさつ記 Vol.12 | Deview-デビュー
アイドルの命である顔を仮面で隠し、秋葉原の常設劇場『P.A.R.M.S』で1年365日連日ライブを行う“最強の地下アイドル”仮面女子。幾多のオーディションで涙を飲んできたメンバーたちが、この場所で全力を振り絞り、オリコン週間1位、地上波冠番組とチャンスをつかみとってきた。夢のさいたまスーパーアリーナワンマンは11月23日! Deviewは彼女たちの奮闘を「観察」し続ける!
年中無休でライブする仮面女子の毎日には事件がいっぱい☆
11.23 さいたまスーパーアリーナワンマン直前
仮面女子『意気込み座談会』〈後編〉

さいたまスーパーアリーナワンマン直前
仮面女子『意気込み座談会』〈前編〉はこちら。

−−いよいよ11月23日の仮面女子ワンマンライブ「地球のおへそ」が目前になりましたね! さいたまスーパーアリーナという大きな舞台で“最強の地下アイドル"仮面女子の皆さんがどんなパフォーマンスを見せてくれるのか、本当に楽しみです。さて、前回の対談に続き、6名のメンバーにお話をお聞きします。1年前のZepp東京ワンマンから現在まで、いろいろな活動をされてきて、一番印象的だったことは何ですか?
立花あんな(以下、立花)「私は海外でライブをしたことが一番記憶に残っています。インドネシアと香港、上海に行ったんですけど、それまでは国内のことしか頭にありませんでした。でも、海外でライブをしたり、メディアに出させていただいたりするうちに、“そうだ、さいたまスーパーアリーナには海外の方にも来てもらおう!”という気持ちになりました」
−−海外のファンはいかがでしたか?
立花「初めて行く国なのに、思った以上にお客さんが会いにきてくれて、“こんな遠いところにもファンがいてくれるんだ”と嬉しくなりましたし、視野も広がりました」
森カノン(以下、森)「私は北海道でのライブです。私は北海道出身なんですけど、これまでの5年間の地下アイドル生活で一度も地元でのライブをしたことがなかったので、“いつか凱旋ライブを…”という夢がずっとありました。それが叶ったことが本当に嬉しくて。会場にはお花が届いていたり、普段は秋葉原の常設劇場パームスまで来られないというファンの方が集まってくれたり、両親にも晴れ姿を見てもらえたり…。すごく温かかったですね」
楠木まゆ(以下、楠)「私はアーマーガールズのメンバーでもあるんですけど、アーマーガールズとして経験する初めてのワンマンライブが、パームスでも都内のライブハウスでもなく、まさかの大阪でした! メンバーはすごく気合が入っていて、来場者にサイン入りのサイリウムをプレゼントしたり、○×クイズで最後に残った人に色紙をプレゼントしたり。泊まったホテルで夜中までいろんなアイデアを考えてやってみたんですけど、おかげで大成功を収めることができました。今まで、アーマーガールズで仮面女子の曲をやるとカッコよくないと言われることが多くてヘコんでいたんですけど、初めて“アリス十番を見ているみたいだった”と言われてすごく嬉しかったです。まだまだ未熟ながら、自分たちの成長を感じられるライブでした」
−−さいたまスーパーアリーナでもその成長を披露していただけると思います。では、リーダーの桜のどかさん、そのワンマンライブ「地球のおへそ」ではどんなすごいことが企画されているのか、言える範囲で教えていただけますか?
桜のどか(以下、桜)「私は仮面女子を代表して、ずっとスタッフさんたちとミーティングを重ねてきました。さいたまスーパーアリーナでは仮面女子として今までやってきたことの集大成を出し切りたいですし、お客さんが“えっ、こんなことを!?”と必ず驚く演出を考えています。たとえば、私のリクエストを採用してもらったんですけど、お客さん全員にブレスレット型のサイリウムをつけていただいて、それが広い場内で光の絵柄になる…という」
−−規模の大きい会場だからこその演出、楽しみですね。
「私とあんなちゃんでイベントの展示会をいろいろ回って、皆さんに楽しんでいただけるような演出を探してきました。私たちがやりたかったことを詰め込んでお届けするので、ぜひ楽しみにしていただきたいです。それと、演出面だけではなく、仮面女子が11月23日に賭けるパワーをぜひ見ていただきたいです。たぶんメンバーの全身から湯気が出ているんじゃないかっていうくらいのパフォーマンスをお見せします」

森カノン/1990年2月11日生まれ。北海道出身。

桜のどか/1990年8月12日生まれ。京都府出身。
−−他の皆さんも、それぞれワンマンライブの注目ポイントを教えてください。
「すごい個人的なことなんですけど、『LOVE is ALL』という曲では、まかり間違って私が落ちサビを歌っちゃっているので、ぜひ私に注目してください(笑)。仮面女子の曲の落ちサビはセンターのあんなちゃんがほとんど歌っているんですけど、『LOVE is ALL』だけはファン投票で私が歌わせていただいているんです。仮面女子としても、チケット代3千円が安く感じるくらいのすごいライブをお見せしたいと思っています」
立花「私は、お客さんが“人生で一番楽しかった”と言ってくれるくらいの日にしたいと思っています。仮面女子のファンの方たちは何千回と私たちの楽曲を聴いてくれていると思うんですけど、さいたまスーパーアリーナでは、まるで全部が新曲のように新鮮に聴いてもらえると思います。『夏だね☆』のボート航海(立花あんながゴムボートに乗り、神輿のように客席の上を移動する)もどうなるのか、乞うご期待です」
黒瀬サラ(以下、黒瀬)「私たちのような地下アイドルがさいたまスーパーアリーナのステージに立てるのは夢のようなことです。“地下アイドルでも、ここまですごいライブをするんだぞ!”というところをたくさんの方にお見せしたいです。“大したことないんじゃないの?”と思っている方もいるかもしれませんけど、ちょっとでも気になった方はぜひ来てみていただきたいです」
「騙されたと思って来てください」
「さいたまスーパーアリーナまで来てもらえたら、もうこっちのもんなので(笑)」
百瀬ひとみ(以下、百瀬)「私が仮面女子に昇格したのは最近なんですけど、新人っぽさを出さず、立派に仮面女子の一員としてパフォーマンスをしたいと思っています。そして、お客さんに“あっという間だった”“もっと見たかった”と言ってもらえるくらいのライブにしたいです」
楠木「私は仮面女子に昇格する前、ずっと先輩たちのライブを客席の上から眺めながら、“カッコいいなぁ”と思っていました。今度は私も仮面女子の一人なので、お客さんに“カッコいい”と思っていただけるように頑張りたいです。“11月23日が忘れられない日になった”と言ってもらえたら嬉しいです。あと、さいたまスーパーアリーナは私が大好きなももいろクローバーZさんがよくライブをしている会場なので、仮面女子としてさいたまスーパーアリーナに立てることと、ももクロさんと同じ場所でライブができること、という2つの夢がかなうので幸せです!」
立花「まゆちゃんは仮面女子に昇格が決まったときの第一声が“えっ、さいたまスーパーアリーナに立てるの!?”だったんですよ。仮面女子になれることより、そっちのほうが先だったっていう(笑)」
楠木「確かに、言いました(笑)」

立花あんな/1992年2月29日生まれ。東京都出身。

黒瀬サラ/1996年8月6日生まれ。埼玉県出身。
−−11月23日が本当に楽しみですが、気になるのは、その後です。少し気が早いですが、前回もZepp東京でさいたまスーパーアリーナワンマンが発表されるというサプライズがありました。今回も…?
「それはもう、ものすごい展開が待っているんですよ(笑)!」
立花「何かあるらしいんですけど、発表まではリーダーしか知らないんですよ」
−−いったい何があるんでしょうか?
「さいたまスーパーアリーナは大きな大きな夢のステージ。でも、仮面女子にとって、そこは最終ゴールではなく、通過点なんです。今ははっきり言えませんが、さいたまスーパーアリーナの向こうに待っているのは、さらに大きいものです。さいたまスーパーアリーナに全力を尽くした後、翌日からもう私たちは次の目標に向けて走り出します!」
−−仮面女子は止まらないんですね。メンバーの皆さんもその新しい目標の発表には期待半分、不安半分ではないでしょうか?
百瀬「言葉が出なくなってしまいました。いったい何があるのかなって…」
立花「海外のメンバーが入ったり?」
全員「えーっ!?」
「そうそう、もう発表になっていますけど、大阪を拠点とした『仮面女子候補生:WEST』ができるんです。日本中で仮面女子の名前を知らない人はいないんじゃないか、というくらい大きくしていきたいです」

楠木まゆ/1992年10月13日生まれ。東京都出身。

百瀬ひとみ/1996年3月10日生まれ。大分県出身。
−−皆さんにとっての仮面女子とは? おひとりずつお聞かせください。
楠木「夢です。仮面女子になることも、さいたまスーパーアリーナのステージに立つことも夢でした。それが今度かないます。私はまだ海外でのライブをしたことがないので、その夢もかなえたいです」
百瀬「言い方が難しいんですけど、人生で一番の記憶…です。後で思い返したとき、『あのころが一番盛り上がっていたな』と思えるような時間です」
黒瀬「自分が変われる場所です。性格的にずっと人前に出るのが苦手でした。でも、仮面女子を通じてたくさんの方に見てもらえることが増えて、だんだん人前に立つのが好きになってきました。これからも仮面女子の中でもっと変わっていきたいです」
立花「仮面女子はアイドルの枠にとらわれない独立したジャンルになるくらいのエンタテインメント集団だと思っていますし、皆さんにそう思ってもらえるように頑張りたいです」
「仮面女子は、森カノンのすべてです。5年間も地下アイドルを続けるって相当なもんですよ(笑)。消えていく地下アイドルはたくさんありますけど、仮面女子はまだまだ活躍できると思います」
−−では、最後にリーダーに締めていただきましょう。
「はい。私のこれまでの人生は、仮面女子に出会うためのものだったと思います」
全員「お〜!」
「そして、これからの人生は仮面女子を育てるためのものだと思っています。いずれは私も仮面女子ではなくなるときも来ると思いますけど、ずっと関わっていきたいですね。なので、私にとっての仮面女子は『運命共同体』です(笑)」
「…と言いながら、ずーっと仮面女子に残り続けると思います。WESTができて、統括リーダーにもなるので」
「ともかく、11月23日のさいたまスーパーアリーナ、『地球のおへそ』というタイトルのとおり地球上で一番ホットな場所にしたいと思います。全メンバーが人生を賭けて臨みますし、必ずお客さんを楽しませ、感動させたいです。この記事を読んでくださっている皆さん、ぜひ私たちに観にきてください!」
撮影/厚地健太郎 取材・文/小沢康弘
profile
仮面女子●ホッケーマスクがトレードマークの“最強の地下アイドル"。秋葉原の常設劇場P.A.R.M.S(パームス)で1年365日ライブを行う。アリス十番、スチームガールズ、アーマーガールズが合体した大型ユニット。2015年1月1日にリリースしたシングル『元気種☆』は、オリコン史上初となるインディーズ女性アーティストによる週間第1位を獲得。テレビ番組『なりきり!仮面女子』(TOKYO MX)も好評放送中。アリス・プロジェクト所属。
http://www.alice-project.biz/kamenjoshi
仮面女子とは?
アリスプロジェクトに所属する“最強の地下アイドル”〈アリス十番/スチームガールズ/アーマーガールズ〉がコラボレーションした超大型ユニット。
異形とも言えるホッケーマスクをかぶったアキバ系アイドル集団。
芸能界に居場所が無くなった【選ばれなかった者達】が集まり、顔を隠すことで個人のアイデンティティを捨て、代償に群れとしての強烈なアイデンティティ手に入れた。
自らを地下アイドルと名乗り、ライブ本数は年間1000本を超え現在アキバ系アイドル最強の名を欲しいままにしている。
▼現在新しい仲間を募集中!! 仮面女子新ユニット1期生アイドルオーディション
〜ライブを軸に様々なメディアに活動の場を拡大中〜

★2015年11月23日(月・祝)仮面女子ワンマン
さいたまスーパーアリーナ!
http://www.alice-project.biz/special/fc

★キャパ400名以上、アイドル業界最大級
秋葉原の常設劇場P.A.R.M.Sで365日毎日ライブ公演中!
http://www.alice-project.biz/parms

★地上波冠番組

TOKYO MX 毎週金曜25:35〜25:40
『やりきり!仮面女子 天下取るなら、イッちゃって!』
http://www.alice-project.biz/dailyalice/tube?id=11

★業界初!毎日更新ドキュメンタリー『地下アイドル〜純血〜』
http://www.alice-project.biz/dailyalice

★連載コミック配信中
『仮面女子 スチームガンズ・ガール』
http://comic-walker.com/news/detail/337/

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