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2018/11/24 20:49
志尊淳、大活躍の1年を振り返る 今年のクリスマスプレゼントは「ちょっとした休みがほしい」と本音をポロリ
俳優の志尊淳が24日、都内にてセカンド写真集『23』の発売記念イベントを行った。
4年ぶりとなる写真集発売について、志尊は「自分の写真だけで1冊が完成するものに対して疑念を抱いていた部分があって、写真集を出すこと自体に抵抗があった」と明かしつつ、「でも、今回は『やりたいことをやらせてあげる』と言われて。半分セリフプロデュースという形で、衣装やロケーション、写真のレイアウトだったり、いろんな構成にも携わらせていただいて。そういった意味では、ファースト写真集とはまったく違うアプローチで、役者として携わることができたなって思います」とコメント。
また、この4年間での変化については、「自分自身変わったなっていうことはそんなにないけど、周りの環境がすごく変わったなって思います」と述べ、「いろいろなお仕事に携わらせていただいたり、4年前よりたくさんの方に認知していただいたなという実感もありつつ、今まで以上に責任を持ってやっていかないといけないなという部分では変わったなって思います」と吐露。
今回の写真集は、志尊にとって初めてのハワイが舞台となっており、初挑戦のサーフィンや大自然に囲まれてのリラックスした表情、これまでにない男らしい色気をまとった夜のダウンタウンなど、23歳の等身大の素顔をたっぷりと収めた1冊となっている。
ハワイをロケ地に決めた理由を、「どこの国に行くかというこだわりはそこまでなかったんですが、ハワイは今まで行ったことがなかったので」と説明しながら、「その中でハワイの有名なロケーションというよりは、地元の人たちだから知っているようなロケーションをたくさん集めていただいて、いろんな空気を感じることができました」と振り返る。印象に残っていることについては、ハワイで車の運転をしたことについて触れ、「交通ルールも全然違う中で、自分で車を運転してロケ現場まで行ったりして。怖かったけど、いつもと違う街並みを感じながら運転できたのは楽しかったです」と笑顔で語った。
海外旅行に行くとき、必ずダウンタウンに訪れるという志尊は、お気に入りカットについても、ダウンタウンで撮影された1枚を選択。「ダウンタウンは治安が悪いと言われたりもしますが、その町の生活感や土地を感じられる場所だと思っていて」と述べ、「昼間に行ったときに、夜の風景がどのように変わるのか気になって、夜も行かせてもらったら、まったく違う街並みになっていて。その街並みの空気に合わたスタイリングもしていただいて、対極になる写真が撮れたかなと思った」と明かす。
今年、連続テレビ小説『半分、青い。』のボクテ役をはじめ、『女子的生活』、『トドメの接吻』、『ドルメンX』、映画『走れ!T校バスケット部』など、話題作への出演が続いた志尊。1年を振り返って、「『責任』という言葉をすごく感じた1年だった」と打ち明け、「性的マイノリティと言われる役柄を演じるにあたって、表現者として発信の責任を持つことであったり、主演作を何本かやらせていただいて、主演だからこその佇まいやそこに発生する責任、そしていろんな人に支えてもらっているっていうのを感じて。常に"責任"という言葉を考えていたなと感じます」としみじみ。
多忙だったという今年は休日の過ごし方にも変化があったそうで、「今、本当に趣味がないので、外に出歩くことがなくて……。今まではアウトドアだったんですが、今年は休みの日は家にこもるようになって。時間の使い方が変わったなって思います」と語る。そして、デビュー8年目となる来年については「自分自身、仕事に対する取組み方は変えずに、”来年どうなるか"というのを楽しめたらいいなと思います」と笑顔を見せた。
また、あと1ヵ月でクリスマスだが「仕事が入ってます。この仕事をやっていると、クリスマスとか正月、ハロウィンとかは忘れて通り過ぎていく感じ」と苦笑い。しかし子供の頃はサンタクロースからのプレゼントを楽しみしていたと明かし、小6のときにカミングアウトされるまで、サンタクロースの存在を信じていたという。「プレゼントが届くから、それまでは信じていました。疑う心を持つより、信じて希望したプレゼントがくればいいなって思っていました」と吐露。さらに「今年欲しいプレゼントは?」という問いには、「なんだろうな〜」と悩みつつも、「ちょっとした休みが欲しいです」と、多忙が故の本音を漏らしていた。
最後に、「今回の写真集では、23歳だからこそ表現できるものを意識して、そして仕事というのを忘れて、普段の志尊淳という姿をたくさんの方にみていただけたらなという想いで出させていただきました」と述べ、「日ごろ応援してくださっている方にいろんな姿をお見せできればと思って作らせていただいた作品なので、もし気になったら手に取っていただけると嬉しいです」とアピールし、囲み取材を締めた。