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2018/11/02 21:51

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前山剛久、”夢”をテーマにした念願の1st写真集を発売 「歌でも表現できる俳優になりたい」と願望明かす

1st写真集「Dream of me.」の発売イベントを行った前山剛久(C)Deview
1st写真集「Dream of me.」の発売イベントを行った前山剛久(C)Deview

 舞台『刀剣乱舞』や『あんさんぶるスターズ!オン・ステージ』などの2.5次元舞台を中心に活躍中の俳優・前山剛久が1日、都内にて1st写真集「Dream of me.」の発売イベントを開催した。

 今作では、企画の原案からスタイリングイメージ、ロケ地、ページネーションに至るまで、前山自身が監修。写真集では、等身大の前山の姿はもちろん、艶やかな和装や映画のワンシーンのようなスーツ姿、かわいらしいプレッピースタイルなど、さまざまなテイストに華麗に変化し、圧倒的な世界観を持った写真の数々を収録。さらに、ロングインタビューでは、自身の生い立ちについて深く掘り下げるとともに、芸能界の門戸を叩いた時から今までの挫折や苦悩、転機など、これまでの自分自身と、これからの目標や理想などを語っている。

 "夢"をテーマに、自身の俳優という、“人に夢を与える職業”という点から発意し、「夢の中でいろんな自分に出会う」というストーリー仕立てとなっている本作。前山は「役者自身、夢を与える職業だということと、みなさんにも夢をもらっているなという思いが強かったので、夢というのをテーマにしました」と述べ、「チャプターを分けて、衣装やロケ地にもこだわって、それぞれまったく違う写真を使うことによって、物語のように楽しめる作品を目指して作りました」とコメント。

 完成した作品を手にとり、「写真集の質感や、読んだあとに見返すとまた発見があったりして楽しめるようにと、細部にまでこだわって作ったんですが、自分の理想の写真集ができたなと思っています」と笑顔を見せる。完全セルフプロデュースにこだわった点についても「自分よがりになって、見てくれる人を置き去りにしてしまうのは嫌だったので、『これって、どうですか?』ってディスカッションすることを心がけました」と話し、「周りとディスカッションしてどう作っていくかというのはすごく悩みましたけど、完成したものを見て、みんなと話し合って良かったなって感じました」と満足げな表情で語った。

 お気に入りカットについては、白いパジャマを着た前山の顔や服が汚れているカットをチョイス。「白いパジャマで夢に入るというのを最初にこの写真集の企画で考えて。夢に入った自分がいろんな自分に出会って、汚れていってしまったというのを表現しました」と明かし、「汚れに対しても『これぐらい顔を汚してみよう』『服もこのくらい汚してみよう』という風に、その場でも考えて、スタッフさんと一緒になって作り上げていって。そのこだわりが出ているショットなので選びました」と説明。

 さらに「撮影で印象に残っていること」を聞かれると、「白いパジャマで海に入るという撮影があって。周りのスタッフさんは、足だけ海に入るっていうイメージだったみたいなんですが、海に入っているうちに足だけでは意味ないなと思って、その場のノリで思いきって全部浸かって撮影しまして……。衣装さんもメイクさんも困ってました(苦笑)」と撮影を振り返った。

  ロケ地を東京近郊にした理由については、「聖地巡礼を絶対できるようにしたかった」と明かした前山。「舞台の本番は東京でやることが多いので、舞台を観たあとに(ファンのみなさんが)『じゃあ、あの写真集の場所に行ってみよう!』ってなるような、行きやすい場所というのを意識して、あえて東京近辺でロケ地を選びました」とこだわりを明かす。

 この日は、黒で統一したクールな衣装で登場した前山。イベント初日ということもあり「カッチリしたいなと思って、黒のセットアップでオーダーして自分で決めました」とコメントし、「写真集の表紙が白い衣装なので、そことの対比で黒にしました」と、この日の衣装についてのこだわりも披露した。

 イベントでのファンとの触れあいについては「応援してくださっているみなさんに直接お会いできる機会って少ないので、自分にとってはすごく貴重な3日間なんです。なので、しっかりと感謝を伝えられるイベントにしたいなと思います」と意気込む。

 また、4日は地元・大阪でもイベントを開催するということで、「大阪でのイベントでは、家族にも会えるので、自信を持って(写真集を)見せたいと思います。親にも見せたいし、おじいちゃん・おばあちゃんにも見せたい」と声を弾ませ、けっこうおじいちゃん・おばあちゃんが厳しい家庭で育ったんですけど、そういうことも写真集の中で話していたりするので、ぜひインタビューも楽しんでもらえたら」とアピールした。

 写真集のタイトルにちなみ、今後の目標を尋ねられると「歌でも表現できる俳優になりたい」とコメント。アイドルに憧れたことがきっかけで、芸能界を目指すことになったという前山は、「今の事務所に入ったのもアイドルになれるということで、オーディションを受けたんですが、実際にはそのオーディションには受からず……。でも、その後、『役者はどうだ?』と言ってくださたことが、役者を始めるきっかけになりました」とデビュー当時のエピソードを告白。

 さらに、「舞台の世界に入って、いろんな人と出会って、苦しいこともあったり、役者として成長できたなと感じていて。今やっとこの写真集を出せたことによって、自分の表現というものを一つ見つけられたなと感じています」と述べ、「だからこそ、憧れだった歌でも自分のことを表現したいなというのが一つの夢。いつかCDなんて出せたらいいなって思います」と目を輝かせた。

 また、これまでの役者人生を振り返り、「芸能界に憧れはありましたが、デビュー当時はすごく引っ込み思案でした。周りの先輩や後輩、スタッフさんなど、いろんな方に支えられて成長できたなという感じです」と思いの丈を語る。

 プライベートでは「ブロードウェイに行きたい」というのが夢だという。「一度はブロードウェイでお芝居を観て刺激を受けたい。役者としての表現を広げるということにも繋がるかなと。『glee』という海外ドラマが好きなんですけど、海外の音楽ってすごくステキだし、自分の私生活で取り入れられたら、またそれはCDを出すっていう夢にも近づけるかなと思って」とニッコリ。すると記者から「では、2冊目の写真集はブロードウェイで撮影ですね!」と言われ、前山は「そうですね!! 今、決定しました!」と満面の笑みを浮かべていた。

 最後に、「この写真集は自分一人の力では絶対に無理だったと思います。支えてくださったスタッフさんもそうですが、何よりも応援してくださるみなさんが支えてくださったおかげで写真集が出せたと思っています。これは自分一人の夢ではなくて、みんなの夢が叶ったというふうに僕は考えています」とファンへの感謝を述べ、「この写真集を読んで終わりではなくて、ここから一生に歩んでいこうという想いを込めて作ったので、みなさんにこの写真集を楽しんでもらって、さらにここから一緒に歩んでいけたら嬉しいです。ぜひ、これからもよろしくお願いします」と呼びかけた。

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  • カメラマンのリクエストで「夢をみている感じ」のポーズを披露する前山剛久(C)Deview

  

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