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2018/10/18 20:01
2.5次元舞台で注目を集める前山剛久、念願の1st写真集に込めた想いを吐露「何よりも大事にしたのはファンへの愛や感謝を返す気持ち」
舞台『刀剣乱舞』や『あんさんぶるスターズ!オン・ステージ』などの2.5次元舞台を中心に活躍中の俳優・前山剛久が、11月1日に待望の1st写真集「Dream of me.」を発売。"夢"というテーマのもと、"俳優=人に夢を与える職業"という点から「夢の中でいろんな自分に出会う」というストーリー仕立てになっている本作では、等身大の姿はもちろん、艶やかな和装や映画のワンシーンのようなスーツ姿、可愛らしいプレッピースタイルなど、さまざまなテイストに華麗に変化している。
オーディションサイト『Deview/デビュー』では、前山本人に、企画の原案からスタイリングイメージ、ロケ地、ページネーションに至るまで、前山自身が監修し、セルフプロデュースで実現した念願の写真集について語ってもらった。
【1st写真集「Dream of me.」/前山剛久インタビュー】
◆「何よりも大事にしたかったのは、応援してくださっているみなさまへの愛や感謝を返すという気持ち」
――念願のソロ写真集の発売が決まったときの率直な思いを教えてください。
【前山剛久】「“いつかソロの写真集を出したい”とずっと思っていたので、すごく嬉しかったです。もともと取材とかで写真を撮られることも大好きですし、写真集って、ページごとにいろんなシチュエーションやメイク、衣装、表情とかも違ってくるから、役者にとっていろんなことを表現できるチャンスでもあるなと。『ソロの写真集をやりたい』と言い続けて実現したことでもあるので、セルフプロデュースということにこだわってやりたいなと思って、いろいろと提案させてもらいました」
――念願だったからこそ、写真集の構想についてもいろいろと考えていた?
【前山剛久】「そうですね。2.5次元舞台とか、すでにあるキャラクターになりきって表現するのとはまた別で、前山剛久という一人の役者として、いろんな表現を写真集の中でやりたかった。なので、写真集を出すことが決まった瞬間、ページごとにここからここまではこんな風にしたいというのを書き出して提案させていただいて。それをもとにスタッフさんたちといろいろと話し合いながら、シチュエーションやロケ地、メイク、衣装などを決めていきました。写真集ってタイミングとかもあるし、自分はそういうのがなかなか巡ってこないな〜って、ちょっともどかしい思いをしていた時期もあったんですが、今思えば、いろいろと考えられるようになった今のタイミングで出せるっていうのは逆に良かったなと。役者としていろいろと経験を積んできたこのタイミングで出すことによって、いろんなことにこだわって作ることができたので」
――いろんなこだわりが詰まった1冊になったわけですね。
【前山剛久】「今回、作るときに何よりも大事にしたかったのは、応援してくださっているみなさまへの愛や感謝を返すという気持ち。長年応援してくださっている方はもちろん、最近僕を知ってくださった方々にも、いろんな発見があって楽しめる1冊になったと思います。あと、ただ写真集を見て楽しむだけじゃなく、ロケ地とかも出しているので、聖地巡礼じゃないけど、実際に行ってもらって同じロケ地で写真を撮ってもらったり、そういう楽しみ方もしてもらえたらと思っていて。僕自身もブログやTwitter、Instagramをやっていて、そこで繋がれる良さも感じているので、ロケ地を巡って撮った写真をSNSにアップしてもらったりすることで、共有していけたらいいなとも思っています」
――本作のテーマである“夢”というのも前山さん発案だったんですか?
【前山剛久】「はい。やっとソロの写真集出せるってなったときに、頭に思い浮かんだのが“夢”だったんです。写真集を出すことも夢だったし、俳優という仕事は“夢”を与える職業でもある。それに夢の中なら何にでもなれるし、それって俳優にリンクすることでもあると思って。夢というテーマであれば、自分の表現をいろいろと広げていけるなとも思ったんです。なので、素の自分から夢の中でいろんな役になっていく自分というのを表現しました。ただ写真を楽しむだけじゃなく、ストーリー仕立てにして物語を見ているように楽しんでもらえたらと。さらにこの1冊で“前山剛久”というパーソナルなこともわかるようにと試行錯誤しました。自分の表現の振り幅とかをもっと広く知ってもらえる機会でもあるなと思ったし、今までの僕の役者人生が詰まっているものになっていると思います」
――タイトルに込めた想いとは?
【前山剛久】「『Dream of me.』というのは、“私の夢を見てね”という意味でもあるし、“おやすみなさい”という意味にもとれる。これは僕の夢でもあり、みんなが見る夢でもあって。僕が眠りについて夢を見ているというストーリーになっているんですが、その中には読者のみなさんもいて、その夢を共有しているという感覚になったらいいなと。この前『あんステフェスティバル』で、大きな会場でライブをやらせていただいたときに、こんなに大きな会場でやれるっていうのは、支えてくれている人の愛があったからこそだし、みんなが夢を見てくれたからこそ、僕らもその夢を実現できたんだなってすごく実感したんです。“あんステ”は卒業しましたが、ここからがまた新たなスタートでもあると思っていて。写真集には、そこでつながった縁も含め、これまでのお仕事で出会った人、応援してくれている人、みなさんとの“縁”を絶やさずに行きたい、もっともっと夢を見続けたいという想いも詰まっています」
――写真集の発売に併せて、イベントの開催も決定しましたね。
【前山剛久】「ソロのイベントもずっとやりかたったことなので、やっとみんなに直接会って感謝を伝えられる機会ができてすごく嬉しいです。これまでも舞台やイベントでのハイタッチ会だったり、お見送り会だったり、グループとしてのイベントの経験はありましたが、ソロとしてのイベントはやったことがなかったので……。これまでも“こういうソロのイベントをやりたい”という企画書を考えては提案してきたけど、タイミングとかもあり、なかなか実現することができなくて。だからこそ、ソロのイベントをやれるということが自分の中ではすごく大きいことだし、めちゃくちゃ大事にしたい。自分の言葉でみんなへの感謝をもっともっと伝えたいし、来てくださるみなさんが楽しめるイベントにできたらと思っています」
――写真集でもファンの方への愛や感謝を返す気持ちを大事にされたということですが、やはりファンの方々からの応援は力になっていますか?
【前山剛久】「ファンのみなさんからのコメントやお手紙は本当に元気をもらえます。何回も読み返しちゃいますし、今はそれなしでは生きていけないっていうくらい、日々の活力になっています。そのくらい、みなさんにはパワーをもらっているので、その分僕もお返しをしたいなと。たとえば、舞台の演出とかでお客さんの近くに行ったりするときに、信じられないくらい喜んでくださったり、幸せそうな顔をしてくれているのを見ると、こっちもすごく嬉しいし、もっと頑張らないとなって思うんです。自分としても今回の写真集がステップアップになるというか、ここからがまた新たなスタートでもあるのかなと思っていて。ここからさらに自分の表現というものを広げていきたいし、そのスタートをみんなと一緒に切りたいなと」
――今年は途切れることなく、本当に様々な作品に出演した1年だったと思いますが、振り返ってどんな1年でしたか?
【前山剛久】「今年はあんステの公演(『あんさんぶるスターズ!オン・ステージ〜To the shining future〜』)から始まって、『御茶ノ水ロック』のドラマの撮影があり、その後に舞台公演があって、そこから舞台『刀剣乱舞』のロングラン公演、舞台『戦刻ナイトブラッド』、『歴タメLive』、『あんステフェスティバル』、朗読劇『ヘブンズ・レコード〜青空篇〜』、そして舞台の合間に写真集の撮影……と、本当にたくさんの作品をやらせていただいて。TwitterとかSNSを通して、知ってくださる人がだんだんと増えているなっていう感覚はありましたし、頑張った甲斐があったなって思います。自分としては本当にがむしゃらに、目の前の作品や役について考え続けてやり続けてきたという感覚で、自分はまだまだこれからだなと思える1年でした。これまでも転機になった出来事はいろいろとありますが、その中でも大きなターニングポイントになる年だったんじゃないかなと思います」
――では、最後にファンのみなさまへのメッセージをお願いします。
【前山剛久】「応援してくださっているみなさんとやってきたからこそ、見ることのできた夢の1冊ができたと思っています。だからこそ、この夢をここで終わらせたくないですし、新たなスタートへと繋がる1冊だとも思っています。物語を読むようにこの世界観に浸ってもらいたいし、お仕事や学校のこととかで悩んでいる人がいたら、癒しになれればいいなと。もちろん、受け取り方は自由ですが、この1冊を通して僕と大切な時間、そして夢を共有できたらと思うので、ぜひぜひ手に取って楽しんでもらえたら嬉しいです」
【プロフィール】
前山剛久(まえやま・たかひさ)●1991年2月7日生まれ、大阪府出身。ワタナベエンターテインメント所属。近年の主な出演作に、『あんさんぶるスターズ!オン・ステージ』シリーズ、映画『一礼して、キス』、ドラマ&舞台『御茶ノ水ロック』、舞台『刀剣乱舞』、舞台『戦刻ナイトブラッド』、音楽朗読劇『ヘブンズ・レコード〜青空篇〜』など。2019年2月には舞台『機動戦士ガンダム00 -破壊による再生-』への出演が控える。
【写真集概要】
前山剛久1st写真集『Dream of me.』
●発売日:2018年11月1日(木)
※一部、発売日が異なる地域有
●定価:本体2,800円+税
●撮影:宮坂浩見
●発売元:株式会社東京ニュース通信社
◆前山剛久1st写真集『Dream of me.』発売記念イベント
11月1日(木)東京・銀座蔦屋書店にて直筆サイン本お渡し会
11月3日(土)東京・SHIBUYA TSUTAYAにて握手会&チェキ撮影会
11月4日(日)大阪・TSUTAYA EBISUBASHIにて握手会&チェキ撮影会
参加券の配布や購入方法など、詳細は下記のHPに掲載
http://zasshi.tv/news/189