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2018/11/03 17:06
志尊淳、共演者からの”男気溢れるエピソード”の暴露に照れ笑い 主演映画『走れ!T校バスケット部』が公開
俳優の志尊淳が3日、主演映画『走れ!T校バスケット部』初日舞台挨拶に登壇。キャスト陣から志尊の"男気溢れるエピソード”が次々と飛び出すと、志尊は「照れるな」と顔をほころばせながら、「主役として男気はみせなきゃいけないと意識していた部分はあったかも」と振り返った。
原作は、実話に基づいた青春小説『走れ!T校バスケット部』(松崎洋著・幻冬舎文庫)。バスケの強豪・白瑞高校をいじめにより自主退学し、通称“T校”と呼ばれる多田野高校に編入した主人公・田所陽一(志尊)が、個性的なチームメイトと出会い、仲間とバスケする楽しさを思い出していく物語。弱小バスケットチームの成長を通し、高校生の悩みや葛藤、仲間との絆、家族の想いを描く。
この日の舞台挨拶には、志尊のほか、佐野勇斗、早見あかり、戸塚純貴、佐藤寛太、鈴木勝大、西銘駿、阿見201、古澤健監督が出席。初日を迎えた感想について、志尊は「無事に初日を迎えることができて本当に嬉しい」と喜びを噛み締め、「今日公開の映画がたくさんある中、足を運んでくださって本当にありがとうございます」と感謝を述べる。古澤監督も「映画は僕らスタッフ・キャストで一生懸命に作りますが、みなさんのところに届けてようやく完成します。今日、みなさんの顔やこの会場の雰囲気を見て、いつも以上の仕上がりになっているなと感じで嬉しく思いました」と明かし、「この映画を末永く愛していただけると嬉しいです」と挨拶。
現場では非常に仲が良かったというキャスト陣。MCから「一番男気があったのは誰?」と質問されると、それぞれ自分が思う人を指差しで選ぶことになり、早見・戸塚・佐藤・鈴木・阿見・古澤監督が志尊を選択。志尊を選んだ理由について、佐藤が「メシ、おごってくれるんですよ、大好き!」と即答すると、志尊は思わず「俺は財布かっ!!」とツッコミ、笑いを誘う。続けて鈴木が「バスケの練習時間が短い中で、一番頑張っていて、その姿には男気を感じました」と明かすと、「照れるな(笑)」と赤面しつつも、「でも、みんなも頑張ってましたからね。僕は主役という立場として男気はみせなきゃいけないと意識していた部分はあったかもしれません」と撮影を振り返った。
さらに、志尊の男気溢れるエピソードについて、監督から「一番はさ、西銘が言ったほうがいいんじゃないの?」と促されたものの、「え?僕ですか!?」と戸惑う西銘。早見が「ほら、アレだよ!!」とシュートのジェスチャーを見せたり、ほかのキャストたちもいろいろとヒントを出すものの、なかなかピンとこない西銘に対し、「忘れてんのかよ!!」とキャスト陣は総ツッコミ。
痺れを切らした阿見が西銘に耳打ちをすると、西銘はようやく思い出したようで、「志尊くんは男気があって本当に素晴らしいんですよ!!」と猛アピール。「試合のシーンで、僕がゴールを決める場面はもともと台本にはなかったんです。でも、志尊くんが『チームメイトのコロ(西銘演じる根来修のニックネーム)のいいところも撮ってほしい』と監督に言ってくださって。それでなんと、僕、点数を決めることが出来ました!!」と撮影時のエピソードを明かす。
その志尊の行動には古澤監督も感激したそうで、「時間のない中で撮影をしていたこともあって、志尊には『時間が・・・・・・』って言ったんだけど、志尊はキャストやスタッフに向かって『頑張りましょう!』って言って、エキストラの方々にも『僕たち頑張るので!』と声をかけてくれて。そのときに、ゾワッとしたというか、監督をしていてあんなに嬉しい瞬間はなかった」と回顧。それに対し、志尊が「あれは無意識でした」と謙遜すると、監督はさらに「その無意識がカッコイイ!!」と絶賛していた。
また、"雑草チームが奇跡を起こす"という本作にちなみ、それぞれ「最近身近であった奇跡のエピソード」を告白。志尊は、連続テレビ小説『半分、青い。』に出演していた際に2つの奇跡が起こったそうで、「僕が佐藤健くん演じる律に、『アーモンドチョコレートみたいな瞳』って言うシーンがあって、それがオンエアされた翌日に、競馬でアーモンドアイという馬が1着になったんです。それともう1つ、劇中で『14番目の月』という歌を歌わせてもらったんですが、その時もたまたまその日が14番目の月の日だったんですよ!」と自信たっぷりに回答。
しかし、キャスト陣は「へ〜〜〜」「すごい、すごい」とイマイチの反応。全身"青"コーデで登壇していた鈴木には「『半分、青い。』って言われたとき、ちょっと自分の格好意識しちゃって、話が入ってこなかった(笑)」と言われてしまう始末。そんなキャストたちに対し、志尊は「じゃあ、もっと上回る奇跡の話を聞かせてくださいよ、みなさん!」と訴える。
「けっこう本当に奇跡なんですけど」と前置きした佐野は、「Instagramのフォロワーが3日で一気に1,000人減りました(苦笑)。僕のInstagramなのに、僕の顔(写真)をあげるとフォロワーが減るんですよ」と残念な奇跡エピソードを告白し、「今日、みなさん僕のInstagramをフォローしてください!」と懇願。佐藤は満面の笑みを浮かべ、「11月3日というこの日に、みなさんとこうして初日を迎えることができたっていうことが奇跡だと思います!」とファンにアピールし、場を盛り上げる。
さらに鈴木は、1ヵ月ほど前に仕事が休みだった際、プライベートで群馬に行ったと語り、「何の目的もなく電車で群馬に行って、喫茶店に入ってトーストを食べていて。20分くらい経って隣を見たら(戸塚)純貴だった。コレ、奇跡でしょ」と明かすと、戸塚も「モーニング食べてたら(鈴木が)居て。驚きすぎてリアクションも無かった(笑)」とまさかの偶然に、キャストもファンも驚きの声を上げていた。
最後に志尊は、「去年撮影をして、みんなでたくさん宣伝活動をして、今日やっと公開ということで、本当に嬉しい気持ちでいっぱいです」と述べ、「みんなで体を張って、役者人生を賭けて作った作品です。多くの方に届くのか心配や不安な気持ちもありますが、ぜひみなさん、T校バスケ部の部員としてお力添えいただけたらと思います」と呼びかけ、舞台挨拶を締めた。
映画『走れ!T校バスケット部』は、全国東映系にてロードショー。なお、オーディションサイト『デビュー』では、バスケオタクで知識はあるが実力が伴わない、チームのムードメーカー・川崎裕太役を演じた戸塚純貴のインタビューを掲載中(下記リンク参照)。