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2016/05/28 17:57

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主人公の曇天火役・玉城裕規「舞台上で精一杯生きるのみ」舞台『曇天に笑う』再演が開幕

舞台『曇天に笑う』囲み取材に出席した(左から)松田凌、細貝圭、演出・菜月チョビ氏、玉城裕規、植田圭輔、百瀬朔。(C)Deview
舞台『曇天に笑う』囲み取材に出席した(左から)松田凌、細貝圭、演出・菜月チョビ氏、玉城裕規、植田圭輔、百瀬朔。(C)Deview

 人気コミック原作の舞台『曇天に笑う』が、27日により天王洲 銀河劇場にて開幕。それにさきがけ、前日の26日には公開ゲネプロが行われ、主人公・曇天火役の玉城裕規をはじめ、キャスト陣が囲み取材に応じ、舞台への意気込みを語った。

 原作は、2014年にテレビアニメ化もされた唐々煙による人気コミック。アニメ放映以降も、シリーズ作品の連載や原画展の開催など、ファンを増やしながら大きく展開を広げている。2015年2月に初の舞台化が上演された際には、15回公演のチケットが即日完売し、1万人を上回る動員を記録するなど人気を博した。そして今回、約1年という短いスパンの中で、ファンからの熱いアンコールの声と、原作の盛り上がりを受け、一部新キャストを迎え、バージョンアップした作品として再演される。

 物語は、明治維新後の滋賀・大津を舞台に、琵琶湖に浮かぶ脱獄不可能な監獄「獄門処」への橋渡しを担当している「曇家三兄弟」が繰り広げる、愛に満ちた大冒険活劇。町に災いをもたらす大蛇をめぐるサスペンスを主軸に、舞台版のオリジナルキャラクターと独自の切り口で、それぞれが抱える葛藤や想い、兄弟愛、人間愛を繊細に描く。

 ゲネプロ前に行われた囲み取材には、主演の玉城をはじめ、植田圭輔、百瀬朔、細貝圭、松田凌、演出の菜月チョビ氏が出席。前作に引き続き、曇家三兄弟の長男・曇天火を演じる玉城は「体力的にもけっこうハードだったりするので、千秋楽まで、生きて、笑って、終えられるように……それでも1公演1公演、全力で死ぬ気で取り組んでいきたいと思います」と意気込みを語り、「お客様にいい作品が届けられるよう、精一杯舞台上で生きたいと思います」と力強くコメント。

 次男・曇空丸役の植田は「チョビさんの『負荷をかけていく』という言葉の通り、稽古開始から今日まで、負荷をかけられっぱなしの1ヵ月ちょっとでした」と過酷な稽古を振り返り、「衣裳合わせしたときよりも7cmぐらいウエストが詰まってしまうというようなぐらい、良い感じに体が仕上がってまいりましたので、本番ではもっともっと全力で体を精一杯使って演じていきたいと思います」とストイックさをみせ、三男・曇宙太郎を演じる百瀬は「この作品は兄弟愛や友情とか、そういうものを体現しているんですが、共演者の方々もプライベートから仲が良いので、そういうところが舞台上で見せられたらいいなと思います」とコメント。

 天火のかつての親友で「犲(やまいぬ)」の隊長・安倍蒼世を演じる細貝は「約5週間、稽古をしてきて、みんな体力的にもそうとう追い込まれているなか、こうして無事に誰一人怪我することなく、初日を迎えられることをすごく嬉しく思います」と安堵の表情を浮かべ、「早くお客様にこの作品をお届けしたい」と待ちきれない様子。曇家三兄弟が暮らす「曇神社」の居候・金城白子役の松田は「来ていただいたお客様には、もちろん笑っていただきたいですし、それを超えて、何か自分が生きる上で糧になるようなことを持って帰ってもらえたら。全力で演じ切ります!」と意気込む。

 演出の菜月氏は「去年やったばかりですが、こんなに早くに再演の機会をいただけて、とても幸せに思っています」と喜びを噛みしめ、「初演を観た方、初演を見逃した方、両方の期待に応えられるような、ステキな作品を作れていると思いますので、楽しみにしていただけたら」と自信をのぞかせた。

 今回の再演にあたり、新キャストとして作品に参加する植田は「初演から1年で再演というのは、すごく早いこと。それだけお客様にも求められていて、すごく評判が良かったということなんだなと思っております」と語り、「前作の方から役を引き継いで、演じさせていただくということは、背負わなきゃいけないものもあると思いますが、僕にしか出せないものは絶対にあると思っています。初演のいい空気もちゃんと踏襲しつつ、今回にしか出せない空気感を出していけたらと意気込んで稽古をやってきました」と決意を語る。

 同じく、新キャストの松田は「今まで原作ものをやる際は、再現度やそのキャラクターをどう演じていくかを大事にしていましたが、今回は再現というよりも、僕で言ったら金城白子を演じるときに、どういった魂の吹き込み方をするのかということを重視して演じています。原作を守りつつも、そこから飛び越えて僕達がどう演じるのかを観てほしいです」と呼びかけ、「オリジナル作品って言ったらまた違うけど、“舞台版『曇天に笑う』”という作品をみなさんに届けられると思います」とコメント。

 その言葉を受けた玉城が最後に「今、松田の凌ちゃんが言ったように、アニメや漫画とは違う、新しい『曇天に笑う』になっていると思います。キャスト・スタッフ一同、“舞台上で精一杯生きるのみ”なので、その生き様をぜひ劇場で楽しんで頂けたらと思います」と挨拶し、囲み取材を締めた。

 舞台『曇天に笑う』は、東京公演:5月27日(金)〜6月5日(日)まで天王洲 銀河劇場、その後、大阪公演:6月10日(金)、11日(土)まで梅田芸術劇場シアター・ドラマシティにて上演される。また、本公演のDVDが9月21日に発売されることが決定。

関連写真

  • 舞台『曇天に笑う』囲み取材に出席した(左から)松田凌、細貝圭、演出・菜月チョビ氏、玉城裕規、植田圭輔、百瀬朔。(C)Deview

  • 主人公・曇天火役を演じる玉城裕規。(C)Deview

  • 舞台『曇天に笑う』ゲネプロより。(C)Deview

  • 舞台『曇天に笑う』ゲネプロより。(C)Deview

  • 舞台『曇天に笑う』ゲネプロより。(C)Deview

  • 舞台『曇天に笑う』ゲネプロより。(C)Deview

  • 舞台『曇天に笑う』ゲネプロより。(C)Deview

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  • 舞台『曇天に笑う』ゲネプロより。(C)Deview

  • 舞台『曇天に笑う』ゲネプロより。(C)Deview

  • 舞台『曇天に笑う』ゲネプロより。(C)Deview

  • 舞台『曇天に笑う』ゲネプロより。(C)Deview

  • 舞台『曇天に笑う』ゲネプロより。(C)Deview

  • 舞台『曇天に笑う』ゲネプロより。(C)Deview

  

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