ももちが「異色なグループ」と語る、カントリー・ガールズ の魅力 | ニュース | Deview-デビュー

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2015/03/30 18:39

デビュー

ももちが「異色なグループ」と語る、カントリー・ガールズ の魅力

サンシャイン噴水広場でデビューイベントを開いたカントリー・ガールズ。(後列左から)嗣永桃子、稲場愛香、山木梨沙、(前列左から)森戸知沙希、島村嬉唄、小関舞。(C)De-View
サンシャイン噴水広場でデビューイベントを開いたカントリー・ガールズ。(後列左から)嗣永桃子、稲場愛香、山木梨沙、(前列左から)森戸知沙希、島村嬉唄、小関舞。(C)De-View

 今月25日にシングル『愛おしくってごめんね/恋泥棒』でメジャーデビューした6人組アイドルグループ、カントリー・ガールズ。その翌日の池袋サンシャインシティ アルパ噴水広場で行われたデビューイベントには多数の観客を集め、大盛況となった。このカントリー・ガールズのプレイングマネージャーを務めるのは、元Berryz工房メンバーで、バラエティ番組などでも活躍中の“ももち”こと嗣永桃子。グループの精神的支柱であるとともに、広告塔的な役割も果たす嗣永は「ハロー!プロジェクトの中でも異色なグループだと思うので、そこを強みにしていきたい」と語るが、どの辺りが異色なのだろうか。その魅力に迫る。

 1999年にデビューした「カントリー娘。」。その後、メンバーチェンジを繰り返すが、2007年頃から、唯一のメンバーだった里田まいがバラエティ番組で活躍したこともあり、活動休止状態になっていた。そして昨年、再始動に向け、新メンバーオーディションを開催。合格者は出なかったが、嗣永桃子をプレイング・マネージャーに、ハロプロ研修生と、モーニング娘。オーディション参加者により、「カントリー・ガールズ」として再スタートすることに。また里田もスーパーバイザーとして参加している。

 メンバー中、森戸知沙希(15)、島村嬉唄(14)、小関舞(13)の3人は昨年行われたモーニング娘。12期メンバーオーディションの参加者。これまでのハロプロのグループの新メンバーについては、オーディションの過程を見せたり、研修生がデビューに向けて頑張る姿を見せることによって、ファンはその“物語性”に共感していたが、昨年の12期オーディションは、その過程がほとんど公開されることはなかった。

 同オーディションでは、尾形春水、野中美希の2人が合格し、12期メンバーになった。その時点で、オーディションは完結したと思われていたが、突如発表されたユニット、カントリー・ガールズにオーディション出身者3人の加入が紹介された。事前情報が全くない状態でファンの前に登場した3人。まさに“彗星のごとく現れた”感があり、これまでのユニットにないフレッシュ感を与えた。

 特にセンターポジションの島村は、昨年大晦日のハロプロカウントダウンコンサートでお披露目されて以来、『愛おしくってごめんね』の冒頭のセリフや可憐なパフォーマンスで、ネットや口コミで「うたちゃんが愛らしい」との声が相次ぎ、じわじわと注目度が高まっていくことになる。

 カントリー・ガールズはもともと、Berryz工房で活動中だった嗣永を除いた5人でいったんインディーズデビューする予定だったが、この盛り上がりに押されるように、1月末の札幌でのハロプロ公演の中で、3月にいきなりメジャーデビューすることになったと発表された。

 その嗣永は、バラエティ番組での活躍で、ハロプロメンバーの中でも知名度は抜群。嗣永がいることでステージでのMCも、やりとりの可笑しさ、テンポの良さなどの点で、ハロプログループの中でも特にユニークで面白い。

 当初は“ももち先輩”の存在に緊張していた5人の後輩たちだったが、最近はステージで、先輩に臆することなくずけずけと物申す姿も目立つ。ももちに対抗して「私はとっても可愛い!」とアピールをしたり、その年齢差(10歳)をことさら強調し、嗣永をイラッとさせる、最年少の小関舞。ステージでいきなり嗣永のアゴをさわったり、やりたい放題の末っ子だ。また従順な妹分に見せかけ、会話の中でさりげなく嗣永に毒を吐く山木梨沙(17)、稲場愛香(17)。後輩たちがどんどんツッコんだり、からかったりするのには、プレイングマネージャーである嗣永のディレクションもあるのかもしれない。

 また、嗣永がいることで、不安定になりがちな新グループにしっかりまとまりができる効果もあり、何より「お客さんを魅せるステージとはどういうものか」ということを5人は間近で実感しながら学ぶことができる。そんな嗣永の大きな存在感、年下3人組のフレッシュ感にやや隠れ気味のようだが、山木、稲場の高校生メンバー二人も重要な存在。17歳の年齢よりもしっかりしていると思える山木は、嗣永がBerryz工房の活動を休止し本格合流する前は、リーダー的な存在でステージの進行を担っていた。

 山木がモーニング娘。12期オーディション(2013年開催の一回目。合格者が出なかった)を受けたのは高校生になってから。もともとアイドルになりたっかたわけではなく、モーニング娘。のファンでメンバーになりたかったという動機からだ。デビューが遅く一般の中高生としての経験も長かったこともあり、その言動からは一般の学生の感覚も併せ持ったバランス感がある。これは、同じく高校生でデビューしたJuice=Juiceの金澤朋子にも当てはまる。その感覚は、低年齢期から芸能に関わっているメンバーが多い中では貴重だ。また学業との両立をしっかりしている点で、島村ら年下メンバーからもリスペクトされている。

 一方、稲場は4歳から歌とダンスを習っていて、地元の北海道で芸能活動の経験もある、アイドルらしいアイドル。特にそのダンススキルはハロプロ内でも屈指で、カントリー・ガールズをパフォーマンス面で嗣永とともに引っ張る。

 そんなカントリー・ガールズのデビュー曲は、王道中の王道のアイドルポップス。ここしばらくのハロプロは、Juice=Juiceがそうであったように、10代中心のグループでも、クールでオトナ路線の曲調や、EDMサウンドに乗せてバキバキにダンスする曲が多かったが、カントリー・ガールズは一転して、80年代アイドルを彷彿とさせる、懐かしさの漂うポップス。

 現在の女性アイドル市場は30代以上のファンに支えられているといっても過言ではないが、そういった年代のファンのハートを鷲掴みにしそうな、ノスタルジックな空気感のある楽曲。振付も簡単で、“ごめんねダンス”など真似をしたくなるような内容になっている。

 メンバーの発表方法、楽曲、ステージのMCなど、これまでのハロプログループと比べて異色なグループ。そんなカントリー・ガールズのインタビューが、オーディションエンタメ情報サイト『WEBデビュー』にて掲載中。それぞれのメンバーがアイドルを目指したきっかけや将来の目標について、さらに嗣永によるメンバー評など、たっぷりと語っている。

関連写真

  • サンシャイン噴水広場でデビューイベントを開いたカントリー・ガールズ。(後列左から)嗣永桃子、稲場愛香、山木梨沙、(前列左から)森戸知沙希、島村嬉唄、小関舞。(C)De-View

  • 嗣永桃子●1992年3月6日生まれ、千葉県出身。2002年、ハロプロキッズオーディションに合格し、2004年Berryz工房としてデビュー。(C)De-View

  • 山木梨沙●1997年10月14日生まれ、東京都出身。モーニング娘。12期メンバーオーディションに参加。2013年、ハロプロ研修生に。(C)De-View

  • 稲場愛香(まなか)●1997年12月27日生まれ、北海道出身。モーニング娘。9期オーディションに参加。2013年にハロプロ研修生に。(C)De-View

  • 森戸知沙希●2000年2月19日生まれ、栃木県出身。モーニング娘。12期オーディション出身者。(C)De-View

  • 島村嬉唄(うた)●2000年6月24日生まれ、神奈川県出身。モーニング娘。12期オーディション出身者。(C)De-View

  • 小関舞●2002年2月10日生まれ、東京都出身。モーニング娘。12期オーディション出身者。(C)De-View

  • 『愛おしくってごめんね』の“ごめんねポーズ”。(C)De-View

  • ステージでは正統派アイドルポップスと可愛い振付で魅了する。(C)De-View

  • デビュー曲『恋泥棒』を可憐な振付で歌う。(C)De-View

  

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