”20歳越え”からのオーディション対策!!
2020/09/11
ウェーブマスター
ウェーブマスター
ミュージカル「憂国のモリアーティ Op.2」主演をはじめ多方面で活躍する平野良や、「イケメン源氏伝 あやかし恋えにし 〜義経ノ章〜」などの2.5次元の舞台を中心に現在活躍中の谷佳樹 ほか
アーティストのリリースやマネジメント、ライブ制作に加え、ゲームミュージックのサントラのリリース、声優のCDリリースなど様々な事業を行っており、培ってきたノウハウと大手エンターテインメントグループ企業として安心安全の運営方法。
応募資格:経験不問、国籍不問、15歳〜30歳の男性。
なお、昨年実施した『25歳以上でもOK!新人オーディション特集2019』において、逢沢優、吉岡蒼の2名が合格。
――ウェーブマスターさんが、いま現在求めている人材とは?
「今、コロナ禍でエンタメ界がいろいろなダメージを受けている影響もあって、イチから育てるというのが弊社ではなかなか難しい状況で。オーディションの話が来ても、演技の経験があったり、即戦力になる子に比べて、未経験の子は書類で落とされてしまうことも多いんですよね。オーディションによっては、今までは100人くらい採用していたものが、今はいろんな制約があって10人くらいしかとらないというようなものもあったりして。なので、弊社としては、今は即戦力になる子が欲しいなと思っています」
――審査の際にとくに重視しているところは?
「芸歴のある方に関しては、どんな作品や仕事をしてきたのかという芸歴を確認します。逆に、まったく芸歴のない方に関しては、どのようなアルバイトをしているのか、学生時代にどんなことをしていたのか、スポーツや趣味・特技などを見たり、あとは自分の夢に対してどんな努力をしているのか、たとえば殺陣を習っているとか、演技のレッスンに通ってるなどの経歴を見ています。弊社に応募してくる方の中には、『2.5次元舞台をやりたい』という方が多いのですが、ただやりたいという想いだけではなく、『その目標のために、今何をやっているのか?』が重要なんです。殺陣でもいいし、歌やダンス、芝居、それに繋がるものであればなんでもいいと思うんですが、そういう努力を自分からできる人はポイントが高いですね。なので、経験がまったくない人にはチャンスがないのかと言ったら、ぜんぜんそういうことではなくて」
――自身の目標を明確に持っていて、なおかつその目標に向かって努力できることが大事だと。
「そうですね。何かを学ぶにしても、事務所に入りたいがためにレッスンを受けるのではなくて、自分の将来のためにやること。そういうことは、強制されると絶対身にならないんですよね。だからこそ、うちはレッスン料などはとりませんが、自分で学びたいことは、自分のお金でレッスンに通ってください…という方針なんです。平野に関していえば、今でも歌のレッスンに通っていますから。この世界はゴールがないし、いつまでも成長しないといけないので、本人が目指しているところがもっと上だと思えば、自ら学びに行く。平野は若い頃からずっとそうして自分のお金でレッスンに通っているんです」
――昨年のオーディションで吉岡蒼さんと逢沢優さんを採用されていますが、それぞれどんなところが採用に至ったポイントだったのでしょうか?
「吉岡に関しては、芸歴に関してはエキストラのような経験しかなかったのですが、殺陣を習っていたり、アクロバットができるという特技があって。面接をしたときに、堂々とした姿勢とやる気をみて可能性を感じました。逢沢はいろいろな芸歴がたくさんあったのですが、『なぜうちの事務所に入りたいのか?』という理由がとても明確だったんです。ただ面接した際に、応募写真よりだいぶ体重が増えていたので、減量できるかを確認したところ、やる気があったので、採用に至りました」
――新人の育成方針で心がけていることは?
「人によるのですが、逢沢の場合は『2.5次元舞台をやりたい』という明確な目標があったので、『じゃあ、2.5次元舞台のオーディションをとにかく受けていこう』という話をして。それで受けた1発目が、ミュージカル『忍たま乱太郎』だったんです。なので、今はその作品が終わるまでは、そこに集中して頑張っていこうという感じです。逆に、吉岡に関しては、ほとんど芸歴がなかったので、舞台や映像、何でもいいからとにかくオーディションを受けていこうと。それに加えて、自分で学びたいことがあったら、オーディションがない日に自分でレッスンとかに通って学んでと。そんな中で、朝ドラのエキストラのオーディションを受けて合格したので、とにかくいろいろな現場を経験させて成長させたいなと思って、谷が出ている舞台にちょっとした役で出したり、とにかくいろんなことに挑戦している感じです」
――近年のオーディションでの傾向や応募者に対して何か感じていることはありますか?
「新型コロナウィルス感染症の影響もあって、少し前からリモート面接を取り入れたのですが、リモートだからなのか、きちんと時間に来ない人がいたり、リモートでバレないと思っているのか、バイト感覚で来ているような、あまり緊張感がない人が多いなと感じました。リモート面接と対面面接では、こんなにも違うのかなと思うくらい、受ける方たちの熱意ややる気が伝わってこない感じがありましたね」
――リモート面接は、対面よりも相手に自分の想いや熱意が伝わりにくいからこそ、きちんと対策を考えて面接に挑まなければならいと。
「そうですね。舞台やドラマなどもリモートオーディションになっていたり、数秒のセリフを動画で撮影して資料を送るというような形になっていたり、舞台の稽古自体もリモートでやったりすることがあるので、我々もそこに対応していかないといけない。そんな中で、リモート面接で熱意が伝わらない人は、そういった舞台や映像のオーディションを受けに行っても受からないだろうし、受ける側も臨機応変に対応していかないといけないんじゃないかなと思います。それと、自分で応募したのにも関わらず、その事務所のことを調べずに何も知らない状態で面接に来る人がいたりするのですが、そういう方はまずうちでは採用しません」
――受験や就活も同じですが、応募した事務所のことを調べて面接に臨まないと結果にもつながりませんよね。
「“とりあえず50社応募して、書類が通過したから面接に来ました”というような、なぜその事務所を受けたのか、なぜその事務所に入りたいのか?という理由がない人は難しいと思います」
――20歳以上の世代がオーディションを受ける際に“強み”になり得るものってどんなことだと思いますか?
「一般常識だと思います。以前、10代の子を採用したときに、たとえばメールの返信1つとっても“ここまで丁寧に一般常識を教えないといけないのか”と感じたことがあって。それに比べて、20歳以上の世代に対しては、安心して現場やオーディションに出すことができる。そういう一般常識やマナーきちんと備わっているのが20代以上の強みなのかなと思います」
――今回の募集でどんな人と出会いたいですか?
「自分自身をきちんと持っている人で、この世界で1番になるぞ!という気持ちがある人。それってすごく難しいことだとは思いますが、『平野さんや谷さんみたいになりたいです』という人はいるのですが、『1番になりたい!』と言う人って意外にいないんです。そんな風に思ってうちに来てくれたらいいなと。それぐらい強い気持ちを持ってきてほしいですね」
――最後に、デビューユーザーへの応援メッセージをお願いします。
「コロナ禍でエンタメ界も大きなダメージを受けている中、それでも芸能をやりたいという想いがあるのであれば、今後のエンタメ界のために、ぜひ応募してみてください。みんな必死でエンタメ界を支えていかないといけないと頑張っているので、エンタメ界を支える一員になって一緒に頑張りましょう!」
審査担当者に聞いたオーディション対策
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