『七つの大罪 The STAGE』、『DIVE!!』The STAGE!!など、話題の2.5次元舞台を中心に活躍中の俳優・納谷健が、12日に都内にて、ファースト写真集『Take Me』の発売記念イベントを開催した。

　納谷は、2015年に「第4回劇団Pachオーディション｣で準グランプリを受賞し、4期生として入団。2016年、舞台『刀剣乱舞』小夜左文字役でデビューを果たして以降、同シリーズをはじめ、ミュージカル『薄桜鬼』シリーズ、舞台『煉獄に笑う』、『おおきく振りかぶって』などに出演。2018年には、『七つの大罪 The STAGE』、『DIVE!!』The STAGE!!でそれぞれ主演をつとめたほか、今年12月には"梅棒"9th "RE"ATTACK『超ピカイチ!』への出演も控えている。

　ファースト写真集となる本作では、本人にとって初の海外となったマレーシアの美しい島「ペナン島」でのオールロケを慣行。無邪気な笑顔、物思いにふける切ない表情、グッと大人っぽくクールな横顔、とびっきりセクシーなショットなど、様々な素顔が凝縮されている。

　待望のファースト写真集発売にあたって、納谷は「ずっと実感がなかったんですが、書店に自分の写真集が並ぶとなったときに、"ああ、写真集が出るんだな"って実感しました。まだ、実際に書店に並んでいるのを見れていないので、それを見たらもっと実感沸くのかなって思ってます」としみじみ語る。タイトル『Take Me』に込めた想いについては、「家族や親密な人からは『タケ』と呼ばれているので、"僕（Me）がタケ（Take）だよ"っていうのと、僕はインドアなので連れ出してほしいという他力本願な願いと、みなさんのお声があって実現したことなので、みんなに連れてってもらう海外という意味。それと、"写真を撮る"という意味のTakeにもかけつつ、いろいろんな意味が込められたタイトルです」と告白。

　今回が初の海外だったということで、「常に新鮮な気持ちでした。何がハプニングで、何が正しい段取りかもわからない状態だった」という納谷。初海外の思い出については、「海外のお金も初めてだったので、それを集めるのが楽しかった。スタッフのみなさんがコインをくれたりとかして、楽しかったです」と微笑ましいエピソードを披露。印象に残っているロケ地を聞かれると、ペナン島北側のビーチエリア「バトゥフェリンギ」近辺の夜の街並みと答え、「ホテル周辺の夜の街が、街並みや衣装も相まって、すごくキレイでした」と振り返った。

　お気に入りのカットについては、「基本的に、プールではしゃいでいる写真以外は大好き。はしゃいでる写真はこっぱすかしくて……」と苦笑いを見せつつ、緑が鮮やかな田んぼで撮影されたクールな横顔のカットを選択。「スタッフさんとも話をしていて、みんな意見が一致したのがコレ。別カットには、ヤシの木が写っていたりもしていて、そういう海外感や少しダークな雰囲気っていうのが好きです」と明かす。また、周りが田んぼということで、「ここらへんにいたタニシもサイズが規格外でした。海外なので、虫とかもすごく大きくて、それが怖かった思い出です」と海外の虫の大きさに驚いたという。

　写真集発売に対して、家族や劇団Patchのメンバーからの反応については「お母さんは完全に僕からのサンプル本を待っている状態で（笑）。でも、職場の方が買ってくださったみたいで、それで見たらしく『ええ感じやん』ってLINEが来ました」と明かし、「劇団Pachのメンバーからは『いいな、羨ましいな』とか、『すごくステキやったよ』っていう反応もいただきました」とコメント。

　本作の出来栄えに関しては「95点。残り5点は、また機会があれば嬉しいなという願いも込めて、そのときにはより良くしたいなという思いもあるので」と述べ、「でも、本当にステキな写真集にしていただきました」と声を弾ませる。また次回作の構想について「次はめちゃくちゃ作りこんだ雰囲気のモノもやってみたいし、もっと素の表情を出せたらいいなと思うので、よりふり幅を広げた写真集とかが出来たらいいなって思います」と意欲を見せた。

　さらに、写真集を通して気づいた新たな発見について、納谷は「楽しそうにしているときに、案外可愛いじゃんって思いました（笑）。写真で満面の笑みを浮かべていることって、これまで思い返してみてもあまりないんですが、"いい顔、すんじゃん！"って思いました」と無邪気な笑顔で自画自賛し、笑いを誘っていた。