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2018/09/07 20:32

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飛び込み競技を題材とした「DIVE!!」the STAGE、納谷健らキャスト陣が本番に向けての意気込みを明かす

記者会見に出席した(写真前列左より)高橋健介、財木琢磨、納谷健、牧島輝、杉江大志、(後列左より)西野太盛、安達勇人、瀬戸祐介、脚本・演出の伊勢直弘(C)Deview
記者会見に出席した(写真前列左より)高橋健介、財木琢磨、納谷健、牧島輝、杉江大志、(後列左より)西野太盛、安達勇人、瀬戸祐介、脚本・演出の伊勢直弘(C)Deview

 水泳の飛び込み競技を題材とした"スポ根"小説を原作とした、「DIVE!!」the STAGE!!の記者会見が、7日に都内にて行われ、主演を務める納谷健らが出席し、本番への意気込みを明かした。

 第52回小学館児童出版文化賞受賞作である、森絵都による水泳の飛び込み競技を題材にした青春小説『DIVE!!』。ラジオドラマをはじめ、映画、コミック、そしてアニメ化と様々なメディアで展開され、中高生の物語を主軸に据えながらも幅広い世代に支持されている。そして、オリンピックを2年後に控えた今年、ついに舞台化が決定。

 ミズキダイビングクラブ(通称:MDC)に通う、主人公・坂井知季をはじめ、MDCのエース富土谷要一、幻の高校生ダイバー・沖津飛沫など、個性豊かなダイバーたちが、身体一つを武器にして、飛び込みの一瞬にすべてを賭けた熱い闘いを繰り広げる。

 この日の記者会見には、納谷健、牧島輝、財木琢磨、杉江大志、高橋健介、安達勇人、瀬戸祐介、西野太盛、脚本・演出を手掛ける伊勢直弘が登壇。主人公・坂井知季を演じる納谷は「舞台化するにあたって、どうシンプルに、且つ深くみなさまにお届けできるのか、そういったことを考えながら稽古で作り上げています。早くみなさまにお届けするのが楽しみです」とコメント。

 MCDのエース・富土谷要一役の牧島は「選手たちがたくさん悩みながら、葛藤しながらこの競技に向き合っていく姿、そして1本飛ぶのにかかる1.4秒にかけるそれぞれの思い、そういう部分をたくさん見せていきたい」と意気込みを語ると、沖津飛沫役の財木は「自分の役は名前の通り、ダイナミックな演技をして飛沫をあげるという役なので、迫力のある飛沫を演じていきたい」と明かす。

 知季のチームメイト・大広陵を演じる杉江は「『DIVE!!』という作品は本当に魅力に溢れた作品だなと思っています。映画やアニメ化もされてきて、満を持しての舞台化ということで、この作品の魅力を余すことなくお伝えできるよう、(脚本・演出の)伊勢さん、主演の納谷健を筆頭に、一丸となって稽古をしております」と語り、「とても良いものに仕上がっていっているなという感覚が強くあるので、原作を知っている方にも知らない方にも、ぜひ足を運んでいただけたら嬉しいです」と作品への思いを吐露。

 同じくチームメイトの丸山レイジを演じる高橋は、「今回、衣装が水着ということで、脱ぐシーンもきっとあると思い、稽古前にシックスバッドを買いました!」と満面の笑みで告白。そして「シックスパッドとともに、残りの稽古期間、頑張っていきたいと思います」と、若干カミカミになりながら決意表明すると、杉江から「スベってテンパるのやめて(笑)」と鋭いツッコミが入り、笑いを誘う。

 キャスト陣はそれぞれ体作りに余念がないそうで、瀬戸は「全員がすごく意識して、各々のやり方で体作りをやっている。なので、食事制限とかもやっているから気軽にご飯を誘えない」と肩を落としながら、「千秋楽終わったらみんなでご飯いけたらいいな」と願望を明かす。高橋は「牧島と財木はずっと筋トレをやっていて。二人で支えあいながら懸垂をやったり、協力しながらやっていて素敵だなと思う」と語りつつ、「財木のお腹の前段階を知っているから、今の腹筋は本当に努力の賜物だと思う」と絶賛。

 一方、茨城出身の安達は「仕事で茨城に行く機会が多いんですが、農作業をやるとここら辺(わき腹)の筋が鍛えられるって言われて。家に帰ってからもけっこうやったんですけど、ぜんぜん効果がなかった」と苦笑いを見せ、「本番に向けてちゃんと頑張ろうと思います」と決意を新たにした。
 
 飛び込み競技を題材とした作品ということで、キャストたちは事前に飛び込み競技の見学と体験に参加したという。納谷が「まずは1mの高さからただ飛んで入るだけという練習をしたりしたんですが、それだけでも水しぶきがすごく立つ」と述べ、「3m(の高さから)飛んだときに、途中で何を思ったか、腕を広げてしまい、水にバシッと打ってしまって……。数十分痛くて動けなかった。身体の扱いが本当に難しい」と振り返る。牧島も「カッコつけて飛んでいるつもりが、ぜんぜん上手に入れなくて、ただ落ちていくだけだった。1本飛ぶだけでもすごく体力を使うし、難しさを痛感しました」と、実際に体験したときの苦労を語った。

 脚本・演出の伊勢は、本作について「飛び込み競技を題材にはしておりますが、若者たちの青春群像劇として、悩んだり葛藤したり、誰かに嫉妬したり、挫折したり、それでも一歩前に進もうという気持ちを失わずに持っている若者たちのモヤモヤを、彼らがリアルに演じてくれるところが一番の見どころ」と話す。そして「今回、前向きでまっすぐな役者さんが見事に揃っていて、稽古場自体が青春みたいな感じ。前のめりで稽古に挑んでくれて、本当に集中力の高い稽古がやれています。それは彼らのプロ意識の賜物かなと。オンオフの切り替えがしっかりしている役者が揃ったいい座組だなと思います」と打ち明けた。

 最後に納谷は、「顔合わせの段階から感じていましたし、そして稽古を重ねるごとに感じていることではあるんですが、本当に面白い作品になっています」と自信をのぞかせ、「オリンピックを目指す中でのそれぞれの生き様や挫折だったり、たくさんのことを感じ取れる舞台だと思います。たくさんの勇気と元気を与えられるものになっていますので、劇場でお待ちしております!」とアピールした。

 「DIVE!!」the STAGE!!は、9月20日(木)〜30日(日)まで東京・シアター1010にて上演。その後、10月6日(土)、7日(日)に大阪・森ノ宮ピロティホールにて上演される。

関連写真

  • 記者会見に出席した(写真前列左より)高橋健介、財木琢磨、納谷健、牧島輝、杉江大志、(後列左より)西野太盛、安達勇人、瀬戸祐介、脚本・演出の伊勢直弘(C)Deview

  • 坂井知季役の納谷健(C)Deview

  • 富土谷要一役の牧島輝(C)Deview

  • 沖津飛沫役の財木琢磨(C)Deview

  • 大広陵役の杉江大志(C)Deview

  • 丸山レイジ役の高橋健介(C)Deview

  • 山田篤彦役の安達勇人(C)Deview

  • 松野清孝役の瀬戸祐介(C)Deview

  • 辻利彦役の西野太盛(C)Deview

  • 脚本・演出の伊勢直弘(C)Deview

  • 飛び込みの競技を実際に体験した様子を語る納谷健(C)Deview

  • "ピンキー"こと山田篤彦のトレードマークでもあるピンクの水着をアピールする安達勇人(C)Deview

  • 本番へ向けて意気込みを語るキャスト陣と脚本・演出の伊勢直弘(C)Deview

  

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