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2017/05/06 18:30

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鈴木勝吾ら若手俳優が繊細な芝居で紡ぐ、最高の”スパイエンターテインメント” 舞台『ジョーカー・ゲーム』が上演中

舞台『ジョーカー・ゲーム』囲み取材に出席した(左から)大海将一郎、谷口賢志、鈴木勝吾、山本一慶、オラキオ(C)Deview
舞台『ジョーカー・ゲーム』囲み取材に出席した(左から)大海将一郎、谷口賢志、鈴木勝吾、山本一慶、オラキオ(C)Deview

 舞台『ジョーカー・ゲーム』が4日より、東京・Zeppブルーシアター六本木にて上演中。初日公演に先駆けて、前日の3日にゲネプロが行われ、座長を務める鈴木勝吾をはじめ、山本一慶、大海将一郎、オラキオ、谷口賢志が囲み取材に出席し、本番に向けての意気込みを語った。

 本作の原案となっているのは、吉川英治文学新人賞、日本推理作家協会賞をダブル受賞した、柳広司による小説『ジョーカー・ゲーム』。2016年4月には、アニメーション制作会社「Production I.G」によってテレビアニメ化され、人気を博した作品が、2017年春に満を持して舞台化。昭和12年秋、帝国陸軍の結城中佐によって設立されたスパイ養成部門“D機関“。そこで訓練され、あらゆる諜報技術を身につけた若者たちの活躍を描く。

 脚本・演出には、ダイナミックでエモーショナルな作風の劇作家・西田大輔を迎え、諜報戦を制するために暗躍するD機関員には、鈴木勝吾や山本一慶、木戸邑弥など、舞台・映像など他方面で活躍している若手俳優が集結。

 三好を演じる鈴木は「原作の『ジョーカー・ゲーム』という作品を見ていく中で、舞台化するにあたって、どういう風に形作っていくのか、非常に難しい役だなと感じて。信頼する演出家・西田さんと話し合いながら決めていきたいなと思いました」と役への想いを語る。また本作ついて「いわゆる“2.5次元”という作品が溢れている中で、エモーショナルなシーンがあるわけでもなく、派手なシーンがあるわけでもなく、細い糸をみんなで必死にお芝居で繋いでいかなければ、この作品は成立しないと思いました」コメント。さらに「一丸となって、お芝居を繊細に紡いでいくというところを、ぜひ全幕通して感じていただければ」とアピールした。

 甘利を演じる山本は「甘利はD機関の中でも大人なキャラクターで、スパイなので個性を隠さないといけないのですが、そのなかでも個性豊かなキャラクターが揃っているので、甘利として大人な雰囲気を出していけたらいいなと思います」とコメント。D機関を査察するため、帝国陸軍より潜入することになる佐久間中尉を演じる大海は「佐久間中尉を知るにつれて、責任のあるとても重要な役をいただいたなと思い、嬉しい気持ちと同時に、全力でこの役を大切に生きなきゃいけないなと思いました」と身を引き締める。

 スパイ容疑をかけられるアメリカ人、ジョン・ゴードンを演じるオラキオは「最初に外国人の役だと聞いて、“あ、ついに中国人の役がくるんだな”って思ったら、アメリカ人の役ということで。僕じゃなくて厚切りジェイソンのほうがいいんじゃないかって思った」と笑いを交えて語りつつ、「でもそこをあえて僕にやらせるという、この大胆なキャスティングに感謝しています!」と力強く語り、笑いを誘う。

 D機関の創設者である結城中佐を演じる谷口は「発売当時に小説を読んで、結城中佐を演じてみたいとずっと思っていた」と明かし、「僕には演じるチャンスはないのかなと思っていたら、こういう機会をいただけて。マーベラスは見る目があるなと思っております(笑)。期待に応えられるようにみんなと一生懸命作ってきたので、楽しんでいただけたら」と笑顔を見せた。

 見どころについて、山本は「スパイが題材となっている舞台ということで、張りつめた空気感とか、ほかの舞台では味わえないような緊張感とかをみなさんに味わっていただけたら」と語ると、大海は「武骨な男だけの熱いお話ですし、本当に素敵な作品なので、ぜひ楽しみにしていてください」とコメント。

 オラキオは「クールで熱いみたいな感じで、淡々と話が進んでいくので、僕が出るシーンは、肩の力が抜けるような感じになればいいなと。自分の役割をしっかりと果たして、全体として僕が邪魔にならなければいいなと思っております」と語り、「どうですか、今のところ?」とキャストに問いかける。すると谷口が「まあ、若干くらいかな…」ボソっとつぶやくと、オラキオが「若干、邪魔ってこと??(笑)」と息ピッタリの掛け合いをみせ、場を盛り上げる。

 また、谷口は「キャラクターを重視して役作りしている作品が多いですが、この『ジョーカー・ゲーム』は、キャラクターを消すことが良しとされている人間たちが集まっているというのは、2.5次元舞台を作るなかでとても挑戦的だなと思いました」と胸の内を明かす。そして「でも、人間だからこそ、同じものでいようと思っていても、違うものが出てしまう想いとか、そういう部分を細かく繋いでいけたらと思います」と語る。

 さらに「ハードルを上げるのはあまり好きじゃないんですが」と前置きしつつ、「今回は本当にいい作品ができて、自信を持ってハードルを上げて、みなさんに見に来てほしいと思う作品です」と自信をのぞかせ、「僕たちが届けるのは作品ではなく、お客様に熱狂してもらう空気や熱だったりだと思うので、みなさんに興奮してもらえるよう、最高のスパイエンターテインメントを届けたいと思います」と意気込む。

 最後に鈴木は「スパイとして生きる中で、日常生活で自分を殺して生きていかないといけないというところと、役者が舞台『ジョーカー・ゲーム』でその役柄を演じるというのは、すごく近いものがあると思います」と語り、「それぞれの台詞の奥にある、どういう想いでこの男たちはこの時代を生きて、スパイとして全うしようとしているのか、そういうものをぜひ劇場で楽しんでいただけたら」とアピール。続けて、「いろんなギミックも隠されているので、いろんなところに気づいていただけたら嬉しいです」とファンに呼びかけた。

 舞台『ジョーカー・ゲーム』は、5月7日までZepブルーシアター六本木にて上演中。5月7日の千秋楽公演では、全国の映画館でライブ・ビューイングも実施される。また10月4日に同舞台のBlu-ray&DVDの発売も決定。

(c)柳広司・KADOKAWA/JOKER GAME ANIMATION PROJECT
(c)JOKER GAME THE STAGE PROJECT

関連写真

  • 舞台『ジョーカー・ゲーム』囲み取材に出席した(左から)大海将一郎、谷口賢志、鈴木勝吾、山本一慶、オラキオ(C)Deview

  • 舞台『ジョーカー・ゲーム』ゲネプロより(C)Deview

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  • 舞台『ジョーカー・ゲーム』ゲネプロより(C)Deview

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