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2016/08/21 20:53
鈴木勝吾「感謝の気持ちでいっぱい」舞台『パラノイア★サーカス』DVD発売イベント
少年社中×東映 舞台プロジェクト『パラノイア★サーカス』のDVD発売イベントが、20日に都内で行われ、小澤亮太、松田岳、白又敦、鈴木勝吾ら若手キャストをはじめ、脚本・演出の毛利亘宏を加えた総勢19名が登壇し、舞台公演を振り返ったぶっちゃけトークを繰り広げた。
同作品は『仮面ライダーゴースト』や『手裏剣戦隊ニンニンジャー』など、東映スーパーヒーロー作品の脚本を手掛ける毛利亘宏が主宰する劇団「少年社中」の舞台を「東映」が共同プロデュースし、上演した舞台プロジェクト第1弾作品で、2016年2月26日〜3月6日までサンシャイン劇場にて上演。物語の舞台は、極上の“謎”を見世物にするサーカス団『パラノイア★サーカス』。奇妙奇天烈なパフォーマーたちは、謎の中から人間の狂気を暴き出し、人間の“生”の本性をあぶりだすため、謎に満ちた狂気と現実の境目を疾走する、極上のミステリー。
『仮面ライダードライブ』追田現八郎役の井俣太良をはじめとする「少年社中」の劇団員に加え、『海賊戦隊ゴーカイジャー』キャプテン・マーベラス / ゴーカイレッド役・小澤亮太、『仮面ライダー鎧武/ガイム』から松田凌(城乃内秀保/仮面ライダーグリドン)&松田岳(ザック/仮面ライダーナックル)&白又敦(初瀬亮二/仮面ライダー黒影)、さらに、松本寛也(『特命戦隊ゴーバスターズ』ほか)、唐橋充(『仮面ライダー555』ほか)、吉井怜(『仮面ライダードライブ』)、鈴木勝吾(『侍戦隊シンケンジャー』)と、東映が手掛ける「スーパー戦隊シリーズ」や「仮面ライダー」作品に出演した俳優陣が集結。
この日行われたトークショーでは、『ぶっちゃけありトーーク』と題して、“お気に入りのシーン”や“好きなセリフ”、“自分が演じた役以外で演じてみたいキャラクター”など、舞台公演を振り返ったぶっちゃけトークを展開。黒トカゲ役を演じた吉井が、松田凌が演じたコバヤシ少年の妄想芝居のシーンについて「黒トカゲが『じゃあ、私の部屋へいらっしゃい。二人きりで教えてあげる』と言った後、凌くんが考えたセリフがどんどん日替わりで出てくるので、私は絶対笑わないようにしようと思っていた」と明かし、「稽古中は何回も吹いてしまったんですけど、そこの芝居がすごく好き」とコメント。
それに対して鈴木も「僕も好き! あそこいいよねー!!」と同調すると、吉井から「じゃあ、勝吾くんできるかな? コバヤシ少年」と突然のムチャブリ。この日、体調不良でイベントを欠席したコバヤシ少年役の松田凌に代わり、急遽そのシーンを再現することになった鈴木は「松田〜!!」と叫びつつ、「あそこ、凌と二人でけっこう毎日楽しんでやっていて、“こういうのにしたら?”“こういうの、いいんじゃない?”とかめっちゃやってて、そしたら二人ともDVD収録の日だけすべった(笑)」と苦いエピソードを告白。そして吉井のさらなるムチャブリにより、黒トカゲを唐橋が演じることとなり、コバヤシ少年役・鈴木勝吾×黒トカゲ役・唐橋充によるシーンの再現が行われ、唐橋の自由奔放な芝居に会場は大盛り上がり。
また、白又は“好きなセリフ”について、小澤演じる小説家の長セリフの一説を挙げ「単純にいいセリフだなあって思った。けっこう長いセリフの中にあるセリフで、亮太くんが覚えるのにめちゃくちゃ苦戦しているのをずっと見ていたから」と語ると、小澤は「それを見ていて気持ち良かったのか!?」と鋭いツッコミ。白又はすかさず「いやいやいや!」と否定しつつも、「でも確かに“この人、なかなか覚えないな”って思ってました(笑)」とぶっちゃける。そして、練習にずっと付き合っていたという白又が「だから勝手に耳に残ってるんですよね」と打ち明けると、小澤は「耳に残ってるってことは、やってもらおうぜー!!」とノリノリで提案し、白又が小説家の長セリフに挑戦することに。
“自分の役以外で演じてみたいキャラクター”で、一番人気だったのが、白又が演じた「屋根ウラ」。芋ムシ夫人を演じた内山智絵が「ビジュアル的にも学ランの細身がすごく似合ってたし、(江戸川)乱歩のダークな世界観をすごく奇妙な動きで体現していて魅力的だった」と語ると、ウチュウ飛行士役の松田岳も「あれを着こなせるのは、あっちゃん(白又)しかいない。あんなタイトな服を着こなして、ちょっとした異世界来た役を体現するというのは、なかなかできない」とコメント。
それに対して白又が「あれはメイクとかビジュアルで助けられました」と謙遜すると、松田は「素材だよ」と優しく返す。さらに毛利からも「稽古後半にいくにつれて、どんどん面白くなっていって。あの追い込みはすごかった。白又すげーって思った」と称賛。
また、鈴木は“自分の役以外で演じてみたいキャラクター”に対して「コバヤシ少年」を挙げ、「1度、他作品でやってはいるんですが、凌のコバヤシ少年が衝撃的すぎて。ラストへの持っていき方とかすごく魅力的だった」と語ると、MCから「じゃあ、どんな風にやりたかったのか、実際にやってもらおう!」と、またしても「コバヤシ少年」を実演することに。無邪気なコバヤシ少年を思いっきり演じると、共演者から「すごいイイ!」「可愛かった!!」と絶賛され、鈴木も「コバヤシ少年はやっぱ楽しい!!」と満面の笑みを浮かべた。
最後の締めの挨拶は、抽選で選ばれた2名が実施するシステムで、見事選ばれた鈴木と井俣。鈴木は「劇場に足を運んでくださって、かつDVDをご覧になっていただいているということで、感謝の気持ちでいっぱい」と集まったファンに感謝の気持ちを伝え、「お世話になっている毛利さんと、毛利さんに関して信頼の厚い『少年社中』のみなさんと、そして東映作品の出演者だったり、不思議な縁がいっぱいあって、やることができた作品なので、今までやってきたことが結びついてるなって実感できました。少年社中、東映、そして僕らみんなを今後も応援よろしくお願いします」と挨拶。
井俣は「東映と少年社中が一緒になって、わりとエッジ尖った作品ができて、少年社中の原点のような作品性をこういう形で豪華絢爛にお送りできたことが嬉しく思います」と語り、「東映さんとまたコンビを組んでやれたらと思っています」と次回作への意欲を見せた。