座長の廣瀬智紀「お芝居を好きになって良かった」舞台『WORLD〜beyond the destiny〜』が開幕 | ニュース | Deview-デビュー

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2016/04/25 20:01

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座長の廣瀬智紀「お芝居を好きになって良かった」舞台『WORLD〜beyond the destiny〜』が開幕

舞台『WORLD〜beyond the destiny〜』囲み取材に出席したキャスト陣(前列左から)楠世蓮、廣瀬智紀、河原田巧也、金山一彦、(後列左から)田中稔彦、金子昇、谷口賢志、石渡真修(C)Deview
舞台『WORLD〜beyond the destiny〜』囲み取材に出席したキャスト陣(前列左から)楠世蓮、廣瀬智紀、河原田巧也、金山一彦、(後列左から)田中稔彦、金子昇、谷口賢志、石渡真修(C)Deview

 若手俳優・廣瀬智紀が主演を務める、舞台『WORLD〜beyond the destiny〜』が、23日に全労済ホール/スペース・ゼロにて開幕。初日公演前日の22日に公開ゲネプロと囲み取材が行われ、廣瀬をはじめとする主要キャストが出席し、舞台への意気込みを語った。

 同作品は、「日本を変える」をキーワードに次々と起こる連続爆弾事件を描いたジェットコースターサスペンス。2013年に上演された舞台『WORLD』の改訂版として、脚本・キャストを一新しての再演となる。連続爆弾事件の主犯・リュウジ役に、『ダイヤのA The LIVE』『弱虫ペダル』『私のホストちゃん』シリーズなどで注目を集める廣瀬智紀、その相棒・ケンジ役は『弱虫ペダル』『黒執事-地に燃えるリコリス』等で活躍中の河原田巧也が務める。

 囲み取材には、廣瀬と河原田のほか、楠世蓮、金子昇、谷口賢志、石渡真修、田中稔彦、金山一彦が出席。廣瀬は「今回、久しぶりのストレートプレイを演じさせていただくのですが、お芝居を好きになって良かったと、今すごく思えて幸せです。幸せに思ったこの作品を大切にして演じていきたい」と語り、「『beyond the destiny』“運命を超えろ”という副題の通り、トラウマも持ちつつも未来に進んでいくリュウジを演じ、それを観にくるお客様にお届けできるように頑張りたい」と意気込みを語った。

 河原田は「物語が進むにつれて、自分のルーツや現実を知って悩み苦しむ、精神が削られるような役どころです」と自身が演じる役どころについて語り、「僕たちのメッセージをいくつかでも持ち帰っていただけたら」とコメント。楠は「みなさんに支えていただき、たくさん勉強させていただきました」と語り、「ゲネプロでたくさん良い失敗をして、明日から突っ走りたいと思います」と力強く語ると、共演者からは「失敗前提なの?」と総ツッコミを受け、苦笑い。

 劇中で共に行動することが多い廣瀬・河原田・楠の3人は、物語の舞台でもある新宿巡りをしたそうで、河原田が「実在する場所をもとに、台本に起こして書いてくださっているので、新宿とか新大久保とか、実際にお店でご飯を食べたりして、すごく楽しかったし、この舞台をやる上で刺激になった旅でした」と語ると、廣瀬も「新大久保とか、日本にいるけど、日本に居ない様な感覚だった」と新宿巡りの感想を語る。

 豊富な経験と実力を兼ね備えたベテラン俳優から、今勢いのある若手俳優まで幅広い世代のキャストが集結している今作。谷口は「稽古場では、先輩たちはみんな上半身裸で筋トレしていて、若手は話しかけると『マジで?』ってタメ語で返してくる。僕は、捜査一課の中で、上司に課長がいて、下には後輩いる中間管理職をやっているんですが、稽古場でも中間管理職してました」と笑いを交えつつ語り、「いろんな世代が集まった最高のエンターテインメントになっていますので、楽しんでくれたら嬉しいです」とコメント。

 そんな谷口が演じる刑事の後輩・新米刑事を演じる石渡が「明日、初日を迎えますが、こんなに素晴らしいお兄さん方に、か、囲まれて……」と言葉が詰まると、「思ってもないこと言おうとするからそうなるんだよ」と先輩からのツッコミを受け、「違うんです!(笑)」と必死に否定しつつ「素晴らしい方々に囲まれてお芝居ができるので、千秋楽まで楽しくお芝居やりたいと思います!」と宣言。田中は「稽古場で何度見ていても、この作品は面白いなと思うので、早くお客さんに観て欲しい気持ちでいっぱい」と目を輝かせる。

 また、金子が「僕の役どころは調味料で言うところの『豆板醤』みたいな感じ。絶対入れないといけなくないけど、入れた方が美味しいみたいな」と調味料に例えて役どころを説明すると、金山も「僕も料理に例えたい。僕の役どころとしては、トマトソースに入っているバジルのような感じ。入ってないんだろうなって思うけど、食べて吟味してみると入ってたみたいな感じです」と便乗してコメントすると、「全然違いますよ!そもそも調味料ってなんですか?豆板醤とトマトソース入っちゃったって…」と谷口がツッコミ笑いを誘う。

 稽古場でのエピソードを聞かれると石渡は「稽古場で隣の席が金山さんだったんですが、面白いことを言ってくれたり、稽古場の雰囲気を明るくしてくれて。すごくやりやすい現場にしてくれたのが金山さんでした」とコメント。すると、谷口は石渡に対して「楽屋交代する?先輩たち、すっげーうるさいよ?」と語りかけ、「百戦錬磨の素晴らしい俳優さんたちなんですけど、たぶん若手俳優に負けたくないんでしょうね。上裸で筋トレしてたり、ずっとしゃべってたり、すごいんですよ」と冗談交じりにクレームを入れつつ、「でも、そういうのがステキだなと思う。普通は委縮してできなくなるけど、“全力でかかってこい”ってやってくれるので、現場の雰囲気は最高です」と先輩への感謝の想いを告白。

 これまでも共演回数の多い廣瀬と河原田はお互いの印象について、「すごく居心地がいい。一緒に居てくれる安心感があったりして、それがリュウジにも浸透している気がする」と廣瀬が語ると、河原田は「僕はどの現場に行っても、『ふわふわしてる』とか『ちょっと不思議な変わった子』って言われるんですけど、同じくらいふわふわしてると思う。その2人がふわふわ合わさると余計ふわふわで、なんか本当にほんわりした空気になるなって」と、河原田のふわふわしたコメントに先輩キャストたちは優しい笑顔で見守る。そんな雰囲気のなか、金山は「ふわふわしてるって言うから、ソフトクリーム食べたくなっちゃった」とまったく関係のない発言をして、「ちょっと、マジ黙っててもらっていいですか(笑)」と谷口にすかさずツッコまれ、場内は笑いに包まれた。

 終始笑いが絶えず、和やかな雰囲気の会見だったが、舞台本編は「ジェットコースターサスペンス」という触れこみの通り、手に汗握るスリリングな展開が次から次へと襲いかかる。物語が進むにつれ、徐々に明らかになっていく事件の真相、そして衝撃の結末は、ぜひ劇場で目撃してほしい。

 舞台『WORLD〜beyond the destiny〜』は、5月1日(日)まで全労済ホール/スペース・ゼロにて上演中。

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  • 舞台『WORLD〜beyond the destiny〜』囲み取材に出席したキャスト陣(前列左から)楠世蓮、廣瀬智紀、河原田巧也、金山一彦、(後列左から)田中稔彦、金子昇、谷口賢志、石渡真修(C)Deview

  • 舞台『WORLD〜beyond the destiny〜』で座長を務める廣瀬智紀(C)Deview

  • 舞台『WORLD〜beyond the destiny〜』ゲネプロより(C)Deview

  • 舞台『WORLD〜beyond the destiny〜』ゲネプロより(C)Deview

  • 舞台『WORLD〜beyond the destiny〜』ゲネプロより(C)Deview

  • 舞台『WORLD〜beyond the destiny〜』ゲネプロより(C)Deview

  • 舞台『WORLD〜beyond the destiny〜』ゲネプロより(C)Deview

  • 舞台『WORLD〜beyond the destiny〜』ゲネプロより(C)Deview

  • 舞台『WORLD〜beyond the destiny〜』ゲネプロより(C)Deview

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