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2016/04/08 23:29

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佐野瑞樹&大樹兄弟によるWBB最新作。ジャニーズの演技派・瑞樹が久々のダンス披露に「死ぬ気で練習します!」と宣言

WBB vol.10『懲悪バスターズ』制作発表に出席した(左から)佐野大樹、田村亮、鈴木勝吾、土屋佑壱(C)Deview
WBB vol.10『懲悪バスターズ』制作発表に出席した(左から)佐野大樹、田村亮、鈴木勝吾、土屋佑壱(C)Deview

 ジャニーズ事務所所属の佐野瑞樹と演劇ユニット*pnish*のリーダー・佐野大樹の兄弟によるプロデュース公演“WBB”の第10回公演「WBB vol.10『懲悪バスターズ』」。7日に東京芸術劇場で同舞台の制作発表会見が行われ、佐野兄弟をはじめ、田村亮(ロンドンブーツ1号2号)、鈴木勝吾が出席し、舞台への意気込みを語った。

 WBBは、佐野兄弟が”日本演劇界のワーナーブラザーズ”を目指し、これまで培ってきたお互いのノウハウを駆使してプロデュースする公演。奇数回は兄・瑞樹が企画するSide-Wの”ワンシチュエーションコメディ”で、偶数回は弟・大樹が企画するSide-Bの”アクション・活劇要素を含んだコメディ”を特徴としている。10作目となる記念公演の今作は、劇場も内容もスケールアップし、『懲悪バスターズ』と題した“サイエンス×ホラー×アクション活劇”を上演。

 制作会見では、*pnish*のメンバーでもあり、今作の出演者でもある土屋佑壱が司会を担当。舞台で培った声の大きさを活かし、力強い声量で司会進行を進め、会見がスタート。悪霊退治に立ちあがる天才科学者を演じる瑞樹は「“天才とは何ぞや”ということで、いろんな天才を考えて、最終的には『ガリレオ』を1話から見直そうかなと思います。それを観ながらパクろうかなと…」をコメント。すると司会の土屋が「仕上がりの芝居が福山雅治さんに寄ってくるということですか?」と問いかけ、瑞樹は「そうですね。瓜二(瓜二つ)の可能性がありますね」とジョーク交じり答える。それに対して田村が「やめたほうがいいですよ」と制するも、作・演出を担当する大樹は「問題ありません!」と返し、笑いを誘う。

 劇団「田村亮一座」の座長も務めている田村は、客演として出演するのは今作が初めて。「客演が初めてなので、緊張していますが、とりあえず足を引っ張らないようにしたい。舞台の演出の方はすぐに灰皿を投げると聞いているので、灰皿を投げられないように頑張ります」と語りつつ、演じる”落ちこぼれの悪霊役”について「落ちこぼれということで、あまり役作りせず、地でいけるかなと思っております」とコメント。同じく悪霊を演じる鈴木は「僕は比較的に、鬼とかロボットとか、人じゃない役を演じることが多いので、“あ、とうとう悪霊まで来たか”と思った」と語り、「ファニーに演じたいと思います」と意気込む。

 今作の作・演出に加え、ロボットのオーメン役で出演もする大樹が、舞台の見どころについて「落ちこぼれの悪霊とそれを退治する偏屈な科学者が出会って、ちょっと心が緩んでいくという、ハートフルコメディです」と紹介すると、土屋が「ポスターには思いっきり“サイエンス×ホラー×アクション活劇”って書いてありますけど」とツッコミ。すると大樹からは「ホラーは忘れてください(笑)」との衝撃のコメントに続き、「今回はホラーといっても可愛いホラーです。キャストにも出てくださるOH-SEさん(電撃チョモランマ隊)に振付をしてもらって、悪霊の超常現象のダンスを取り入れられたらと」と今作について説明。

 どんな作品にしたいかを聞かれると、鈴木は「コメディってあんまり触れてこなかったので、今回は亮さんもいることですし、思いっきり笑って楽しめるエンターテインメントを作っていけたらと思います」と語り、田村も「初の客演なので、どんな稽古をしているんだろうとか、勉強しながら、自分も楽しめてお客さんも楽しめるような作品にしたい」とコメント。瑞樹は「亮さんや鈴木くん、OH-SEさんなど、とにかく個性豊かなキャストが集まっているので、いつものチームワークは基本として、それぞれの個性が引き立てられるようなカンパニーにしていきたい」とコメントし、大樹は「目で見て楽しめて、音でも楽しめるような、テーマパークのような感じにしたい。子どもから大人まで楽しめるような舞台にしたいなと思います」と今作への想いを語った。

 途中、舞台にあまり関係のない質問をしたり、同じ質問を2度するなど、自由奔放な土屋の司会ぶりに対して、田村が「一つお聞きしたいんですけど、WBB的に土屋さんを司会にしたことは正解ですか?」と投げかけるひと幕も。瑞樹が「正直な話、裏で聞いているときに、その声のデカさはさすがだなと思った」と吐露すると、田村は「あまりにも癖がある司会(笑)」と苦笑い。その後も、土屋の迷司会っぷりに拍車がかかる。金持ちの社長の役で自身も出演することに対して「張り切って頑張らせていただきます!」と語ったかと思えば、「では、時間もないので……」と進行を早めようとすると、瑞樹から「お前がほとんど時間使ってんだよ!(笑)」と鋭いツッコミが入り、会場を沸かせていた。

 ダンスあり、アクションあり、笑いあり、ホラーありと、盛りだくさんな内容の今作。ダンスに関して田村は「一番最初にお話を聞いたときは、それは伺ってなかった」と本音をのぞかせつつ、「鈴木くんも『ダンスがちょっと苦手』と言っていたので、仲間が居ると思って『一緒に練習しような』という話をした」と告白。ジャニーズ事務所に所属しながらも役者として活動してきた瑞樹も、今作で久々のダンスを披露するという。「普段だったら、僕も『勘弁してくれ』って言うところだけど、この公演に関しては、すべてを賭けているので、踊ります!何十年ぶりになりますけど、死ぬ気で練習します」(瑞樹)と力強く宣言した。

「WBB vol.10『懲悪バスターズ』」は、東京公演が5月19日(木)〜22日(日)まで東京芸術劇場 プレイハウスにて、神戸公演が5月28日(土)、29日(日)新神戸オリエンタル劇場にて上演される。

関連写真

  • WBB vol.10『懲悪バスターズ』制作発表に出席した(左から)佐野大樹、田村亮、鈴木勝吾、土屋佑壱(C)Deview

  • WBB vol.10『懲悪バスターズ』で、悪霊・レイブンを演じる田村亮(ロンドンブーツ1号2号)(C)Deview

  • WBB vol.10『懲悪バスターズ』で、悪霊・アミットを演じる鈴木勝吾(C)Deview

  • WBB vol.10『懲悪バスターズ』で、作・演出に加え、オーメン役で出演する佐野大樹(*pnish*)(C)Deview

  • 制作発表で司会を務めた土屋佑壱(*pnish*)(C)Deview

  • ”お酒が好き”という共通点が発覚し、盛り上がるキャスト陣(C)Deview

  • 土屋佑壱の自由奔放な司会っぷりに、会場は笑いに包まれた(C)Deview

  • 制作会見で笑顔を見せる鈴木勝吾(C)Deview

  

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