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2016/03/11 18:01
ヤバイシーンのオンパレード!? 話題のアニメ原作の舞台『美男高校地球防衛部LOVE!活劇!』開幕
2015年1月に放送され、第2期の制作も発表されているアニメを原作とした舞台、『美男高校地球防衛部LOVE!活劇!』が、10日よりZeppブルーシアター六本木にて開幕。初日公演前に公開ゲネプロが行われ、キャスト陣が囲み取材に出席し、意気込みを語った。
同作品は、2015年1月〜3月にテレビ東京ほかで放送され、すでに第2期の制作も発表されている女性向けのオリジナルアニメーション。物語の舞台は、日本のとある街の眉難(びなん)市。眉難高校にある「地球防衛部」(=何もしない部)の前に突如として現れた桃色のウォンバットに、「地球を愛の力で救いたい」と言われ、箱根有基ら5人の部員たちは無理やり愛の王位継承者「バトルラヴァーズ」に任命されてしまう。ひょんなことで地球を守ることになった防衛部が、生徒会率いる征服部が送り込む怪人と戦う姿を描くコメディ。舞台版ではオリジナルキャラクターが登場し、舞台版ならではのオリジナルストーリーが展開されていく。
この日の囲み取材には、防衛部から箱根有基(はこね・ゆもと)役の赤澤燈、由布院煙(ゆふいん・えん)役の五十嵐麻朝、鬼怒川熱史(きぬがわ・あつし)役の越智友己、鳴子硫黄(なるこ・いお)役の高崎翔太、蔵王立(ざおう・りゅう)役の荒牧慶彦、征服部から草津錦史郎(くさつ・きんしろう)役の前山剛久、有馬燻(ありま・いぶし)役の伊万里有、下呂阿古哉(げろ・あこや)役の柏木湊太が登場。
本作への出演が決まったときの感想を聞かれると、赤澤は「本当にとんでもない作品に手を出してしまったなと。”いい意味で”ですよ!(笑)」と語り、高崎は「出演が決まってからアニメを観て、不安が募りました(笑)」とアニメの独特な世界観に衝撃を受けつつ、「でも、防衛部のキャストを見たときに、すごく安心して、”これは面白い作品になるぞ”と思いました」とコメント。さらに、荒牧も「アニメを観たときは、最初空いた口が塞がらないというか、すごいシーンのオンパレードだなと。このぶっ飛んだ素晴らしさを舞台上で表現できたら勝ちかなと。いい舞台になるんじゃないかという期待値を持ちつつ、1ヵ月弱稽古してきたので、あとは頑張るしかない!」と意気込みを語った。
防衛部と対立する征服部のリーダー・草津を演じる前山は「敵役のリーダーということで、以前『仮面ライダーウィザード』に出ていたときも敵役だったので、久しぶりだな〜って嬉しかった」と語り、「それとアニメを観て、(草津の)気品溢れて優雅な感じが、すごく自分にピッタリだなって思いました」とドヤ顔を見せると、防衛部からは「ムカつくわ〜(笑)」との声があがる。伊万里は「いろいろと役のことを調べたら共通点が多くて。身長も一緒、血液型も一緒、有馬燻の“有”と伊万里有の“有”の漢字が一緒ということで、運命的なものを感じたので、自信を持って演じたいです」と力強く語り、柏木も「ナルシストという、自分に似ている部分があって良かった。あと、自分のスタイルを存分に活かせるカッコイイ衣装なので、良かったと思います」と笑顔を見せる。
インパクトのある変身後のバトルスーツを着た感想について赤澤は「アニメで見た、バトルスーツを実際に着てみて、さらにとんでもない作品に手を出してしまったなと再び実感しました(笑)」と語りつつも、「でも、なかなかこんな衣装を着られることもないと思うので、貴重な経験になるなと思います」とコメント。五十嵐は「自分自身、違和感はない」と自信ありげな様子だったが、「お客様には見ていただきたいんですけど、自分の本当に仲のいい友達に見られるのはちょっと……」と苦笑い。荒牧も「主役(赤澤)が半ズボンというのはわかるけど、なんで僕も半ズボンなんだろうかと……」と戸惑いを見せながらも「でも、気合い入れて頑張ろうと思います」と宣言。
一方、征服部の前山は「この変身コスチュームは、黒でスタイリッシュな感じがカッコイイ」と満足げな様子で、「防衛部の衣装じゃなくて良かったなって。相当、(着こなすには)難易度高いからね。生足じゃなくて良かったって思いました」と語ると、伊万里も防衛部をチラっと横目で見つつ「(征服部の衣装は)けっこうカッコイイ」とコメント。するとすかさず「なんで一回こっち見たんだよ!(笑)」と高崎がツッコミ、笑いを誘っていた。
舞台の見どころについて前山は「稽古の段階から、征服部と防衛部が、チームとしてお互い上がっていくというのをすごく意識してきた。舞台にもアニメのゆるい面白さが出ていると思うので、そこの部分を楽しんでもらいつつ、征服部も舞台オリジナルの面白さがあるので、ぜひそこを観てほしいです」と語ると、荒牧も「さきほど、アニメを観たときはぶっ飛んでるとか、衣装がヤバイとか言いましたけど、それは僕等全員がアニメをみて、いろんなものを研究し尽くしたからこそ言えること。そのバカらしさや面白さを舞台に存分に発揮できたらいいなと思う」とコメント。
また高崎が「何も考えずに“楽しもう”という気持ちで来ていただけたら、普段の疲れが癒えるような、そんな作品になっています。ぜひとも笑いに来てください」と語ると、越智は「この1ヵ月準備してきたことを、4日間7公演すべてぶつけていきたいと思います。お客様にたくさん笑っていただき、愛される舞台になればいいなと思います」と意気込みを語る。さらに五十嵐も「アニメを観たことある方もない方も楽しめる作品。ヤバイシーンのオンパレードなので、みなさんお楽しみに!」と期待を煽る。
そして最後に赤澤は「“変身シーンがどうなるのか?”“お風呂のシーンはどうなるのか?”それが舞台でどう表現されているのかを楽しみにしてもらえたら。この舞台でしか見られない、いろんな部分がたくさんあって、二度とないようなシーンの連続だと思うので、ぜひ、Zeppブルー温泉に癒されに来てください」と笑顔でアピールした。
『美男高校地球防衛部LOVE!活劇!』は、3月10日(木)〜3月13日(日)までZeppブルーシアター六本木にて上演。なお。7月20日(水)には同舞台のBlu-ray&DVDの発売も決定している。
(C)馬谷くらり/眉難高校演劇部