鈴木 福くんはじめ、主要キャストが子役の本格刑事ドラマ『コドモ警察』が映画化され、その初日舞台挨拶が開かれた。この日はキャストがそれぞれわかれて都内4ヵ所、計5回の舞台挨拶を行い、最後TOHOシネマズ 六本木ヒルズにて全員が集合。「公開おめでとうございます！」の福くんの始めの挨拶から爆笑の連続の舞台挨拶となった。

　TOHOシネマズ 六本木ヒルズに登壇したのは、鈴木 福くん（デカ長）のほか、勝地 涼さん（新人）や本田望結ちゃん（マイコ）、鏑木海智くん（ナベさん）、青木勁都くん（イノさん）、秋元 黎くん（スマート）、相澤侑我くん（エナメル）、竜跳（ブル）の特殊捜査課チーム全メンバーに加え、本庁のエリート刑事役のマリウス葉くん、デカ長の恋人・凜子役の吉瀬美智子さん、ゲスト出演の北乃きいちゃん、そして福田雄一監督と総勢12名。

　福くんは「公開おめでとうございます！」とちょっとズレた（？）挨拶をかまし、勁都くんの挨拶の番になると、監督は「（今日来てるお客さんの）8割がイノさんのファンだから！」と悪ふざけ。これに「違いますって！ ほとんどはマリウス葉（Sexy Zone）さんだから！！（青木）」、「マリウスのファンなんて、1割しかいないよ（監督）」、「「いやいや。8割がマリウスだって！（青木）」、「（笑）わかっているよ！！（監督）」、「わかっているなら言うなよ（青木）」とイノさんキャラそのままの勁都くんと監督との爆笑の応酬が続けられた。

　そんな中登壇した中で最年少の黎くんは「映画面白かったですか？ みんなで頑張ったので、これからも宣伝よろしくお願いします！」とスマートな挨拶。これには司会者や監督からも「一番大人！」と思わず関心する場面も。

　また、現在妊娠中の吉瀬さんは「まだ気が早いかもしれませんが、もし続編があるならばデカ長の子どもを授かりたいです」と次回作へ期待を込めた挨拶。監督から「デカ長は、次回作があるなら、『それ誰の子だ！』ってセリフを言いたいそうです。なので『あなたの子よ！』ってセリフを凜子ちゃんに言ってもらって」と。さらに、「この映画応援してください。またやりたいよね、みんなも」と監督にふられたキャストは全員声を揃えて「はい！やりたい！」と次回作へ意欲を見せた。

　ただやはり子役メインなだけあって、撮影では大変なこともあったそうで勝地さんは「イノさんがお腹空いて、不機嫌になったり、ご飯食べ終わって眠くなったりいろいろ大変でした」とポロリ。だからこそ「撮影も終わり、つながったのを自分も観て、ワイヤーアクションとか、芝居が成長してたりとか、みんなの頑張った姿を観て、違う感動を覚えました。みなさんにその想いが伝わればと」としみじみ。

　しかし、ここで“良い話”と終わらないのが『コドモ警察』舞台挨拶！ 続けて監督は「ずっと子どもたちと一緒にいてくれる良い役者さんでね」と勝地さんのフォローするかと思いきや、「休み時間も一人にならず、みんなと一緒にいて、下ネタを教えてくれてね。非常にありがたかったです。すべての子どもにまんべんなく、下ネタ教えてて」と裏話が炸裂。さらに、事務所の後輩であるきいちゃんも「勝地先輩は、みんながちょっと騒いじゃっても、締めるときはちゃんと締めて、遊ぶときは遊ぶって感じで。だからみんなついて行くのかなと。それを見て、『自分の下が出てきたらこうやってしなきゃいけないんだな』と思って（笑）」と話し、「なんかバカにされてる気がする」という勝地さんの言葉を受けつつも、「尊敬しています！」と締めた。

　そんな勝地さんの下ネタに「福くんが一番食いついてね（勝地）」と暴露された福くんは「あなたが！私に教えてきたんでしょ！」と声を大にして反論。それでも「それを教えられてちょっと好きになりましたよね（勝地）」、「そうですよ！ だから福くんおっぱいが……（監督）」と話を続けようとすると、「びーーびーーびーー！ごにょごにょごにょごにょ。びーびー！！」と口で規制をかえ、それでもなお監督が「でも吉瀬さんと一緒になると、全然乗ってこなくて」と話せば、さらに大きな声で「びーーーーーーーーー！！！！」と無理やり会話を終了させ、会場から爆笑を取った。

　それでも最後福くんは「この映画は面白かったと思うので、ぜひ友達とかに宣伝してくれれば、パート2ができるかもしれないので、ぜひ宣伝お願いします！」と挨拶。笑い続きの舞台挨拶もさすが主演だけあってしっかり締めて幕を閉じた。

　映画『コドモ警察』は現在、全国公開中。なお、4月1日発売の『デ☆ビュー』5月号には『コドモ警察』特殊捜査課メンバーによるインタビューが掲載される。