TBSドラマの「夜行観覧車」のアヤカになりたいと5年生の時に思ったのがお芝居との出会いでした。初めは一人で家でドラマのセリフを練習していましたが、もっとちゃんとお芝居を磨きたいと思い中学で演劇部に入り、そのまま演劇学科のある高校へ進学しました。�@

その頃からお芝居が私の中で趣味ではなく、生涯続けたい大切な物に変わっていき、個人でワークショップに参加したり、同じ映画を何度も見て演技だけでなく、振り切り具合や声の裏返りなどまで研究しました。

そんな生活を繰り返す内にお芝居が持つ「何者かになる」と言う事の面白さを体の内側から強く感じるようになりました。�A

目標は、私の人生を大きく変えてくれた塚原あゆ子監督の作品に関わることができる、血の通った芝居ができる女優を目指します。�B

好きな監督、女優さんを中心に週に何本もの映画を見て、自分が具体的に何が良いと思ったか原作との違いの意図は何なのかを必ず考えながら見ています。

中高そして今通っている養成機関でもメモは手放さすこぼれ落ちがないように、その日の内にメモを整理してそれを元に次の授業に向けて自主練をしています。

好きな事についてなので、自覚はあまりなかったのですが、幼馴染からよく「バカ真面目」�@と言われていました。一時は要領がいい子を見て羨ましく思ったこともあったのですが、「基本抜けてるけど、演劇の事なら任せられる」と友達に言ってもらえ指示を出す係につかせていただけたとき、本当に嬉しかったです。高校以外でも、レジ打ちが苦手でバイト先でお客さんを待たせてしまう事もあるのですが「一生懸命な子やね」「ぼちぼち行きや〜」と励まして頂いたり「何でもちゃんと話聞いてくれて、ゲラ(笑いのツボが浅い)やから話しやすいわ」と不器用な性格をきっかけにたくさんのお客さんと親密になることができました。�A

これからも一歩一歩を大切に夢に向かいたいと思います。