石井いづみ | オーディション“合格者”インタビュー
2021/06/24
劇場アニメ映画『漁港の肉子ちゃん』一般オーディションを勝ち抜き声優デビュー
石井いづみ
劇場アニメ映画『漁港の肉子ちゃん』一般オーディションを勝ち抜き声優デビュー
現在公開中の明石家さんまが企画・プロデュースを務める劇場アニメ『漁港の肉子ちゃん』。オーディション情報サイト『Deview/デビュー』では、プロアマ不問で一般公募されたマリア役のオーディションを経て、本作で声優デビューという夢を勝ち取った、14歳の新人・石井いづみに直撃インタビュー。幼い頃からアニメが大好きで、“声優”という憧れの職業の第一歩を踏み出した彼女に、オーディションに応募したきっかけや合格した際の想い、初のアフレコ体験エピソードなどを聞いた。
「小学生の頃からずっとアニメが好きで、私もいつか声優さんになりたいと思って応募しました」
『漁港の肉子ちゃん』は、漁港の船に住むちょっと訳あり母娘、肉子ちゃんとキクコの日常を描いた、直木賞作家・西加奈子のベストセラー小説を元にした感動のハートフルコメディ。
マリア役のオーディションは、今年2月10日〜23日にかけてプロ・アマ不問で、性別・年齢も問わず幅広く募集。約2週間という短い応募期間ながら、7歳から64歳まで総勢1,673通の応募が集まり、書類と音声データによる第一次選考、オンラインによる実技審査と面接による第二次選考により候補者が絞られ、最終審査には14歳から27歳までの10名が参加。さんまや渡辺歩監督が見守る中でアフレコの実技審査が行われ、最終審査参加者内で最年少の14歳・石井が、見事マリア役を勝ち取った。
もともと幼少期からアニメが好きだったという石井は、「小学校低学年の頃からアニメがずっと大好きで、『進撃の巨人』とか『らき☆すた』とか、いろんなジャンルのアニメを観てきて。そこから声優さんも好きになって、私もいつか声優さんになりたいなと思って応募しました」と今回のオーディションに応募した動機を明かす。
石井がボイスキャストを務めるマリアは、肉子ちゃんの娘・キクコの同級生。キクコが転校してきたとき、真っ先に話しかけ世話を焼いて仲良くなったという経緯があり、漁港の町で一番お金持ちの家庭で育つ、東北地方の方言のなまりがある女の子。石井は応募する際、「セリフを噛まないようにたくさん練習して、棒読みにならないよう気を付けて録音しました」と述べ、「マリアのセリフがちょっときつめな感じがしたのですが、根は優しい子なんだろうなと思ったので、きつくなりすぎないよう、優しさもある感じになるように、お母さんといろいろと相談して考えて表現しました」とマリアのキャラクター像を想像しながら応募用の音声データを録音したという。
最終審査には、オーディションを受けること自体が初めての人や、すでに俳優事務所に所属している経験者、声優事務所に所属するプロの声優まで、幅広い参加者が参加。そのなかで、声優未経験でなおかつ最年少だった石井は、「“みんな、絶対に上手いでしょ!?”っていうような人たちばかりだったので、緊張もしましたし、どうしようって戸惑ったけど、なんとか頑張りました」と回顧。さんまや渡辺監督など、大勢のスタッフが見守る中でのアフレコ実技審査だったが、「私が眼鏡をかけていなかったので、あまりよく見えなくて…。だから、そこまで緊張せずにやれたのかなって思います」と語り、初のアフレコ体験に対しては「ここで何人もの声優さんたちがアフレコしているんだなって思ったら、すごく嬉しかったですし、緊張はしましたが、アフレコはとても楽しかったです」と笑顔を見せた。
小学生の頃から声優という職業に憧れ、中学生になった去年、初めて声優のオーディションに挑戦し、二度目のオーディション挑戦で”声優デビュー“という夢の第一歩を踏み出した石井。合格の連絡を受けた際は「受かると思っていなかったので、”えっ!!“ってすごくびっくりしました。家族もみんな驚いていたのですが、『すごいじゃん!』って言ってくれて、嬉しかったですし、本番のアフレコが楽しみだなって思いました」と合格した直後の想いを明かす。また、中学校の友人たちが花束とケーキでお祝いしてくれたそうで、「仲の良い友達、2、3人に話したのですが、最初はぜんぜん信じてもらえなくて(笑)。でも、その子たちが花束とケーキでお祝いしてくれて、嬉しかったです」と語った。
そして迎えたアフレコ収録の本番。「噛んだらどうしようとかすごく不安だったのですが、さんまさんも監督さんもとても優しくて。『失敗しても大丈夫だから、頑張って!』と声をかけていただいて、思いっきりできたと思います」と声を弾ませる。
完成した映画で自身の声を聞いた際「最初は自分の声がすごく恥ずかしくて…」と照れつつ、「”もうちょっとこうできたら良かったな”と思うところもありました」と早くも反省点も見えてきたそう。「でも、声優の夢が叶ってすごく嬉しかったですし、スタッフさんから『オーディションの時よりも上手くなったね』と言ってもらえて嬉しかったです」と満面の笑みを浮かべた。
舞台挨拶に登壇した際や取材中は緊張した面持ちで、ひと言ひと言、丁寧に受け答えし、物静かな雰囲気だったが、普段の学校では「よくしゃべる方だと思います。周りからは『元気だね』って言われます」と打ち明け、時折見せる無邪気な笑顔がとても印象的だった石井。
また、「水瀬いのりさんや花澤香菜さんのような声優さんに憧れます」と明かした石井は、「将来は、やっぱり声優という夢に挑戦したいです」と決意を新たにし、「声優さんは腹筋が大事って聞いたので、今は腹筋を頑張ってます」と声優への意欲を見せる。
そして最後に、「いろんなキャラクターの登場人物が出てきて、それぞれいろんな想いを抱えているのですが、みんな本当に優しい。そんな人の優しさを感じられて、心が温かくなる映画なので、ぜひみなさんに観てほしいです」と映画をアピールした。
劇場アニメ映画『漁港の肉子ちゃん』は現在公開中。
PROFILE
石井いづみ●2006年7月25日生まれ、群馬県出身。本作マリア役の一般オーディションで見事1,673人から選ばれ声優デビュー。
劇場アニメ映画『漁港の肉子ちゃん』は現在公開中
石井が声を担当したマリア
明石家さんまが惚れ込んだ直木賞作家・西加奈子のベストセラー小説を、『海獣の子供』『映画 えんとつ町のプペル』の制作会社STUDIO4℃がアニメ化。監督を『ドラえもん のび太の恐竜2006』、『海獣の子供』などを手掛け、子供たちだけでなく大人にも愛されるアニメーション作品を数多く世に送り出してきた渡辺歩が担当。
いつも全力、底抜けの明るさでパワフルに生きる肉子ちゃん。そんな肉子ちゃんの口グセは「普通が一番ええんやで!」。漁港の船で暮らす訳アリ母娘が、精一杯生きる愛おしい姿に、笑って泣けて、そっと勇気をもらう感動のハートフルコメディ。
◆公式サイト:29kochanmovie.com
©2021「漁港の肉子ちゃん」製作委員会
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