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連載「D-DAYS +Plus」vol.224 加治将樹

2026/10/01

「瀬戸康史とは約20年ぶりの舞台共演なのですごく楽しみ。本当に大好きでリスペクトしている役者なので、安心感もある」

加治将樹 撮影/宮坂浩見 取材・文/根岸聖子

ドラマや映画、舞台などマルチに活躍する、ワタナベエンタ―テインメント所属の男性俳優陣のDramaticなDreamLifeに直撃する連載企画「D-DAYS+Plus」。
今月は、11月15日開幕の舞台『キュー』に出演する加治将樹さんが登場!
『マーキュリー・ファー』(2022年)以来の白井晃さんの演出作品に挑む心境や、舞台では約20年ぶりとなる瀬戸康史さんとの共演について、さらには大河ドラマ『豊臣兄弟!』や『大空港〜GATE24〜』をはじめ、バイプレイヤーとして映像・舞台と幅広く活躍する、自身の現在地についてなど、たっぷりと語ってもらった。

加治将樹

――加治さんにとって、白井晃さんの作品に出演するのは、今回が2度目ですね。最初は『マーキュリー・ファー』でしたが、振り返ってみて、白井さんの現場はいかがでしたか?

加治将樹「10代のころから憧れがあって、ずっとご一緒したかった方だったので、やっぱり楽しかったです。『マーキュリー・ファー』は再演ということもあって、白井さんの頭の中ではすでにある程度、画が完成していたんですよね。その上で、このメンバーでやるからこその深掘りしていくことが、日々すごく楽しかった。同時に、求められていることは本当に難しくて。白井さんがおっしゃっていることは頭では理解しているのだけど、それを表現するのが、とにかく大変でした。(吉沢)亮も(北村)匠海も含めて、みんなすごく悩んでいました。僕をはじめ宮�ア秋人、小日向星一とか、みんな休憩中、ほぼほぼ喋らないんですよ(笑)。言われたことを整理する時間というか、逆に何も考えられないくらい、演出の情報量が多かったので。それを脳みそで処理するための“無”の時間が生じていたんですが、これじゃいかんなと、カラ元気で楽しくおしゃべりしていた時間もありました(笑)」

加治将樹

――本番に入ってからは何か変わりましたか?

加治将樹「お客様に観てもらうことで、僕らも少しずつ感覚を掴み始めていきました。公演数が多かったこともあり、毎晩のようにみんなでご飯に行ってコミュニケーションを深めて、どんどん家族みたいになっていって。最終的には“すごい楽しかったな!”ってところに落ち着いた(笑)。やっぱり、キツいことを一緒に経験すると、絆が深まるんです。別の現場で彼らと顔を合わせると、僕は勝手に家族みたいな感覚になっています。あれから亮とはまだ会っていないけど、匠海と共演したときはすごく落ち着いたし、秋人も星一も変わらず仲がいいですし。あの作品をやって良かったなあと思います」

――そんな“初回”を経て、今回はまた違った感覚もありそうですね。

加治将樹「前回の『マーキュリー・ファー』は再演でしたが、今回の『キュー』は初演ですから。瀬戸(康史)が出ていた初演の『マーキュリー・ファー』の話を聞くと、それはそれで大変そうでしたね。たぶん初演のときは、白井さん自身も手探りで始めて、そこからいろんなものが積み重なっていっていた。なので僕は今回、ほぼ初めて白井さんとやるくらいの気持ちでいます」

加治将樹

――そこに、同じ『マーキュリー・ファー』を経験している瀬戸さんがいることは、大きいですか?

加治将樹「そうですね。瀬戸のことは本当に僕、大好きだし、信頼しているし、リスペクトしている役者なので。瀬戸がいるから大丈夫だろう、みたいな安心感もありますよ(笑)。彼は僕が持っていないものを、全部持っているんです。だから、ずっと見ていたい。というか、ずっと見ていられる。 “こいつの頭の中、一体どうなっているんだ!?”って思うんですよ。人間的には明るいし、おしゃべりもするんですけど、どこかミステリアスなんですよね。付き合いはすごく長いのに、『瀬戸康史ってどんな人?』って聞かれたら、実はちゃんと答えられない。だからこそ毎回、“なんでこんな芝居ができるんだ!?”ってなる。彼の芝居の作り方とか、考え方みたいなところにすごく興味があるんです。それを表現として出してきたときに、“うまっ!”ってなる。毎回驚かされるし、感動もするし、刺激をもらっています。ちゃんとした舞台共演でいうと、D-BOYS STAGE Vol.1『完売御礼』(2007年)以来、約20年ぶりなので、すごく楽しみです」

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Information

舞台『キュー』

■東京:2026年11月15日(日)〜29日(日)東京芸術劇場 プレイハウス
■大阪:2026年12月4日(金)〜6日(日)梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ

舞台『キュー』

舞台『キュー』

■原作:上田岳弘『キュー』(新潮社刊)
■演出:白井 晃
■上演台本:上田岳弘 白井 晃
■出演
瀬戸康史
有村架純
石田ニコル
井内悠陽
加治将樹
田中哲司

有川マコト
川合ロン
西山友貴
黒田 勇
須�ア汐理

≪ストーリー≫
心療内科医として平凡な日々を送る立花徹(瀬戸)は、製薬会社に勤める東藤恭子(石田)との出会いをきっかけに、高校時代に忽然と姿を消した同級生・渡辺恭子(有村)の記憶を呼び覚ました。

「私の中には第二次世界大戦が入っている。」
かつて渡辺恭子が口にした、その不可思議な言葉。

103歳となった祖父・立花茂樹(田中)の突然の失踪を機に、徹は、その行方を追う謎の組織と武藤勇作(加治)に翻弄されながら、人類の過去・現在・未来をめぐる壮大な運命へと巻き込まれていく。

一方、人類の歴史を見届ける存在、Lost Language No.9(井内)は、「言語の誕生」から、「個」や「言語」さえ失われた700年以上先の〈予定された未来〉まで、人類が歩む歴史を語り始める。

三つの時代が交錯しながら、「世界最終戦争」の火蓋が切られる。 残される記憶と、「個」の行方をめぐる物語。

◆公式サイト
https://the-9.westage.jp/

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■主な所属者/
瀬戸康史、山田裕貴、見上愛、真飛聖、さとうほなみ、綱啓永、斎藤瑠希、井内悠陽、柏木由紀、Little Glee Monster、 中山秀征、ネプチューン、アンガールズ、ハライチ、イモトアヤコ、ハナコ、四千頭身、土佐兄弟、丸山礼、林修、伊沢拓司 ほか

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