【2024年芸能プロイチ押し新人インタビュー】顎変形症によるブランクを乗り越え芝居の世界に再び飛び込んだ俳優・岩城魁斗「芝居を通じて地元・愛媛に貢献したい 芝居の世界に入るきっかけを作ってくれた母に恩返しがしたい」 | ニュース | Deview-デビュー

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2024/01/25 18:31

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【2024年芸能プロイチ押し新人インタビュー】顎変形症によるブランクを乗り越え芝居の世界に再び飛び込んだ俳優・岩城魁斗「芝居を通じて地元・愛媛に貢献したい 芝居の世界に入るきっかけを作ってくれた母に恩返しがしたい」

アスタリスク所属:岩城魁斗(C)Deview
アスタリスク所属:岩城魁斗(C)Deview

 エンタメ界の新人発掘に特化したオーディションメディアとして40年の歴史を誇る『デビュー/Deview』が芸能プロダクション141社の新人募集情報を特集した『冬の特別オーディション2024』を開催中。その企画に参加する新人開発に積極的なプロダクションが2024年に向けてプッシュする新人をクローズアップしてインタビュー。幅広いジャンルで活躍する俳優・モデルを擁し、個々の素質や個性を見極めてマネージメントしているアスタリスクに『デビュー夏の特別オーディション2022』で所属した岩城魁斗は、故郷である愛媛県出身の大森研一監督の映画に出ること、内子町の内子座の舞台に凱旋することを目標に俳優業に邁進していく。

【アスタリスク/岩城魁斗(いわき・かいと)インタビュー】

――こういう世界に興味を持ったきっかけ

【岩城魁斗】「僕の母は昔からお芝居に興味があったんですが、愛媛のすごく田舎の出身だったのでそうした活動ができなかったらしいんです。だから息子の僕に芝居をやらせたかったみたいで、物心つく前に履歴書を内緒で送ってくれていました。僕は何も知らずにオーディション会場に行って、東京が本社の事務所に子役として入所したのが、芝居の世界に入ったきっかけです。5歳ぐらいの時のことで記憶は定かでないんですが、将来の夢を聞かれて、その頃イチローさんや松井秀喜さんが活躍していたので“メジャーリーガーになりたいです”って話をしたことは、今でも覚えています」

――それでは最初は子役として活動していたんですか?

【岩城魁斗】「事務所では基本的にレッスンだけで、時々オーディションのために東京に行く来るぐらいでした。中学生ぐらいまで在籍していたんですが、その事務所で講師をされていた井上佳子さんが代表を務める愛媛が拠点の『劇団イリュージョン』に12歳の頃に入団しました。自分は元々すごく内気で、人前で何かをするのが苦手なタイプだったんですが、お芝居をすればいろんな自分になれること、人前で何かをする楽しさを井上さんに教えていただきました。僕が17歳の頃、劇団は30周年記念公演を区切りに最後の公演を迎えたんですが、その舞台で初めて主役を演じさせていただいたんです。井上さんに出会って人生が変わりましたし、この劇団が俳優としてのスタートだなと思っています」

――劇団が活動を終えた後、どのように俳優活動を続けようと思われたんですか?

【岩城魁斗】「芝居を続けたいという思いがあって、東京の大学に進学しました。同時にデビューに登録してオーディションを受け始めたんですが、その時に顎変形症という骨の病気になってしまったんです。8時間かかる顎の手術を経験して、歯の矯正にも4年間かかったんですが、その間口が上手く開けられず、ご飯を食べるのも難しいような状態でした。治ったのは2021年の春なので、その間ずっとブランクを作ってしまいました。それでも経験になればとエキストラに登録したりして、機会をうかがっていました。その後、2022年の『夏の特別オーディション』でアスタリクスさんからお声をかけていただいて、所属に至りました」

――オーディションを受けた時のことで記憶に残っていることはありますか?

【岩城魁斗】「ちょうど今取材を受けているこの部屋で、スタッフの方と1時間半くらいお話しさせていただきました。俳優としてのキャリアや、今後どうして行けばいいかについてまで、マンツーマンで自分の話を聞いてもらえるような面談の機会を持っていただいたことがなかったので、その時点で真面目さや熱意を感じて、もし合格をいただけたらぜひこの事務所で頑張りたいと思いました」

――事務所に入ってから約1年ぐらいになりますが、事務所からのサポートはいかがですか?

【岩城魁斗】「定期的にマネージャーの方との面談の機会がありますし、メールで連絡してもすぐに返信いただけますし、困ったことがあればすぐに面談の場を設けていただけます。いつでも相談できるところはすごくありがたいなと思います。週1回のレッスンでは、毎回講師の方から具体的なアドバイスをいただいています。自分はずっと舞台をやっていたので、映像向けに“もっと自然体で演技したらいいんだよ”と指摘していただけています」

――事務所からのオーディション案件も多いと思いますが、オーディションを受ける時に大事にしていることはありますか?

【岩城魁斗】「最近はオーディションで動画を提出することも多いんですが、納得がいくものが撮れるまで、1時間でも2時間でも、友人の手が疲れるぐらいまで撮らせてしまうことがあります。常に自分が100%と思えるものを提出することを意識しています」

――今後の活動においての目標や夢を教えてください。

【岩城魁斗】「愛媛県出身の大森研一監督の作品に出演したいとずっと思っています。大森さんは愛媛県を舞台にした映画を主に撮られているんですが、『海すずめ』は宇和島市が舞台ですし、最近では東京オリンピックの聖火台を砥部焼を使って作るという映画を、伊藤敦史さん、橋爪功さんの出演で撮られていました。大森監督はすごく気さくな方で、大学時代にちょうど顎の病気を患っている時にメールを送ったら、返信をいただけたんです」

――地元への愛が強いんですね。出身地はどんな所ですか?

【岩城魁斗】「愛媛県の内子町です。ノーベル文学賞受賞の大江健三郎さんの出身地で、江戸時代にはハゼの木の実から作るロウソクで栄えた町なんです。昔から芝居が盛んな町で、内子座という100年以上経つ芝居小屋もあります。毎年、中村勘九郎さんら有名な俳優の方が歌舞伎を上演しているんですが、将来自分も、内子座の舞台でプロの俳優として立つのが夢です。大森監督の作品に出たいということも含めて、芝居を通じて地元に貢献したいと思っています」

――目標とする俳優はいますか?

【岩城魁斗】「林遣都さんです。以前ドラマ『教場』の現場にエキストラで入ったとき、林さんの演技を拝見しました。警察手帳を受け取るシーンだったんですが、緊張から手が震えるという演技を休憩中も関係なく練習されていて。その姿を見てすごく勉強になりました。将来的に林さんと共演ができたら嬉しいです」

――ご自身の経験を踏まえて、これから応募しようと考えている読者の背中を押してあげられるメッセージをいただけますでしょうか?

【岩城魁斗】「自分は大学時代に患った顎の病気が本当に辛く、進路を決める大事な時に、“本当に芝居の世界にもう一回挑戦していいのかな…”と考えました。でもオーディションにチャレンジして、こうやって芝居の世界に入って良かったなと今は思います。病気だったり、年齢だったり、そうした障害を理由に諦めてしまうのが、やはり後悔が残るんじゃないかと思います。もし興味があるのなら挑戦してほしいと思います。」

◆担当マネージャー・スタッフに聞く「合格の決め手」と「イチ押しポイント」◆

「顎の病気はもう治っていますが、ブランクが大分長くて、ネガティブな要素もたくさんあったのですが、“やるしかないよね”という話をしたところ、“上京して頑張ります”と。そういう行動力は他の子と比べて頭一つ二つ抜きん出ていましたね。
東京に出て来たら、色々な事情により躓くこともたくさんあると思うのですが、最後は根性論的なところもあるので、そこは大丈夫だろうと思っています。
私は普段は合格という言葉は使わなくて、“一緒に仕事をやっていける相手”だなと思っています」

【プロフィール】
岩城魁斗(いわき・かいと)●1998年11月14日生まれ、愛媛県出身
特技:書道6段 スポーツ:バスケットボール・空手初段
2023年「デンソー」WEB CM

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