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2024/01/08 13:07
ミス日本2024ファイナリストがスポーツゴミ拾いに挑戦 環境問題への課題を認識し「一人一人の意識の変化が必要だなって思いました」
『第56回ミス日本コンテスト2024』への出場を控えるファイナリストおよび現役ミス日本、OGたちが7日、新宿中央公園にて、街頭清掃活動とスポーツ競技を組み合わせた「ミス日本×スポGOMI」イベントに参加。ファイナリストたちは、21日の大会を前に楽しみながら社会貢献にいそしんだ。
「ミス日本×スポGOMI」イベントは、一般社団法人ミス日本協会およびミス日本受賞者有志で結成する「ミス日本ボランティア協会」が、日本スポGOMI連盟の協力の元で開催。「スポGOMI」とは、チームメンバーと協力して制限時間内に規定のGOMIを拾い集め、その質と量で得点を競い合う競技。
近年はコロナ禍においてもソーシャルディスタンスを守りながら、楽しんで社会貢献可能なイベントとして全国的な広がりを見せており、直近ではスポGOMI世界大会や、スポGOMI甲子園といった大規模大会も開催。SDGs(国連が定める持続可能な開発目標)においては、目標11「住み続けられるまちづくり」や目標12「作る責任使う責任」に貢献することはもちろん、マイクロプラスチックが問題になっている目標14「海の豊かさを守ろう」やほかのさまざま目標にも貢献することができる取り組みとして注目されている。
各チームの意気込み発表に続いて、2023ミス日本「みどりの大使」上村さや香さんによる開会宣言の後、競技がスタート。新宿中央公園は超高層ビル街の真ん中に位置する“都心のオアシス”。綺麗に整備され清掃・美化が行き届いているものの、公園の外周の歩道脇の植え込みには、ポイ捨てされた煙草の吸殻や、空き缶・ペットボトル、食品のゴミが入ったコンビニ袋、果てはビニール傘など、様々なゴミが隠すように捨てられている。ミス日本ファイナリスト達は、笑顔で宝探し感覚を楽しみながらゴミを発見、袋に収めていく。
30分の制限時間が終了すると、公園の各所に散らばっていたチームが、大きなゴミ袋を携えて戻って来た。ゴミの重量と、その内容によるポイントで順位を決定。結果として、5.38キロのゴミを集め598ポイントを叩き出した、ミス日本コンテスト2024ファイナリストの有馬佳奈さん(21歳)・安井南さん(19歳)を擁するチーム「春の七草」が優勝を果たした。
有馬さんは「ここまでゴミが落ちているとは思いませんでした、普段歩いているとき、ゴミが落ちているかどうかなんて考えていなかったことに気付きました。これからはゴミに気付いたら拾っちゃうかもしれないです」と、新鮮な驚きを語る。安井さんは「タバコの吸い殻が宝物に見えた日は初めてでした(笑)。いざゴミを探そうとすると、意外と少ないなと思ったんですが、それは整理してくれている人がいるからだなと改めて感じました。それでも結構な量が集まったので、一人一人の意識の変化が必要だなって思いました」と、課題を見つけた様子。
ミス日本のファイナルが近づいているが、有馬さんは「あと2週間ほどですが、今やれることを、特に内面の美を頑張って磨いていきたい」と決意を語り、安井さんは「最初は自分らしさをあまり出さずにお上品に行こうという気持ちだったんですが、勉強会を経て正しい自分らしさの出し方を知ることができたので、全力で個性を出して頑張りたいと思います」と意気込みを語った。
ファイナリストたちは、2024年1月21日に都内で前日審査(社交力審査)、翌22日に京王プラザホテルで最終審査(振袖・ドレス・スポーツウェア審査、審査員質疑応答など)に臨み、22日のステージで結果発表が行われる。