スターダストプロモーション制作3部所属の俳優、織田ひまり、入江美沙希、大山蒼生、和泉詩らが、劇団「Do It Over」第4回公演『その日、そのステージの上で』の公開ゲネプロを2日、東京・渋谷の伝承ホールで行った。

　オーディションによって選ばれた中学2年生から22歳までの12人が出演。5人組ガールズポップユニット・BREAK TIME GIRLSのメンバーで、フジテレビ『めざましテレビ』のイマドキガールとしても活動中の入江や、『第9回日本制服アワード』のグランプリを受賞した織田、BREAK TIME GIRLSでセンターを務める大山らが出演する。

　死ぬ間際に、人生を変えた分岐点を本人に見せることを仕事とする“演出家”日高（入江）から「今から、あなたの物語を上演します」と、ステージ上で展開する自分の人生を観ることとなった奈緒（織田）。ステージの上に現れたのは…。ファンタジックな設定に笑いを交えつつ、リアルでビターな心の傷に向かい合い成長する少女の姿を描く。

　座長を務める和泉は「女優を目指している10代、20代の私たちが夏休みの期間に本気で演技とたくさん向き合って、いっぱいお芝居を勉強し、考えた夏でした。私たちの思いや熱が伝われば嬉しいです」と、稽古の想い出を振り返る。メインキャストの織田は「重要な役をやらせていただくので緊張がすごく大きいです。私が演じる奈緒の心情の変化に注目してみてほしいです」とアピール。

　入江は「もう本番なのかという寂しさがあるんですけど、今の私にできることを全力で頑張りたい。日高が演出家としてこだわったド派手な演出があるので、そこに注目してほしい」と見どころを語り、大山は「1ヵ月間12人で稽古を頑張ってきたので、その成果を出せるように頑張りたい。演技のほかに、歌とダンスにも注目してほしい」と語った。

　シリアスな展開も迎える本作だが稽古場の雰囲気は上々で「楽しみながら助け合いながらもメリハリがありました」と和泉。「和気あいあいとしていてました。演技の稽古はもちろん、みんなでゲームをしたり、仲を深める回もあって」（織田）、「お姉さんたちが多くて、私は下の方だったのですごく可愛がってくださいました（笑）」（入江）、「お稽古のアップは普通なら発声だと思うんですけど、私たちはそれに加えてソーラン節を踊ったりして。独特で楽しいことをやりながら、真剣な時はバチっとスイッチを切り替えました」（大山）と、カンパニーの結束も深めつつ、充実の稽古を終えたようだ。

　初出演＆初主演映画『泥の子と狭い家の物語』が今年冬に公開されることが発表されたばかりの織田は「私にとっての初映画で、ここまでやったことが無いというぐらい役作りをしました。役作りの方法をそこで学べたこともあったので、今回の舞台の台本をいただいたときも、役の子の性格とか、どういう人生を歩んできたかのか、何を考えればいいのかを思い出しながら稽古が出来ました。去年の舞台より成長した姿をお見せできるように頑張ります！」と、女優としての成長を見せる意気込みを語った。

　そのほか、羽野瑠華、大高みなみ、西田圭李、北野夏々、美南早希、福永彩乃、羽野真央、若山天音も参加した。『その日、そのステージの上で』は、3日（14時〜／18時〜）、4日（13時〜／18時〜）の4ステージが同ホールで上演される。