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2020/08/23 20:01
第25代グランプリの犬飼貴丈、ジュノンボーイ候補者たちに「コンテストを経てからの自分磨きが大事」とアドバイス
俳優の犬飼貴丈が23日、都内で行われた『第33回ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト BEST35お披露目記者会見』に出席。第25回大会のグランプリ・犬飼は、BEST35の候補者たちと対面し、「みんな垢ぬけている子たちばかりで、びっくり。年々、ジュノンボーイのレベルが上がってるんじゃないかなと。僕は本当にただの田舎の少年って感じでイモくさかったので」と候補者たちを絶賛しつつ、自身の応募当時を懐かしんだ。
「あなたの隣のすてきな男の子、推薦してください」をキャッチフレーズに、1988年にスタートした同コンテストは、これまで武田真治、袴田吉彦、小池徹平、溝端淳平、三浦翔平、菅田将暉など、数々のスターを発掘。
応募資格は12歳〜22歳の男子で、応募総数17,158人の中から、書類・写メ・アプリ選考によりBEST1000を選出。例年実施していた地方予選を、ジュノンボーイ史上初の「リモート審査」へと切り替えて、BEST150を選出。その後、月刊誌『JUNON』、公式携帯サイト『プラチナ☆JUNON』、公式アプリ『CHEERZ for JUNON』、動画配信サービス『SHOWROOM』での人気投票結果の合計により、BEST150→BEST70→BEST35とサバイバル形式で候補者が選出された。この日のお披露目会見には、BEST35のうち、31名(4名は欠席)が参加した。
2012年の第25回大会でグランプリを受賞した犬飼は、17年に『仮面ライダービルド』(EX)で主役に抜擢。その後も『獣になれない私たち』(NTV)、連続テレビ小説『なつぞら』(NHK)、公開中の映画『ぐらんぶる』では、竜星涼とともにW主演を務めるなど、様々な作品で活躍中。
犬飼はBEST35の候補者たちを見渡して、「こうやってみなさんを見ると、すごく完成されているというか。僕なんてただの高校生だったし、イモくさかった」と回顧。司会者から「当時の犬飼さんは爽やかさがあったかと思いますが」と最終選考会での印象を振られると、「コンテストの前日に東京に入ったんですが、ホテルの部屋が母親と一緒で。それで、母親のいびきに悩まされて朝まで寝れなかったんです。不眠のままコンテストに行ったので、爽やかさは無かったかな(笑)」と当時のエピソードを語り、笑いを誘った。
候補者たちからの質問タイムでは、14歳の石原月斗(いしはら・ゆえと)さんが「『仮面ライダービルド』に出演して、一番変わったことは?』と質問。犬飼は「仮面ライダーをやって、お芝居の楽しさや難しさ、この業界でもっともっと頑張っていきたいなという気持ちがさらに芽生えて、そこから1つ1つの仕事に対してのモチベーションが仮面ライダーのおかげだなっていうくらい上がっている」と述べ、「僕は仮面ライダーが無かったらここに今いないと思うし、仮面ライダーのおかげでここに立てていると思っているし、今、本当にいろんな仕事をやらせてもらっているけど、それも全部仮面ライダーのおかげだなって思うくらい、僕の中では大きな出来事でした」と『仮面ライダービルド』への熱い想いを明かす。
また、21歳の岸本舜生(きしもと・しゅんき)さんから「グランプリを受賞した当時、今の自分は想像できていましたか?」と質問されると、「いや、想像できていなかったです。今、ここに立って、こうやって後輩たちにお話できているっていうのは、昔の自分が報われたなって思える瞬間かも」としみじみ。
会見の最後に犬飼は「今ここに立っているジュノンボーイ候補者たちが、これからの芸能界を引っ張っていく存在になっていくんじゃないかなと思っているので、みなさん、精一杯応援のほどよろしくお願いします」と呼びかけ、「緊張していると思うんですが、こういう姿って1年目しか見えないですから、そういった初々しい姿も楽しんでもらえたらと思います」と笑顔で語った。
また、囲み取材では候補者たちへのアドバイスとして、犬飼は「僕が受けたときに、JUNONの人に軽く注意されたのが『まゆ毛を剃るな』ということ。僕は当時、まゆ毛がないくらい細かったので、『まゆ毛は剃らずにそのままにしておいて』と言われ、その教えを今も守っています。垢ぬけるためにはまゆ毛を剃らないこと。もしかしたらそれがジュノンボーイになれる秘訣かもしれないですね」とニッコリ。
そして改めて「コンテストの結果は、グランプリ、準グランプリと出てしまうけど、それはあくまでその日の順位であって、これからの順位を示すものではない。グランプリが獲れたからと言って必ず上に行けるわけでもないし、賞を獲れなかったからって上に行けないわけではない。このコンテストを経てからの自分磨きが大事になってくると思います」とアドバイス。
さらに、「こういった時期でいろいろ大変なときに応募するって、本当になりたくて応募している人たちの集まりだと思う。こういう時期だけど、自分はジュノンボーイになって、芸能界に入って夢を掴むんだ!って、本当に純粋にその気持ちを持った人たちが応募しているんじゃないかなと思っているので、今年のこのメンバーは、過去イチ気持ちが強いメンツが集まっているんじゃないかと。なので、その強い気持ちを常に持ち続けていれば、結果はおのずとついてくるのではないかなと思います」と力強い言葉で後輩たちにエールを送った。
『第33回ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト』は今後、BEST35からBEST20、BEST10をかけて、引き続き人気投票が実施され、激戦を勝ち抜いたBEST10に、敗者復活者5名を合わせた15名が、11日22日(日)開催の最終選考会へと駒を進める。