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2019/10/04 20:01
井上ヨシマサがプロデュースする「卒業☆星」に可愛すぎる売り子・伊藤愛真が加入 「オーディションでは曲に感情移入し過ぎて大号泣しちゃいました」
『大声ダイヤモンド』『RIVER』『真夏のSounds good!』から最新曲『サステナブル』までAKB48のミリオンセラー曲の数々を生み出し、東京2020聖火リレー公式BGMの作曲でも知られる“神曲”作曲家、井上ヨシマサ氏。その同氏がプロデュースするダンス&ヴォーカルユニット「卒業☆星(そつぎょうせい)」に、可愛すぎるビールの売り子として話題を呼び、「ミスオブミスキャンパスクイーンコンテスト」史上初4冠の記録をもつ伊藤愛真(いとう・えま)の加入が決定した。オーディションでその歌唱力を高く評価されチャンスを掴んだ伊藤に、新たなチャレンジ、音楽活動への想いについて話を聞いた。
「卒業☆星」プロジェクトの第1期は、アイドルとしての活動・卒業経験をもちながら、アーティストとしてのReSTARTを目指す4名(高橋菜々美・阿部サラ・山本栞里・鈴木まりや)で活動を開始。2019年4月18日にデビューシングルリリース、お披露目となるワンマンライブを経て、7月にセカンドライブ、9月には早くも2ndシングルをリリースし成功をおさめている。※鈴木まりやは舞台女優としての活動に専念するため9月12日付で卒業。2021年の武道館ライブを目標に掲げ、現在は、10月30日に予定している1stアルバムの発売に向けて準備を進めているところだ。
今回、第2期オーディションを見事勝ち抜き、新たに加入した伊藤愛真は1997年7月31日生まれの22歳。モデル、タレントとして順調に活躍している伊藤だが、今アーティストを目指してグループに加入するに至ったのは何故なのか。幼い頃の想い出から語り始めた。
「小学校1年のときに、お母さんの影響で大塚愛さんが好きになって、おねだりしてピアノを習わせてもらったんです。誕生日にピアノを買ってもらってからは、無我夢中で弾いていましたね。中学生になってからは、合唱祭のピアノ伴奏に落ち着いてしまい、音楽は趣味程度でいいや、仕事にするのは無理だって思うようになったんです。でも、高校でバンドやピアノ弾き語りをやりはじめると、音楽をやりたいという気持ちは消えずに残っていて…」(伊藤)
大学に進学した後も、音楽活動をしたいという憧れはあっても、オーディションを受けるなどの行動には移せずにいた。大学1年の時には「スポーツ全般が好きで、野球が大好きだったので」と、東京ドームでアルバイトを始め『可愛すぎるビールの売り子』として一躍話題の人に。さらに「亜細亜大学ミス・ミスターコンテスト2017」でグランプリを受賞すると、2018年3月に開催された、全国のミスキャンパスのナンバーワンを決める大会「Miss of Miss CAMPUS QUEEN CONTEST 2018」で審査員特別賞ほか史上初の4冠を受賞。その実績を引っ提げて現在の事務所に所属となった。
「事務所に所属するときから“私は歌をやりたいです”って伝えてあって。事務所の方とも“いつかできたらいいね”って話していたんです。モデルやタレントなど、今までもそれはそれで好きな仕事をやって来たんですけど、“本当にこれでいいのか?”っていう迷いはあって。心の中で“ごちゃごちゃごちゃ〜!”ってなっていたときに、事務所の方を通じて今回の『卒業☆星』オーディションのお話をいただいて。千載一遇のチャンス!!と思ってチャレンジしました」(伊藤)
プロデューサーの井上が「すごい気合でした」と振り返るほど、強い想いで臨んだオーディション。歌唱審査では、感情がこもり過ぎて大号泣してしまったのだという。井上は「審査で弾き語りも披露してもらったけど、楽しそうだったよね。オーディションを受けていること自体が、自分の好きなほうに向かっているという気持ちがあって、躊躇せずにやっていた」とその様子を語る。そして「色を付けずに、敢えてストレートに歌ってくれていたので、“もっと自由にクセつけてやってみたら?”ってアドバイスしたらすぐに対応してくれて。今の段階で既に、どんな歌い方でもできる。一刻も早く皆さんに聴かせたいぐらいのクオリティですよ」とその才能に舌を巻く。
大号泣のワケについて聞くと「今までは音程を気にしてカラオケのように歌っていたんです。でも井上さんに“もっと感情を入れてみて”とアドバイスをもらって、歌い方を変えてみたら気持ち良くて! 初めてそんな歌い方があるって知った感じでした。“やっと好きな歌の仕事ができるかもしれない”っていう状況で、歌詞を理解して歌おうとして、自分の現状に当てはめて歌ったら、重なり過ぎて(笑)。基本バラード曲が好きなんですが、バラードだと感情移入し易いので、もう歌えないぐらい大号泣してしまって」と照れながら明かした。
歌の実力についてはプロデューサーのお墨付き。唯一、すでに結束が固まりつつあるグループにこのタイミングで加入することへの不安がないのか気になるところだが、それについても心配はないようだ。井上曰く「女子に好かれちゃって大人気で(笑)。(阿部)サラちゃんもフォーリンラブ!」なのだとか。
「もちろん最初は女子のグループなので“大丈夫かな?”っていう不安もありましたが、井上さんがおっしゃるように仲良くしてもらってます!実際にこの前、私が初ヒロインを演じたミュージカルのリハーサルも観に来てくれて、心優しいメンバーが集まってるんだなぁって。そういう意味でもこれからがとても楽しみです。東京ドームの売り子をしているときも、女の子しかいない環境で、ライバルの立場でありつつも仲良くやって来られたので。それが今活かされているかも知れないです(笑)」(伊藤)
井上は彼女の加入について「素晴らしい才能を持っているので、卒業☆星のクオリティを引き上げてほしい。後は技術的なこと以外で…今まで経験しながら吐き出せずにいる思いや熱い気持ちを歌にぶつけて欲しいですね。卒業☆星もそれぞれ別の出自から集まってきて、だんだんと固まってきているところですから、お互い思っていることを全部言い合えるような関係を作って、いい意味でぶち壊してくれれば」と期待をかける。
「メンバーみんな、音楽が大好きな人が集まってると思うので、楽しみながら頑張って行きたいです。K-POPも好きなので、歌だけじゃなくダンスでも活躍したいんですが、今はぎこちないロボットダンス状態なので(笑)、ダンス番長のサラちゃんに習って向上させたいです。自分は小学校では6年間サッカー、中学でバスケと駅伝、小学校から12年間水泳もやっていますし、今は筋トレが趣味です。売り子時代も階段の昇り降りだけで筋トレ状態でした(笑)。だから体は丈夫で、体力には自信があります!」(伊藤)
伊藤はまず、候補☆星(こうほせい)としてレッスンを始め、次回3rdシングル曲(11月リリース予定)でのレギュラー入りを目指す。初お披露目は、10月4日(金)20時からのYouTubeライブ配信、また11月6日(水)に六本木morph東京で行われる「卒業☆星」ワンマンライブでも数曲を披露する予定だ。新メンバー伊藤愛真の加入によって、さらなる成長を遂げる「卒業☆星」に注目したい。