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2019/09/17 19:37
12歳の”輝く瞳の野球少女”渡邉心結さんが初代女子グランプリに決定、スターダスト初の大型オーディション
スターダストプロモーション初の大型オーディション『第1回スター☆オーディション』の最終選考会が、16日都内で行われ、初代グランプリに中学2年生・13歳の酒井大地(さかい・たいち)さんと、小学6年生・12歳の渡邉心結(わたなべ・みゆ)さんが選ばれた。スペシャルプレゼンターを務めた北川は、「それぞれ目に力がある」と2人の印象を語り、「これから一緒にお仕事することも出てくると思いますが、一緒に頑張りましょう」とエールを送った。
北川景子をはじめ、山崎賢人、永野芽郁、横浜流星、ももいろクローバーZ、超特急など、女優・俳優・アーティスト・モデル・タレントなど、さまざまなジャンルのスターが所属する芸能プロダクション「スターダストプロモーション」が、創立40周年を迎えるにあたり実施した初の大型オーディション。応募資格は、10〜22歳までの男女で、今年6月より募集をスタート。書類(WEB)審査後、東京・仙台・名古屋・大阪・福岡・沖縄で面接審査、さらには7月・8月に書類審査不要の全員面接オーディションを実施。様々な厳しい審査を勝ち抜いた計15名(男性7名、女性8名)のファイナリストが最終選考会に挑んだ。
最終審査では、1分間の自己PRと3人一組に分かれての演技審査を実施。女子部門のグランプリを受賞した渡邉さんは、神奈川県出身の小学6年生・12歳。小学校3年〜5年生まで少年野球チームに所属し、女子チームのキャプテン、さらにはピッチャーとファーストで4番を務めていた経験があり、自身で考えたキャッチコピーも「輝く瞳の野球少女」。自己PRでは、「私の性格はとても明るくポジティブで、人見知りせずに誰とでも仲良くなることができます。そして、目立つことも大好きです!」と元気いっぱいにアピール。そして「得意なスポーツは野球です。少年野球をやってきましたがモデルや女優さんになりたいという夢が見つかり、去年退部しました。今でも野球が大好きなので、いつか有名になってプロ野球の始球式で投げることも夢の一つです」と明かし、「これから自分の夢や目標に向かって、たくさんの勉強や努力をしていき、そしてこの大きな夢を必ず叶えたいと思います」と力強く語った。
3人一組に分かれ、5つのシチュエーションで実施された演技審査では、渡邉さんは「部活」というシチュエーションの演技に挑戦。渡邉さんが演じるのは、茶道部の唯一の男子部員である生徒から、「受験に専念するために部活を辞めたい」と言われ、それを必死に説得する茶道部の女子生徒の一人「ミミミ」。感情的になるほかの二人をなだめたり、一生懸命引きとめようと男子生徒の良いところを必死に探し出す姿がとても可愛らしく、さらに、その男子生徒に実は先輩の彼女がいたことが判明した途端、手のひらを返したように冷たくなる様がとてもリアルに表現されていた。審査員を務めた脚本家の徳尾浩司氏は、「この3人に関しては、自分の演技もそうなんですが、他の人が演じている時で、自分がセリフない時にもしっかりと相手のセリフを聞いて、自分の役をずっと継続していた。それが3人のチームワークだったり、お芝居として全部繋がっていて、とても素晴らしかったと思います」と絶賛した。
そして、グランプリ発表の瞬間、会場にはサプライズゲストとしてスペシャルプレゼンターの北川景子が登場。女子の部門のグランプリとして、北川から名前を呼ばれた瞬間、渡邉さんは両手で顔を覆い感極まって号泣。「本当に嬉しいです」と喜びを噛み締め、「私は9月4日が誕生日で、今まで生きてきた中で一番最高のプレゼントをいただきました。ありがとうございました」と涙ながらに感謝の思いを伝えた。審査員を務めたスターダストプロモーション執行役員・広長仁氏は、選出の理由について「ワークショップとリハーサルをずっと見て来ましたが、渡邉さんは実生活では野球のピッチャーで4番、さらにはキャプテンをやっていたこともあり、精神力の強さ、そして諦めない気持ちが強い子だなと思いました」と明かし、「ぜひ、芸能界でもフルスイングしてください」と期待を込めた。
プレゼンターを務めた北川は、「本当におめでとうございます。これから一緒にお仕事することもたくさん出てくると思いますが、一緒に頑張りましょう」と声をかけ、「若い才能をサポートして引き上げていくべく、私たちも頑張っていきたいと思います。改めて、受賞者の二人に拍手をお願いします」と呼びかけ、会場は温かい拍手に包まれた。
オーディション終了後、グランプリの2人は北川とともに初の囲み取材に出席。大勢のカメラマンや記者に囲まれると、渡邉さんは「はじめてで、ワクワクしていて、嬉しい。自分、有名になるんだなって思いました」と笑顔を見せ、酒井さんは「テレビで見た通りでとても緊張しています」と正直な思いを語った。そんな2人に対し、北川は「それぞれ目に力があるなという印象。最初にお会いしたときに、目がとてもピュアで真っ直ぐで、光が入っている感じがしました。きっと、今後撮影でムービーやスチールなどを撮られていくと思うんですが、目の印象が残っていく子たちなんじゃないかなと思います」と2人の印象について語る。
「目標とする芸能人は?」という質問が飛ぶと、北川がすかさず「わかるよね、この空気?(笑)」と笑いを交えてジョークを飛ばす。渡邉さんは「えっと…永野芽郁さんです」と正直に回答。そんな渡邉さんに北川は「芸能界は厳しいところだからね(笑)」とアドバイスし、笑いを誘う。
「グランプリの2人には、今後どんな風になっていってほしいか?」と聞かれた北川は、「いろんな流行とかあるとは思いますが、あまり迎合することなく、自分の信念やキャラクター、個性というものを大切にして、自分らしく歩んでいってくれたら自然と会社の戦力になっていくのかなという気がしています」とコメント。それを受けた酒井さんは、「将来スターダストを引っ張っていけるようになりたいと思いました」と明かす。
そして改めて二人に対し、「頑張ったから頑張った分だけ活躍できるとか、お仕事ができるという世界でもない。一筋縄ではなく不条理なところもあるけど、長くコツコツやっていれば、必ず続けていることができるお仕事だと思うので、これからたくさん大変なことがあると思いますが、"長く続けていく"ということを目標に頑張ってほしいです」と述べ、自身の経験を振り返りつつ「私自身も悔しい思いをするオーディションはたくさんありましたが、頑張ろうとか、諦めない気持ちが大切なのかなと思います」とエールを送った。
また「どんな作品で共演したいか?」という話題には、北川は「しっかり一緒にお芝居できる作品がいいのかなと思います」と話し、「もしかしたら親子役とかもあるのかなという年齢差なので、そういう感じでも面白いのかな」と吐露。すると「北川景子さんの子どもになってみたいです」(渡邉さん)、「ぜひ親子の役をやってみたいです!」(酒井さん)とそれぞれ笑顔で賛同した。
グランプリに選ばれた酒井さんと渡邉さんは、今回審査員を務めた映画監督・河合勇人氏と脚本家・徳尾浩司氏が手がける2020年夏公開の映画『都会(まち)のトム&ソーヤ』への出演が決定。そのほか、賞金50万円をはじめ豪華副賞が贈られた。
また、この日はスターダストプロモーション所属のときめき●宣伝部(●はハート)、SUPER★DRAGON、ももくろクローバーZがそれぞれスペシャルライブを行い、オーディションに華を添えた。ももクロのゲストライブ終了後、改めて檀上に上がったグランプリの2人。渡邉さんはももクロのライブを観て「カッコ良くて、私もこうなりたいなって思いました!」と語ると、渡邉さんのピュアな姿に会場のファンも大盛り上がり。それを見た佐々木彩夏が「ちょっと、(ファンを)全部持っていくのやめてよ〜!」と話すと、高城れにも「そうだよ、うちもカツカツでやっているんだから〜!!」訴える。さらに、MCのSHELLYから「そろそろ世代交代かな」とつっこまれると、メンバー全員で必死に否定し、さらに場を盛り上げていた。
そして、改めて百田夏菜子はグランプリ2人に「おめでとうございます。インチキな会社へようこそ(笑)」と笑いを誘いつつ、「これからぜひ一緒に盛り上げていけたらいいなと思いますし、今日落ちてしまった子たちもまだまだチャンスはあると思うので、これからも頑張ってほしいなと思います」と激励した。
なお、同オーディションではグランプリ2名のほか、特別賞『映画賞』に大阪府出身の小学6年生・吉原徠地(よしはら・らいち)さん、兵庫県出身の中学1年生・12歳の山下森羅(やました・しいら)さんの2名が選ばれ、グランプリ受賞者とともに、映画『都会(まち)のトム&ソーヤ』への出演が決定。さらに、『審査員特別賞』に福岡県出身の小学6年生・12歳の大塚梨々愛(おおつか・りりあ)さん、広島県出身の小学5年生・10歳の三谷宥貴奈(みたに・ゆきな)さんの2名が選ばれた。