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2019/09/17 18:51
スターダスト初の大型オーディション、男子グランプリは13歳の”癒し系笑顔王子”酒井大地さん
スターダストプロモーション初の大型オーディション『第1回スター☆オーディション』の最終選考会が、16日都内で行われ、初代グランプリに中学2年生・13歳の酒井大地(さかい・たいち)さんと、小学6年生・12歳の渡邉心結(わたなべ・みゆ)さんが選ばれた。スペシャルプレゼンターを務めた北川は、「それぞれ目に力がある」と2人の印象を語り、「これから一緒にお仕事することも出てくると思いますが、一緒に頑張りましょう」とエールを送った。
北川景子をはじめ、山崎賢人、永野芽郁、横浜流星、ももいろクローバーZ、超特急など、女優・俳優・アーティスト・モデル・タレントなど、さまざまなジャンルのスターが所属する芸能プロダクション「スターダストプロモーション」が、創立40周年を迎えるにあたり実施した初の大型オーディション。応募資格は、10〜22歳までの男女で、今年6月より募集をスタート。書類(WEB)審査後、東京・仙台・名古屋・大阪・福岡・沖縄で面接審査、さらには7月・8月に書類審査不要の全員面接オーディションを実施。様々な厳しい審査を勝ち抜いた計15名(男性7名、女性8名)のファイナリストが最終選考会に挑んだ。
最終審査では、1分間の自己PRと3人一組に分かれての演技審査を実施。男子部門のグランプリに輝いた酒井さんは、福井県出身(現在は埼玉在住)の中学2年生・13歳。自身で考えたというキャッチフレーズは「癒し系笑顔王子。8割は優しさで出来ています」。特技は小学校1年生から現在も続けているというソフトテニスで、小学校5年生のときには福井県チャンピオンになり全国大会にも出場している実力の持ち主。「小学校1年生からソフトテニスを続けていて、努力の大切さ知っています。暑い日も寒い日もお父さんとテニスコートに行って練習をしてきました」と明かす。自己PRタイムでもテニスのラケットを手に、迫力ある素振りを披露した。
そして「感謝の気持ちと謙虚さを忘れずに、いろんな年代の皆さんから愛される俳優になれたら嬉しいです。そして、僕に関わってくださるすべてのみなさんに恩返しがしたいです」と真っ直ぐ前を見据えて今後の目標を吐露。また、趣味は植物を育てることと、料理をすることだと言い「得意料理はハンバーグです」とハニカム一面も。
3人一組に分かれ、5つのシチュエーションで実施された演技審査では、酒井さんは『放課後』をテーマに、内気な女の子に告白される男子・たいちを演じ、呼び出してきた女子生徒たちに少しぶっきらぼうな態度を取るも、告白された瞬間、思わぬ展開に戸惑いを隠せないピュアな男子をナチュラルに表現。審査員を務めた電通のエグゼクティブディレクター・澤本嘉光氏は、「お金を払って観に来たい気持ちになったし、 3人ともやらされている感じがなくて、自分でちゃんとやっているというのがとても伝わってきて感心しました。特に、(酒井)大地くんの挙動不審な感じがリアルで良かった」と評価した。
グランプリ発表の瞬間、会場にはサプライズゲストとしてスペシャルプレゼンターの北川景子が登場。北川から名前を読み上げられた酒井さんは、驚きを隠せないでいるのか笑顔はなく、受賞直後のコメントでも「とても嬉しいです」と一言感想を述べただけで、まだ実感が湧かない様子。MCのSHELLYから「今日から北川景子さんの後輩になるんだよ」と言われ、隣にいた北川と目を合わせて会釈し、ようやく笑みがこぼれる。囲み取材では「自分がグランプリを獲れるとは思ってなかったので、とても嬉しいです」と改めて喜びを噛み締めていた。審査員の澤本は、選出理由について「みなさん本当に甲乙つけがたいくらい素晴らしかったんですが、酒井くんの後ろにはでっかい未来が見えている感じがして、その未来に賭けて選びました」と説明。
「目標とする芸能人」を聞かれた際、北川が「わかるよね、この空気?」とジョークでプレッシャーをかける中、渡邉さんは「永野芽郁さんです」と正直に答えた一方で、酒井さんは「もちろん、北川景子さんです!」と即答し、場を盛り上げるひと幕も。そして改めて、「目標は横浜流星さんです」と答え、「似ていると言われたこともある」と笑顔を見せていた。
「グランプリの2人には、今後どんな風になっていってほしいか?」と聞かれた北川は、「いろんな流行とかあるとは思いますが、あまり迎合することなく、自分の信念やキャラクター、個性というものを大切にして、自分らしく歩んでいってくれたら自然と会社の戦力になっていくのかなという気がしています」とコメント。それを受けた酒井さんは、「将来スターダストを引っ張っていけるようになりたいと思いました」と明かす。
そして改めて二人に対し、「頑張ったから頑張った分だけ活躍できるとか、お仕事ができるという世界でもない。一筋縄ではなく不条理なところもあるけど、長くコツコツやっていれば、必ず続けていることができるお仕事だと思うので、これからたくさん大変なことがあると思いますが、"長く続けていく"ということを目標に頑張ってほしいです」とエールを送った。
グランプリに選ばれた酒井さんと渡邉さんは、今回審査員を務めた映画監督・河合勇人氏と脚本家・徳尾浩司氏が手がける2020年夏公開の映画『都会(まち)のトム&ソーヤ』への出演が決定。そのほか、賞金50万円をはじめ豪華副賞が贈られた。
また、この日はスターダストプロモーション所属のときめき●宣伝部(●はハート)、SUPER★DRAGON、ももくろクローバーZがそれぞれスペシャルライブを行い、オーディションに華を添えた。ももクロのゲストライブ終了後、改めて檀上に上がったグランプリの2人に対し、百田夏菜子は「おめでとうございます。インチキな会社へようこそ(笑)」と笑いを誘いつつ、「これからぜひ一緒に盛り上げていけたらいいなと思いますし、今日落ちてしまった子たちもまだまだチャンスはあると思うので、これからも頑張ってほしいなと思います」と激励した。
なお、同オーディションではグランプリ2名のほか、特別賞『映画賞』に大阪府出身の小学6年生・吉原徠地(よしはら・らいち)さん、兵庫県出身の中学1年生・12歳の山下森羅(やました・しいら)さんの2名が選ばれ、グランプリ受賞者とともに、映画『都会(まち)のトム&ソーヤ』への出演が決定。さらに、『審査員特別賞』に福岡県出身の小学6年生・12歳の大塚梨々愛(おおつか・りりあ)さん、広島県出身の小学5年生・10歳の三谷宥貴奈(みたに・ゆきな)さんの2名が選ばれた。