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2019/01/22 11:51
探検家グランドスラム世界最年少記録の大学生・南谷真鈴、ミス日本特別賞受賞「着物を着られる機会を嬉しく思います」
探検家グランドスラム(七大陸最高峰・北極点・南極点到達)を世界最年少記録(20歳112日)で達成した22歳の大学生・南谷真鈴(みなみや・まりん)さんが、21日に行われた「第51回ミス日本コンテスト2019」において、特別賞『和田静郎特別顕彰ミス日本』を受賞した。特別賞の受賞者は、元新体操選手でタレントの畠山愛理(2015年)以来4年ぶり。
『和田静郎特別顕彰ミス日本』はミス日本コンテスト大会への応募に関わらず、美と健康の素晴らしい資質を持った女性のさらなる活躍を応援するという願いを込めて、将来性ある女性1名に贈られる特別栄誉賞。ステージには優美な着物姿で登場した南谷さん。副賞として洋画家・村山直儀氏による肖像画が贈られ、冒険家・三浦雄一郎氏から祝福のメッセージが贈られた。
受賞について「今でも驚きで、とても嬉しく思っています。畠山愛理さんはとても尊敬するアスリートなので光栄です。ミスと言う称号を背負って、日本女性特有の感性を大切にしながらこれからも活動を続けたいと思います」と感想を語った南谷さん。今年は元旦から富士山に登り、元旦の初日の出を拝んだというが、今後の活動については「現在大きなプロジェクトは無いんですが、今は大学という山を一歩ずつ確実に山頂めがけて登っているので、上り詰めたら、そこからの景色を確認し、職業を決めていきたいと思います」と学業に専念する予定であることを明かした。
海外生活が長く、世界を股にかけて活躍する冒険家として感じる日本の美しさについて「繊細なところです。山岳信仰が強く、山に対する気持ちも海外とは全く違っていて、一歩一歩に感謝の気持ちを込めて登るところが日本らしいと思う」と語る。過酷な冒険の間も「日焼けにはとても気を付けていて、UVカットの日焼け止めを塗ったり、サプリメントを飲むことは欠かさずにしておりました」と美容への気遣いも忘れない南谷さんは「山に登るときはもちろん登山の装備をしているので、このように着物を着られる機会があってとても嬉しく思っており、このような機会が増えることを期待しております」とほほ笑んだ。
大きな記録を達成してもまだ22歳の大学生。今後の可能性も大きく広がるミス日本として、同世代の若者に向けて「どんな物事に対しても、前向きにチャレンジする大切さを伝えたい」とメッセージを送った。
◆南谷真鈴プロフィール
1996年12月20日生まれ、神奈川県出身。幼少期より上海や香港などで約13年間を過ごす。2016年5月にエベレスト(ネパール)に登頂し日本人最年少記録を更新、続く同年7月にデナリ(アメリカ)を登頂したことで7大陸最高峰制覇の日本人最年少記録保持者となる。翌年2017年4月には北極点に到達し、「エクスプローラーズ・グランドスラム (七大陸最高峰と両極点到達)」達成し、世界最年少記録を樹立しギネス認定されている。現在は趣味の山岳活動に加えて世界一周セーリングを夢見て本州と父島(小笠原)間を往復するなど海洋活動にも注力。早稲田大学 政治経済学部 在学中。