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2018/01/15 22:04
ミス日本グランプリに愛知県の23歳・市橋礼衣さん ダンサーとして世界1位の経験も
「第50回ミス日本コンテスト2018」が15日、東京・京王プラザホテルにて開催され、愛知県出身の会社員・市橋礼衣さん(いちはし・のりえ/23歳)がグランプリに輝いた。
50回記念となる今年のテーマは「羽ばたく行動美人」。日本女性の真の美しさを目指し、単なる美人コンテストではなく、心の持ちようや社交性など幅広い人間性が審査された。応募総数2803通のなかから、最終審査に進んだ18歳から25歳までの候補者14人を、昨年10月から1月まで実施した勉強会で育成。成長を遂げた14人がファイナリストとしてステージに登場。着物、ドレス、水着審査のなかで、ウォーキング、自己PRを行った。
市橋さんは、ダンスのクラブチームに所属し、日本代表としてフロリダで行われた世界大会に、ソングリーディング、ヒップポップ、ジャスダンスの各ジャンルで出場。ヒップポップのジャンルで出場したときには70ヵ国の中で優勝を果たし世界一に輝いている。また、DREAMS COME TRUEや東方神起のバックダンサーの経験もあるほど。水着審査では、全員が花道で映画『ラ・ラ・ランド』のサウンドトラック「アナザー・デイ・オブ・サン」にのってウォーキングしたが、市橋さんはキレのある動きでひと際目立っていた。
12年間ダンスを続けている市橋さんが、中学生のときにダンスの世界大会に初めて日本代表として出場した際、各国の選手が生まれ育った国に対してプライドを持って戦う姿がかっこよく見えたという。同時に日本についてよく知らず、ちゃんと語ることができない自分が恥ずかしく思えたとも。そこで、もっと日本のことを知りたいと思ってミス日本コンテストにエントリーしたのが、応募のきっかけだという。
大学卒業後は、会社員として働いていたが「どうしてもステージの道を諦めきれない」と意を決して挑戦してつかんだ大きなタイトル。「諦めなければ、道は開くということを皆さんに発信したい」と語る。そして「次のステージを踏むために、今まで積み重ねてきたダンスのスキルだけではなく、演劇、歌など、すべてに挑戦して輝いていきたいと思います」と意気込んだ。
市橋さんが憧れ、尊敬する女性は山口百恵さん。「歌手活動のなかでどんどん歌唱力を上げていき、様々な女性を歌い上げる表現力を持ったシンガーに成長した百恵さん。そして愛する人、愛する子供のために芸能界から身を引き、家族を守るという姿に、一人の女性の生き方を学びました。また、10代とは思えないステージでの色気や貫禄に、1人のダンサーとして感銘を受けました。彼女のような表現者になりたいと思っています」と熱く語った。
なおこの日はグランプリとともに各賞が発表され、「水の天使」には浦底里沙さん(うらそこ・りさ 21歳)、「海の日」には山田麗美さん(やまだ・れみ 20歳)、「みどりの女神」には竹川智世さん(たけかわ・ちせ 20歳)、ミス着物には岡部七子さん(おかべ・ななこ 18歳)、準ミス日本には霜野莉沙さん(しもの・りさ 19歳)さんがそれぞれ選ばれた。