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2018/09/14 12:32
吉沢亮、理想のデートは「夜の江ノ島で花火」 映画『あのコの、トリコ。』最速試写会
俳優の吉沢亮が、13日に都内で行われた、映画『あのコの、トリコ』最速試写会に出席。理想のデートプランを告白したり、劇中のお気に入りの決めセリフを披露するなど、会場の女性ファンを"トリコ”にしていた。
『Sho-Comi』(小学館)にて連載され、既刊5巻のコミックスは累計発行部数100万部を突破(電子ダウンロードを含む)。主人公の冴えないメガネ男子・頼(吉沢亮)大好きな"あのコ"雫(新木優子)のために変わっていく様と、頼・雫・昴(杉野遥亮)の幼なじみ3人が恋と夢を追いかけるシンデレラ・ラブストーリー。
様々な作品で変幻自在に多彩なキャラクターを演じている吉沢が、本作では地味で冴えないメガネ男子から、大好きな雫のためにカッコ良く変貌していく姿を魅力全開に体現している。
本作の魅力について吉沢は、「キュンキュンするのもそうですが、男目線で物語が進んでいくことが多いので、ほかの少女マンガみたいに、女子から見た男の子の断片的なカッコイイ瞬間だけを切り取るのではなく、頼のかっこ悪いところもあったり、人間として魅力的だなと思ってもらえる部分がたくさんある。そこがこの作品の魅力なのかなと思います」と語り、「頼と昴という正反対の男の子に囲まれる雫の気持ちになって観てもらえたら、すごく楽しいんじゃないかな」とコメント。
自身が演じる頼に対しては「頼はめっちゃカッコイイ。普段はすごく内気で、何事にも積極的にいけない自分にモヤモヤしている男の子だけど、雫のためってなった瞬間に、自分の殻を破って何でもやれてしまう頼に変わっていく。完全にヒーローですよね。めちゃくちゃ魅力的な男の子です」と絶賛。
『サバイバル・ウェディング 』で王子様系男子を演じるなど、女性ファンから絶大な人気を誇る吉沢だが、「プライベートは本当に地味」だそうで、「僕の中にはキラキラ要素がないから、内気で根暗な男の子のほうが演じていて馴染む。だから頼はやりやすくて楽しかった」と吐露。さらに、「基本的に、家ではずっとマンガを読みながらお酒を飲んでいる。のんびりしているほうが好きなんです」とプライベートの意外な一面を明かしていた。
印象に残っている撮影エピソードに関して、「雫とのデートシーン」と語った吉沢。「カメラマンさんではなく、自分たちで携帯を持ってお互いを撮ったりしたシーンがあって。それこそ映りこんでしまうから、周りのスタッフさんは、見えないところに離れてもらって。二人だけで江ノ島の道をブラブラしました」と話し、「わりと素の状態でやれていたというか、演技ということを忘れて楽しんでいました」と振り返る。
それに対し、「ご自身の理想のデートは?」と聞かれると、「それこそ江ノ島とか、いいんじゃないですか? 夜の江ノ島までドライブしながら行って、あまり人がいない中で二人でキャッキャしながら花火をして、30分くらい海を見て帰る。チュータイミングは3ヵ所くらいあるかな」と告白。「昼間の人がいっぱいいる感じじゃなくて、ゆったりとした二人だけの空間でのんびり過ごしたい」と願望を明かした。
スーパースターになることを誓い合った幼なじみの物語を描く本作にちなみ、「小さい頃の夢」を聞かれた吉沢は、「僕は仮面ライダーになりたかった」とコメント。『仮面ライダーフォーゼ』で仮面ライダーメテオ / 朔田流星を演じているため、「叶っちゃいました。オーディションを受けて決まったときはすごく不思議な感じでした。自分がずっと憧れて観てきた『仮面ライダー』の"中の人"になるって、こんなこと人生にあるんだって、17歳にして思った」と当時を振り返った。
劇中ではオーディションを受けるシーンも描かれており、「オーディションって、めちゃくちゃ緊張するんです。でも、頼はぜんぜん環境が違うところに行っても、それに流されずに自分の魅力を出せる。彼自身の信念というか、肝が据わっているし、見習わなきゃいけないなと思いました」と頼の姿勢に感心しきり。
映画のタイトルにかけて、「最近"トリコ"になっているもの」に関して、吉沢は「お笑い芸人さんの動画を見ること」と述べ、「最近のお気に入りはトンツカタンさん。トリオでコントをやっているんですけど、めちゃくちゃシュールで、キャラクターもネタも面白いんです!」と熱弁。しかし、スタッフサイドから「ラブストーリーなので、もうちょっと別のものを……」とのダメ出しが入ると、吉沢は「ほらね。わかるでしょ? 爽やかさがないっていうのが」と苦笑い。
そして、客席に向かって「どういうのがいいの? こういうのに"トリコ"になっていたら可愛いとかって、何かあります?」と問いかける。観客からの「カワウソ!」という声を受け、「あぁ〜動物系ね……。最近、猫の動画とかをけっこう観ていて。本当に可愛いくてすごく癒されていて。休憩中ずっと観てる! 可愛い!!」と急に猫かぶりな発言をし、場内を沸かせていた。
最後に吉沢は、「頼・雫・昴、それぞれの成長物語でもあり、夢を目指している若者が向上していく姿もしっかりと描かれている作品でもあるので、キュンキュンしてもらいつつ、彼らのキラキラした青春にも浸っていただけたら嬉しいです」とアピールした。
映画『あのコの、トリコ』は、10月5日(金)より全国ロードショー。なお、オーディションサイト『Deview/デビュー』では、主人公・頼を演じた吉沢亮のインタビューを近日公開予定。