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2018/08/28 17:11
元℃-ute矢島舞美「魂のぶつかり合いを観に来て欲しい」、主演舞台『LADY OUT LAW!』公開稽古で殺陣を披露
昨年6月に解散したアイドルグループ「℃-ute」の元メンバーで、現在女優として活躍中の矢島舞美が、28日に都内で行われた主演舞台『LADY OUT LAW!』の制作発表に登場。9月14日からの開幕を前に実施された公開稽古で、迫力満点の殺陣を披露した。
本作は、第三次世界大戦後、荒地と化した地球を捨てた人類が築き上げた、広大な宇宙ステーションを舞台に、主人公である半身が機械仕掛けの少女が、この世界を破滅へと導くために戦いへと身を投じていく、アクション活劇。脚本は、俳優としても活躍しながら、自ら企画・脚本・演出を手がける「エン*ゲキ」を立ち上げ、2017年には弱冠24歳にして、紀伊國屋ホールにて上演を果たした、池田純矢が新作を書き下ろした。演出は、数多くの作品を手がける岡村俊一が担当。
この日の制作発表には、主演の矢島をはじめ、味方良介、鈴木勝吾、小野健斗、松井勇歩、増子敦貴、日比美思、神尾佑に加え、脚本を手がけた池田が出席。
本番開幕まで約2週間となり、日々稽古に励んでいるという矢島は、「毎日、あっという間に1日が過ぎていく」と明かし、「今、必死に食らい付いていっている状況です。キャストのみなさんも、いろいろとアドバイスをくださったり、殺陣も私ができるようになるまでお付き合いしてくださったり、みなさんに助けてもらいながら、みんなでいい舞台を作っていきたい」と意気込みを語る。そして、「身体の半分が機械という役どころ。一人で10年間いろんなものを背負って戦ってきた、精神的にも肉体的にも強い女性なので、カッコ良く、説得力のある役ができるよう、頑張りたいと思います」と決意を新にした。
今回、脚本を手がけた池田は「昨今、舞台演劇のみならず、映画やドラマなど、小説や漫画原作から生まれる作品がとても多いですが、この時代に完全オリジナルで新作をやらせていただけるというのはとても幸せなことだと思っています」と想いを語り、「矢島さんをはじめ、素敵なキャストの方に集まっていただいて、どんどん面白くなっていくこの作品を近くで観ていて、本番が本当に楽しみと目を輝かせる。
さらに、見どころについて「可愛い女の子がビショビショになっているのがたまらない魅力です!!」と力説。すると、すかさずキャスト陣から「いや、言い方!」「"汗をかく"でいいでしょ!!」と鋭いツッコミが入り、笑いを誘う。一方の味方も「僕らは、カッコイイ男の子がビショビショになる姿を見せたいと思います!」と、負けじと宣言していた。
スラム出身の3人組のリーダー・ボロを演じる鈴木は「シリアスな話が進んでいく中で、お客様がホッとできる3人組として存在できたらいいなと思う」とコメント。そのボロとともに過ごす青年・クズ役の松井は「こんな大事な日に声を枯らしてしまいまして……」と苦笑いを見せつつ、「まずは、声を万全にして作品のために全力で走り抜けたいと思います」と身を引き締める。二人の弟的存在・チリを演じる増子は「クズとボロに精一杯ついていって、声を出して頑張りたいです」と意気込んだ。
物語の舞台となる、独立国家【ステーション・ユートピア】の総裁であり、船内の協会では最高職である大司教を演じる神尾は「今回、僕の中ですごい衝撃がありまして……」と前置きし、「僕だけ昭和生まれで、あとは全員平成生まれなんです。なので、昭和の最後の砦として頑張っていきたい」と明かした。
味方が演じる保安官の妹・ルナを演じる日比は「保安官の妹役なんですが、"本当の正体はいったい何なのか"というのを、楽しみにしてもらえたら」と期待を煽り、大司教の側近・修道長を演じる小野は「今回、殺陣があるので、みんなで一緒に頑張っていきたい」とコメント。
最後に矢島が「この舞台を観て、生き方だったり日頃の意識が何か変わったと言ってもらえるように、私たちもスタッフ・キャストみんなで力を合わせて熱い舞台を作っていきたいと思います。魂のぶつかり合いを観に来てください」と呼びかけた。
舞台『LADY OUT LAW!』は、9月14日(金)〜24日(月・祝)まで、品川プリンスホテル クラブeXにて上演される。