世界最大級のアイドルの祭典『TOKYO IDOL FESTIVAL 2018』の「DOLL FACTORY」（フジテレビ湾岸スタジオ M2)で5日、よゐこの濱口優率いるお笑い軍団「はまぐちコントサークル」とTIF2018出場のアイドルたちが、笑いと歌のステージを繰り広げた。

　ステージでは、TIF2018の楽屋裏を舞台に、堂々TIFに出演すると言い張るブジュアル系エアーバンド「禿夢」のおっさん達と、アイドル達の絡みを描いたコントを展開。大阪☆春夏秋冬は、持ち前の関西ノリのツッコミで芸人軍団と渡り合い、キレッキレの“ハゲいじり”で場内に笑いを巻き起こす。

　元アイドリング!!!メンバーによる「メンテナンス」と、メンテナンスファミリーの元Dream5・重本ことりは、濱口がプロデュースしているというおばさんアイドル「けんちん汁」とコラボさせられる。完璧にセルフパロディーの「けんちん汁体操第一」をやり切る重本に称賛の拍手が起こったが、奇しくも同日、TIFのメインステージである「HOT STAGE」（Zepp DiverCity）では、元Dream5の大原優乃が東京女子流とコラボすることになっており、「ずいぶん差がついてもうたなぁ…」という濱口の嘆きにまた笑いが起こった。

　アイドリング!!!イズムを継承する新世代アイドル「アイドルING!!!」は、アイドルのチェキ撮影会のシチュエーションでの、身体を張った大喜利的コントに挑戦。さんみゅ〜はファンからのプレゼントBOXがテーマのコントに登場。とんでもないプレゼントの数々に一喜一憂するメンバーの表情がキュートだ。

　続いてはPASSPO☆が、プロレスの衝撃で記憶喪失になったというクビドル・伊藤麻希を担ぎこんでくる。「私、アイドルグループのメンバーだった気がする！」という伊藤の記憶を取り戻そうと、出演者全員のドタバタが始まる。最後は伊藤が東京女子プロレスでの入場曲としている『セツナイロ』（伊藤リスペクト軍団）を熱唱したところで、たっぷり時間が押していることが判明。はまぐちコントサークルとアイドルのコラボステージはぷっつりと幕を閉じた。

　各アイドルのコントの間には代表曲のパフォーマンスも挟まれ、笑いと歌がミックスしたステージは、これぞ「お祭り」という楽しさに満ちていた。今後もフェスならではお楽しみとして続けてほしい企画である。