世界最大のアイドルの祭典『TOKYO IDOL FESTIVAL 2018』の野外ステージSMILE GARDEN周辺において、プロレス団体・DDTが3日、TIF2018出演のアイドルを巻き込み、路上プロレス（エニウェアフォールマッチ）を行った。

　SMILE GARDENで3B juniorのライブが終わった後、男色ディーノと我妻桃実（ハコイリムスメ）、生牡蠣いもこ（神使轟く、激情の如く。）、塩川莉世（転校少女*）、長月翠（シュークリームロケッツ）の5人がステージに登場。次のライブまでのつなぎでトークを行おうとしていると、大石真翔、勝俣瞬馬、MAOの3人が乱入。

　NωAの三人が「俺たちはアイドルなんだから歌わせろよ！」とゴネていると、「場末のおっさんが出ていい舞台じゃねえ」とクビドル・伊藤麻希、高木三四郎、山下実優が登場。「プロレスで決着をつけるしかない」と、ステージ横のマスコミ取材エリアに戦場を移してゴング。

　目の前の芝生の上で展開される肉弾相打つプロレスに、アイドルファンも大歓声で熱狂。アイドルたちも大型のピコピコハンマーを持って援護射撃を加える。乱戦のなか高木がディーノを後ろから羽交い絞めにし「長月さん！こいつを吉田豪だと思って！」と叫ぶと、長月は『ラストアイドル』の因縁を思い出し、怒りを込めてピコピコハンマーの鉄槌を下す。ディーノは一応長月と同じ組のはずだが…面白ければそんなことはどうでもいいのだ。

　ワンピースを脱ぎ捨て、青のアマレススタイルになった我妻は伊藤にケンカを仕掛け、力に任せて逆片エビを決め歓声を浴びる。大石が自分のスマホでアイドルの無断撮影しようとするが、会場のセキュリティーを担当する屈強な男たち『BONDS』に抑えられる。最後は高木が脚立の上からダイビング・ボディープレスを決め、大石から3カウントを奪って試合を終わらせた。

　いくつかのステージが過ぎた後、音響卓のテント裏に大石真翔、ハイパーミサヲ、上福ゆきで結成された「アップアップガールズ（偽）」が現れ、「アップアップガールズ（仮）姐さんたちのステージをぶっつぶして、私たちがライブをやる」と観客にアピール。そこに現れた男色ディーノとアップアップガールズ（プロレス）は彼らを「偽物！」と一刀両断し、アプガファミリー入りを認めず、（偽）との試合に突入した。

　脚立に登ったディーノが尻を出し、アプガ（プロレス）ミウが大石を「地獄門」に向けて投げ飛ばそうとするも誤爆。ヒカリ、ヒナノ、ラクも次々と地獄門にやられる展開に。そこへ高木三四郎、アプガ（仮）の佐保明梨、アプガ（2）の鍛治島彩、吉川茉優、中川千尋、佐々木ほのかが加勢に現れる。

　鍛治島が鼻リコーダーで戦いのメロディを奏で、佐保、中川、佐々木の3人によるアプガ（空手）の三角攻撃で大石をダウンに追い込む。大石へのアプガ（プロレス）の連続攻撃から、ディーノが生男色ドライバーで勝負を決めた。その頃にはすでにPASSPO☆のライブが始まっており、巻きが入って全員退散となった。

　プロレスファンとアイドルファンの親和性の高さは知られるところだが、ついにアイドル界の総本山「TIF」でアイドルを巻き込んで路上プロレスが敢行された。アップアップガールズ（プロレス）の展開、クビドル・伊藤麻希のプロレス界での活躍、さらに我妻桃実のフィジカルアイドルとしての覚醒などなど、今後もプロレスとアイドルがTIFの舞台でどう絡んでいくのか楽しみだ。