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2018/06/17 23:51
SKE48須田亜香里、外界を見てきた者の言葉「世間の皆さんは48グループに興味がない」と奮起促す
『第10回AKB48世界選抜総選挙』の開票イベントが16日、ナゴヤドームで行われ、SKE48チームE・須田亜香里(26歳)が、自己最高位となる2位にランクインする快挙を果たした。そのステージ上で「世間の皆さんは私たちが思っている以上に48グループに興味がない」と改めて今のグループに警鐘を鳴らし、今こそメンバー1人1人が自分自身をもっと武器にして、個性を出していって、48グループの旗を掲げて闘っていく時」と奮起を呼び掛けた。
2013年に『AKB48 32ndシングル選抜総選挙』で16位にランクインして初選抜。細やかな気遣いと神対応を続ける不断の努力で『握手会の女王』と呼ばれるまでになり、「私を見つけて下さる方がいて、私を『瞳の中のセンター』にしてくれたから、こうやって前に進む事ができました」と名言を残した。その後も運営から押されることが一切無いにも関わらず、『もがく姿勢』をあえてさらけ出していくことで、後押しするファンを増やし、革命を起こし続けてきた。
「ストレスフリー、プレッシャーなしでここまでやってきました」と茶化しながらも、「ステージの端っこに今いるメンバーも、今は握手会の列が短い子も、ブスだと言われても、運営から推されなくても、こうやって上がることができるんだ、覚悟さえ決めれば、ちゃんとファンの方はその覚悟に気付いて付いてきて応援してくれるんだということを、ちょっとはメンバーに感じてもらえたら、うれしいと思います」と語り、すでに彼女にとって総選挙は、自分のための闘いではなくなっていることを感じさせた。
そして「皆さんにいただいた順位を生かしながら『何故このルックスでここまで上がってきたんだ?』という世間の皆さんの疑問を糧に、たくさんのメディアに出演させてもらいました」と、積極的にグループの外に向けて打って出ていった須田。そこでが知ったのは「世間の皆さんは私たちが思っている以上に48グループに興味がないということです。こんなにも(ファンの)皆さんが熱く応援してくれるのに、こんな私でも見てくれる心の清い人たちがいるのに、なんでこんなにも伝わらないんだろうと…もどかしくて」という、グループのなかにいるだけでは気づけない現実。
そして「番組の方に興味を持ってもらっても『あなたは何ができますか?』『何を伝えられますか?』と常に問い掛けられて、求められます。その連続で。しかも私の8年以上のストーリーは10秒のダイジェストにまとめられ、本当にまだまだだなと思います」と苦闘を続け、その結果『サンデー・ジャポン』『痛快TV スカッとジャパン』などの人気番組にレギュラー出演を果たしている。
そうした経験を踏まえて、「今こそメンバーひとり一人が、自分自身をもっと武器にして個性を出していって、48グループの旗を掲げて闘っていく時だと思います。メンバーひとり一人、自分の個性を出すことを恐れずに頑張っていけたらいいなと思います」と、グループ所属のメンバーに呼びかけた。
「世間の皆さん」に認知される一番簡単な方法は“炎上”であろうが、一度刻まれたネガティブな印象は二度とひっくり返らないのが今のネット界隈。炎上と言うダークサイドに落ちることなく、ファンを裏切らず、「ブスいじり」もポジティブな力に変えて、外に向けて前進を続ける須田の闘いから、AKB48グループのメンバーが学ぶべきことは多いのではないだろうか。