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2018/02/07 18:21
年の差BLカップルを演じた渡邉剣&天野浩成、バレンタインの思い出は「あまりもらえなかった」と告白
俳優の渡邉剣が6日、池袋HUMAXシネマズで行われた主演映画『花は咲くか』完成披露上映会に、天野浩成、谷本佳織監督とともに登壇。イベントの途中、サプライズで、原作者の日高ショーコ先生から、バレンタインのチョコレートケーキが登場。渡邉と天野が本物のカップルさながらに、仲良くケーキの食べさせ合いを披露すると、会場は黄色い歓声に包まれた。
年の差カップルの純愛ラブストーリーを描いた、累計発行部数35万部超えのBLコミックを実写映画化した本作。主演を務めるのは、『動物戦隊ジュウオウジャー』、ドラマ『明日の約束』の若手俳優・渡邉剣。渡邉が演じる蓉一と恋に落ちる相手役を、『仮面ライダー剣』、『HiGH&LOW』の天野浩成が演じ、初々しいキスシーンにもトライしている。
マネージャーから自身が出演することなど、何も聞かされずに台本を渡されたという渡邉。「『読んでみて』と言われて台本を渡されて、感想をマネージャーさんに伝えて、『僕、やるなら、蓉一がやりたいです』という話をしていた」と明かし、「その1週間後くらいに、蓉一役で出演することを聞いて、嬉しかったんですが、主演というプレッシャーがどんどん圧し掛かってきて、最初は不安な気持ちが大きかったです」と当時の心境を吐露。
主演として現場で心がけたことについて、「現場の雰囲気を明るくしたいと思っていた」と語り、「監督や天野さんはもちろん、携わったスタッフのみなさんとたくさんお話をして、わきあいあいとできたかなと思います」とニッコリ。そんな渡邉に対して、天野が「(渡邉が)蓉一役で良かった」と話すと、谷本監督も「渡邉さんがふんわかとした空気を作ってくれて、居心地のいい空間を作ってくれる主役だったなと思います」と称えた。
役作りについて、渡邉は「蓉一はぜんぜん話さないし、桜井さんに会うまで、あまり変化がないので、感情の表現の幅が狭い中で、いかに感情の変化を表すかというのが難しかった」と振り返ると、天野も「桜井は、もともと男性が好きな人間ではないので、蓉一に引かれていく上で、彼を女性に見立てるのも違うし、その気持ちを理解していくのが一番難しかったですし、考えた部分でもあります」とコメント。
来週2月14日はバレンタインデーということで、思い出に残っているエピソードを振られた渡邉と天野だったが、ともに「あまりもらえなかった」という。渡邉は「『あの子があげたそうだよ』と言われたとき、『嫌だ!』って逃げて帰ったこともある」と告白。さらに「好きとかじゃなくて、好意でくれているのに、小学生の頃は学校でもらうことが恥ずかしかった」と当時を振り返り、「思い出といえば、当時ウエハースチョコのおまけにハマっていて。家族に大量に買ってもらって、ヤッター!っていう記憶くらい。みなさんが期待しているような、甘いは話はないです」と苦笑いを見せていた。
また、MCから“逆チョコをやったことがあるか”を聞かれた際も、渡邉は「ないです。チョコを受け取れなかった少年が、そのまま成長しても、逆チョコなんて発想が思い浮かばないし、あげられないですよ」と訴え、「まずは(チョコを)もらってからですね。今後に期待したいです」と打ち明けた。
ここで、渡邉と天野にはサプライズで、原作者の日高ショーコ先生から、バレンタインのチョコレートケーキが登場。白とピンクのバラが散りばめられたケーキに「すげーーー!!」「バラが咲いてる!!」とテンションがあがりまくる2人。作品にちなみ、二人でケーキの食べさせ合うことになると、渡邉は「桜井さん、僕に食べさせてくれるんですか?」と、急に蓉一になりきり、天野に熱い視線を送り場を盛り上げていた。
最後に、天野は「原作ファンの方も原作を読んでいない方にも楽しんでいただけるよう、キャスト・スタッフ、みんなが一丸となって作り上げた作品です」とコメント。渡邉は「僕が演じる蓉一と天野さん演じる桜井が恋愛していく様子や人間関係、みんなが成長していく姿を楽しんでもらいたい」と明かし、「まだBLを見たことがない方や実写版を見たことない方など、どんな方にでも見てもらえるような作品になっているので、ぜひご覧ください」とコメント。
さらに「そして、恋愛を忘れたみなさん!! 絶対に(恋愛を)思いだせると思いますし、ピュアな気持ちになれます」という渡邉の熱い呼びかけに、会場は笑いに包まれる。渡邉は慌てて「忘れてはいないと思いますが」と訂正し、「思い出したい方、ぜひよろしくお願いします!」と改めてアピールした。
映画『花は咲くか』は、2月24日(土)より、池袋HUMAXシネマズほかロードショー。