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2017/12/31 07:01
2018年にはばたく、期待の若手女優をひと足先にチェック
2017年も残すところ大晦日1日となったが、来る2018年に大きく羽ばたく可能性を秘めた若き女優たちが、今年すでにその兆しを見せていた。新人オーディション情報および、これからの人材を紹介するサイト「デビュー」が、2017年にWEBのニュースで注目してきた次世代女優をピックアップして紹介する。
先日のクリスマスシーズンに配信され、ティーンのLINEユーザーを中心に話題を呼んだ『LINE みんなのものがたり』の「【告白ムービー】好きなんて、言えるわけない。」に主演していたのが、有村架純所属のフラームが送り出す新人女優・小野莉奈(おの・りな)、17歳。切ない片想いを瑞々しく演じ、撮影スタッフさえも泣かせたという逸話も作った。HKT48短編映画企画「ロマネスコ」(二宮健監督)に出演、短編映画『アンナとアンリの影送り(仮)』(Yuki Sito 監督) では主演を果たすなど、今後映画での活躍に期待したい人材だ。
受験シーズン目前の冬休み。『アクエリアス』のCMで受験生役を演じ、“あの子は誰?”とCMウォッチャーをざわつかせているのが、矢崎希菜(やざき・きな)、16歳。丸美屋『混ぜ込みわかめシリーズ』CMでも、美味しそうにおにぎりをほおばる表情で印象を残しており、一方で『ワイドナショー』(フジテレビ)の“ワイドナ女子高生”としても話題をまいている。映画『君の笑顔に会いたくて』も11月に公開され、そのピュアなキャラクターで、女優としても抜擢が続くだろう。
2018年7月公開の映画『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』で主演を果たすことが決まっているのは15歳の南沙良(みなみ・さら)。ティーン向けファッション誌「nicola(ニコラ)」専属モデルとして活躍し、今年8月公開の映画『幼な子われらに生まれ』で女優デビューを果たしたばかり。押見修造の同名コミックが原作の話題作で、上手く言葉が話せないことに引け目を感じ、周囲と馴染めずにいる高校一年生という難役を繊細に演じており、女優としての評価も高まっていくはずだ。
ちふれCMやインディーズを含む多数の映画に出演。特徴的な風貌と、絵画、写真、音楽など幅広い趣味を持つアーティスティックな感性で、異彩を放つ新人として注目されるのが、清野菜名を擁するステッカー所属の新人・芋生悠(いもう・はるか)、20歳。『JUNON Girls CONTEST』のファイナリストに選ばれたことをきっかけに芸能界入りし、昨春高校卒業と同時に熊本から上京してきた。今年10月、いとうあさこらが参加する劇団山田ジャパンの秋公演『欲浅物語』で初舞台を踏み、その稽古・本番に密着した初写真集『はじめての舞台』が、2018年2月3日に発売決定。今のうちにこの名前を覚えておいてほしい個性派女優だ。
今年8月に開催された『第15回全日本国民的美少女コンテスト』でグランプリに輝いた井本彩花(14歳)は、早くも12月7日に、事務所の大先輩・米倉涼子主演ドラマ『ドクターX〜外科医・大門未知子〜』(テレビ朝日)の第9話に、メインゲストとして出演した。井本は13歳のバレエ少女を演じ、小学1年生からレッスンを積んでいる得意のバレエも披露。初めての撮影現場にも関わらず、物怖じすることなく役を演じ切り、その度胸で共演者やスタッフを驚かせたという。
平成30年度前期NHK連続テレビ小説『半分、青い。』にて、ヒロイン・永野芽郁演じる楡野鈴愛の親友・木田原菜生役にいきなり大抜擢されたのが、まだまだ無名の女優・奈緒、22歳。福岡でモデル活動をしていたが、女優デビューのチャンスを求めて単身上京。野島伸司が総合監修を務める『ポーラスター東京アカデミー』で学び、オーディションで大役をゲットしたシンデレラガールだ。インスタグラムにアップしているイラストも、出演した映画で採用されるなどプロはだし。清廉なイメージを保ち続けているルックスも大きな武器だ。
とあるメディアで、若手女優は「広瀬すず」しかいないというような主旨の記事が書かれていたが、それはあまりに視野が狭く寂しすぎる見方。エンタテインメント業界は、常に次なる逸材を探しているのだ。2018年に向けて、続々と次世代の女優が頭角を現していることに注目し、期待してほしい。