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2017/07/19 20:42
アップアップガールズ(仮)、7人体制最後のツアー完走 9月15日仙石&佐藤ラスト公演「集大成を見せる」
7人組アイドルグループ・アップアップガールズ(仮)(以下アプガ(仮))が17日、全国11ヵ所12会場を回るライブハウスツアー『アップアップガールズ(仮)∞Lives Change&Evolution』のファイナル公演を東京・Zepp Tokyoにて開催した。本公演では、8月29日発売のニューアルバム『4thアルバム(仮)』から、新曲「Way of Our Life」を初お披露目。今秋の卒業を発表していた仙石みなみ、佐藤綾乃のファイナルライブで、現行の7人体制での最後の公演『アップアップガールズ(仮)これが私たちの生きる道 Way of Our Life』が、9月15日に、同じZepp Tokyoで行われることが発表された。
オープニングアクトは、今年2月に結成されたアプガ(仮)の妹分、アップアップガールズ(2)(以下アプガ(2))。吉川茉優、高萩千夏、橋村理子、鍛治島彩、中沖凜ら5人のメンバーが、いつもの白の(2)Tシャツではない、キラキラした新衣装でステージに登場すると、8月15日に発売するデビューシングルから「Sun!×3」を弾けるフレッシュさで、元気にパフォーマンスした。
「overture(仮)」に合わせたファンのコールで、会場のボルテージが上がったところでアプガ(仮)の7人が登場。7色のスポットライトとミラーボールが回転する中、アプガ(2)をバックダンサーに、ディスコチューン「アッパーディスコ」でライブを開幕。夜のビル群とハイウェイの映像が投影されるステージをディスコヴァージョンの「UPPER ROCK」でグルーヴィーに盛り上げ、早くもキラーチューンの「アッパーカット!」を投入してアプガファミリーをジャンプさせる。MCで古川小夏は「やっぱZepp Tokyoヤバいですね! 4曲だけなのにメッチャ暑い! このツアーは毎回毎回楽しくて、最高を更新しながらここまで来たので、東京も負けるわけにはいかないんじゃないですか? 東京の皆さんに期待して、最高を更新したいと思います」と煽る。
タイトルに“Change&Evolution”とあるように、今ツアーは『変化と進化』がテーマ。変化し進化していく気持ちを歌った「FLASH」に続いて、バラードの「Date line」が拳突き上げ系のロックバージョンに、ラテンハウスのハジケ系「サマービーム!」が、潮騒まで聞こえるようなメロウなミディアムアレンジに「変化」し、アプガ(仮)のパフォーマンスも「進化」。さらにこのツアーの間に仙石みなみは「春の健康診断で、身長が150.1cmに伸びて、150cmの壁を超えたんです」と明かし、大々的にダイエットを宣言していた関根梓は「マイナス3.2キロの減量に成功しました」と告白。メンバー個々も進化を遂げていた。
後半戦の「パーリーピーポーエイリアン」からは7曲連続ノンストップゾーンに突入。スクリーンのアニメがテクノサウンドとシンクロする「パーリーピーポーエイリアン」、会場全体が一緒にジャンプする「ジャンパー!」、キュートなアニメで胸キュンストーリーが展開する「バレバレ!LOVE YOU」、アプガファミリーによる声を枯らさんばかりの「オイ!」が響く「お願い魅惑のターゲット」、関根の歌声がエモい「キラキラミライ」、全員が手を大きく振る「セブン☆ピース」、そして佐保明梨の燃え尽きんばかりの絶叫で狂乱の盛り上がりを見せた「アッパーレー」まで一気に駆け抜けた。森咲樹の「メンバーのやりたいことを詰め込ませていただいて、心の底から楽しいと思えるツアーでした」という挨拶に続いて、アプガ(2)を呼び込み、走り出したくなるようなスカナンバー「FOREVER YOUNG」で、ステージをいっぱいに駆け回って本編を締めた。
アンコールが起こると即座に登場したメンバー。アンコールで披露する曲は、観客からのリクエストにガチでその場で応じるという趣向。リクエストは「ENJOY!! ENJO(Y)!!」と「君という仮説」。「君という仮説」は、古川が作った誰でもすぐ覚えられる手の振り付けが特徴で、サビの大合唱と相まって大きな一体感が生まれた。関根は「アプガファミリーの好きなところ」として『一致団結することころ』『他のアイドルさんに優しいところ』『ライブ中に私たちよりすごく楽しそうな顔をするところ』を挙げ、ファンに感謝を告げた。
間髪入れずに巻き起こった“アプガコール”で、メンバー7人がダブルアンコールに登場。そして佐藤綾乃から7人体制最後の単独公演『アップアップガールズ(仮)これが私たちの生きる道 Way of Our Life』が、9月15日に、同じZepp Tokyoで行われることが発表された。佐藤は「私とみーこ(仙石みなみ)は秋に卒業ということで、9月15日が7人で見せる最後のライブになります。7年間、一緒に突っ走ってきて、辛いことも楽しいことも7人で乗り越えてきました。9月15日は、今まで私たちが積み上げてきたほんとの集大成となるライブをみなさんにお見せしたいと思います」と宣言。
そして「私たちが今まで歩んできた道はほんとに大切なもの。5人はアプガ、2人は新しい道に進むわけですが、それも全部が全部私たちの生きる道なんです。残り約2ヵ月を切ってますが、一分一秒を無駄にしたくないです。この仲間たちと一緒に最後の最後まで全力で駆け抜けますので、みなさん単独ライブに来てください!」と呼びかけた。
仙石は「最後の単独ライブの日付は決まりましたが、アプガの夏は始まったばかりです。まだまだ夏の戦いはありますし、TIFや、いろんなフェスに乗り込んで、アプガの戦いを見せて、みなさんと一緒に乗り越えたいです。そして、9月15日は最高な状態の7人でステージに立ちたいと思います。私は7人それぞれ道が楽しみですし、ワクワクして期待してすもらえるような最高な形のライブをしたいです」と語った。
それを聞いた佐保は「みーことあやのんが、違う道を進んでいくことを決めたんですけど、これからも私たちはいつまでも夢に向かって進んでいく7人でいたい。進む道は違っても、前に進んでいく気持ちはずっと一つだと思ってます。アップアップガールズ(仮)は、いつまでも前に前に進んで、たくさん夢を見て、夢を叶えて、たくさんの方に元気を届けられるようなグループでい続けたいです」と、改めてメンバー、ファンとの絆を言葉にした。
会場の暖かい拍手に包まれながら、佐保の「7人での最後のオリジナル曲を作っていただいたので、ここで初披露して、みなさんに今の私たちの気持ちをしっかり届けてこのライブを終わりたいなと思います」という言葉に続いて新曲「Way of Our Life」を歌唱。上昇感のあるサビが清清しさを感じさせる楽曲は、それぞれに歩みだすメンバーを後押しするようなドラマチックな楽曲だった。最後に新井愛瞳が「この7人で、最後の最後までアプガは突き進んでいくぞーッ!」と絶叫し、深々と一礼。これが今ツアーのファイナルであり、7人で迎える最後の熱い夏の始まりとなる。