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2017/07/11 19:11
アップアップガールズ(プロレス)オーディション、体力テストを実施「アプガの新しい扉が開く!」
アイドルグループのアップアップガールズ(仮)、その妹分のアップアップガールズ(2)に続くユニットとして、真剣にプロレスラーとアイドルを目指すプロジェクト、アップアップガールズ(プロレス)のオーディション選考が進行中。8日に第3次審査として、体力テストが行われた。
さる6月24日、都内で行われたメディア公開の2次面接には、約100名の応募者の中から書類審査を通過した12名が参加。審査はDDTプロレス社長の高木三四郎、アプガのサウンドプロデューサー・michitomo、アプガ(仮)から森咲樹と佐保明梨が務め、さらにDDTプロレスからプロレス界屈指のアイドルDD(誰でも大好き)大石真翔選手が「見届け人」として同席した。
企画も個性的なら、2次審査出場者も個性派ぞろい。アプガ(2)のオーディションに落選したが、諦めない精神で再度挑んできた柔道とサンボの経験者は、大石に見事なタックルを決めプロレスラーを床に転がしてみせる。
一方で「お母さんが勝手に応募しちゃって。お母さんが東京での生活に憧れてるからだと思います」という細身の受験者は「プロレスはやりたくないです。でもそうするしかないと言われれば……」と言いだす。しかし陸上部で砲丸投げをやっていて、好きな食べ物は鶏のササミと言うと、高木社長は「プロレスラーに向いてます!」とその可能性を否定しなかった。
第2次審査を終えた高木社長は「ダイヤの原石がゴロゴロいるなと。人前に出たい、立ちたいという気持ちの強い子が多くて、それはアイドルも女子プロレスも変わらない大事な部分。DDTが考える女子プロレスは他団体とはちょっと違っていて。体力的なものは後からつけられるので、逆に1人くらいは体力がない人がいてもいいのかな。男子は厳しいですけど、女子はキャラクター重視だと思っているので」と振り返った。
そして第2次審査の結果を受けて、7月8日には、幾多のスポーツ選手やプロレスラーの肉体改造を手掛けた、ボディプラント六本木代表・足立光氏の指導のもとで体力テストが行われた。この日は面接審査を通過したメンバーから3名が参加。腕立てやスクワット、前転、後転、側転、壁逆立ち、垂直跳び、開脚飛び、ダブルキック、ミット蹴り、ランニングなどの課題に臨んだ。
キックなどの初めて臨む課題にも、一心に取り組む受験者たち。足立氏も「最初に想像していたより、モノになりそうだなと思いました。見てすぐ出来る子もいれば、教えてあげれば、後からバーンと伸びる子もいるので、今の時点で優劣をつけるというより、諦めるか、諦めないかを見ました」と語る。
体力テストに協力した東京女子プロレスの山下美優選手は「気持ちの強さを見ました。大勢に見られていながら、出来なくても諦めずにやる姿勢が見えたので、勉強になりました」と言う。また、アプガ(仮)の森は「初めてのことに立ち向かっていく姿勢や、素直に行動に移せる姿、まっすぐな瞳を見て、応援したいと思いました。可愛いとか、歌やダンスがうまいというのも大事だけど、ギラギラ・キラキラした姿勢が大事だと思う」と語った。
候補者のなかでも運動能力と順応性の高さを見せたのが、ソフトボールとダンスの経験者で、健康的な日焼け肌が印象的な受験者・みうさん。森も「面接審査の時から気になっていて。すごく素直で、(2)で言うと「かじぃ(鍛治島彩)」タイプ。まっすぐで応援したくなるんですよね。ソフトボールをやっているから肩が強そうで、頑張れって思う一方で、入って来たらヤバいなって(笑)」と、アプガのアームレスリング女王の座を脅かす存在として意識していた。
3人以外にもまだ候補者は残っており、審査はまだまだここからだが、「表現力を学んだときどうなるか楽しみ」(足立)、「東京女子プロレスはみんな個性が強くて、やりたいことを好きにやっているので、魅せるエンターテインメントを自分で考えて自分でできるレスラーになってほしい」(山下)と期待は膨らむ一方。
森も「アプガは夢を追いかけ続ける女の子の集団。新しいことに挑戦を続けるアプガの新たな扉が開くと思っています。アイドルって、普通は守ってあげたくなるものだけど、“みんなを守ってあげるよ”っていう強いアイドルは他にいないので、そんなアイドルになってほしい」と期待を込めてエールを送った。
オーディション合格者はアップアップガールズ(仮)の妹分グループとして、8月27日に横浜アリーナで行われる@JAM EXPOにて、アイドルステージデビュー(勝手に予定)。2017年中にCDデビュー、1月に予定される東京女子プロレス後楽園ホール大会でプロレスデビュー、以降定期参戦予定だ。 オーディションの進捗は、オーディションサイト「デビュー」で告知していく。