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2017/02/27 23:40
つりビット、赤坂BLITZを釣り上げる! 自身最大キャパをソールドアウト「みんなで素敵な景色を作った」
「いつか世界を釣り上げます!」のキャッチフレーズを掲げ、聞間彩、安藤咲桜、長谷川瑞、竹内夏紀、小西杏優の5人で構成されるアイドルグループ・つりビットが26日、東京・赤坂BLITZで、自身最大キャパのワンマンライブ『赤坂サカナ!〜みんなで釣ろう赤坂BLITZ〜』を成功させた。
昨年9月、『櫻井・有吉THE 夜会』に出演後、「俳優・山田孝之も注目するアイドル」としてSNSなどで話題となり、一気に知名度を高めたつりビット。今回、自身最大キャパの会場・赤坂BLITZに挑んだが、チケットはソールドアウト。最も勢いのあるアイドルの今の姿を観ようと、全国からファンが駆けつけた。
スクリーンに、赤ブリワンマンまでのレッスンの日々が映し出された後、ピンクの制服風衣装に身を包んだ5人が登場。最新の配信シングル『My Victory』でライブがスタートすると、1000人のファンで掛け値なしに埋め尽くされたフロアは一気にヒートアップ。
1曲目を終えた5人は、満場のファンに驚き、喜びつつ、今日のライブの意気込みを語っていく。小西は「ステージを端から端まで使って、皆さんに楽しかったって思ってもらえるようなライブにします!」と宣言、そして「あと一つ報告があるんですけど、私、高校受験合格しましたー!」と明かすと、場内は祝福の嵐。「皆さんが応援してくださったおかげなので、感謝の気持ちを込めたいと思います」と笑顔を見せた。
リーダーの長谷川はまず第一声で「見ての通り、緊張してます!」と笑わせ、「観てくださった皆さんが、笑顔になって帰れるようなライブにします」と意気込む。聞間は「アイドル界の頂点を目指すつもりで行くので、一秒たりとも見逃さずに! 最後まで盛り上がって行きましょう」と煽る。
そして安藤が「ずっと5人で『この1000人の景色が見たいね』って話してました。当日が来るのが不安と緊張で、感情がぐちゃぐちゃになるぐらいだったんですけど。もうこんな幸せな景色は2度と見られないんじゃないか…」と素直な心情を吐露すると、「これからだよ、安藤!」とメンバー総ツッコミ。安藤も「そのツッコミを待ってました!」と笑顔で返す。
竹内は「赤坂BLITZ向けて、『みんなで作るつりビット』という言葉で頑張って来たつもりなんですけど…この景色を見ただけで本当に“作れたな”という気がしています。でもこれからなんでね、このステージは。みんなで楽しみを作っていけたら。2月26日という日を『伝説の日』にしたいと思います」と力強くコメント。その後は『恋愛戦線異常あり』『負けないガッツ〜いつか世界を釣り上げます〜』『裸足のマーメイド』とアッパーな曲をつるべ打ちし、会場をさらに熱くした。
そして、ワンマンライブならではの企画コーナーに突入。「良さしかない」と安藤が太鼓判を押す、長谷川・聞間・小西によるハウスRemixの『ズキズキ物語』が先攻。後攻は竹内・安藤によるしっとり聞かせるアコースティックバージョンの『潮風日記』で迎え撃った。
“楽屋コント”の映像を挟み、5人はつりビットにしか着れない「大漁旗衣装」のニューバージョンで登場。『Go! Go!! Fishing』『ギョギョギョムーチョ』という攻めの釣りソングをぶちあげたあとは、全員が寿司法被をまとって『寿司パラダイス』、“釣って釣って釣り上げろ”のフレーズで盛り上がるタオル回し曲『爆釣御礼』と繋げ、曲終わりにはサイン入りタオルを投げ込んだ。
続く『釣りパーティー』では釣竿型兵器「ロッド君」が登場。小西と竹内が取り付けたぬいぐるみを見事に客席にキャスティング。さらに聞間、安藤、長谷川が“撒き餌”とばかりにサイン入りカラーボールを投げ込む。「こんなに広い会場でロッド君を使うのが夢だったよね!」(安藤)とメンバーも満足げだ。
釣り曲でひと盛り上がりした後は、男子目線の可愛らしいミディアムバラード『おさかな形キャンディー』へ。その曲に入る前のMCでは、メンバーが考える「男性の可愛い仕草」談義に。長谷川は「萌え袖」と即答。安藤は「クシャッてした笑顔が好き。みんな、ギャップよ?」とファンにアドバイス。竹内は「普段は“スッ”としている人が甘えてくる時。“ワン!”みたいな」と妄想を膨らませる。最後は「次の特典会でやってください。『萌え袖で、クシャッって笑って、ワン!』これマストで」とまとめた。
長谷川はセンターを務める『ニガシタサカナハオオキイゾ』を歌ったあと「憧れていたステージにこの5人で立つことが出来て、皆さんと一緒にこの赤坂BLITZの景色を見られたことが本当に嬉しいです。感謝の気持ちを込めて歌います」と語り、本編最後の曲『Chuしたい』になだれ込む。すると会場は、ファンがサプライズで用意したオレンジのサイリウム一色で埋め尽くされた。
アンコールはもちろん、俳優・山田孝之がノリノリでコールしてお馴染みとなった「釣った魚に餌をやれ!!」で発動(実はこの日、山田孝之が赤坂BLITZに訪れていたことが、自身のインスタグラムで判明)。再びステージに登場したつりビットは『レモン海岸』に続き「せっかくアンコールをしていただいたので、新曲を披露しちゃいたいと思います」と4月5日発売の2ndアルバム『Blue Ocean Fishing Cruise』収録の新曲『Get ready Get a chance』をファンに初お披露目。
「今までのつりビットよりも大人っぽくて、ダンスもパキパキ踊っているかな」(聞間)「ダンスが踊りこなすのが難しかった。つりビットにしては珍しくパート分けがあります」(安藤)という新曲は、キラキラしたブラスアレンジもお洒落でダンサブルな楽曲。つりビットの“次のステップ”を感じさせるに充分なパフォーマンスだった。
そして「アンコール最後の曲は…やっぱりあの曲で締めたい! つりビットといえば…」とライブ定番曲である初のCDシングル『真夏の天体観測』を披露してフィナーレ。マイクを取った竹内は「4年間かかってここまで来れたのは皆さんのおかげです。この会場を埋められるのか、練習の成果をステージで発表できるのか本当に不安でしたが、メンバー、スタッフ、ファンの皆さん“みんな”で“作る”ことが出来ました」と感謝。
さらに「私は、『赤坂BLITZがゴールじゃなくて始まりだ』ってずっと言ってきたんですけど。今日初めて来てくださった方はここが始まりだし、ずっと応援してくださった方は、またここから新しいつりビットが見られるという新鮮な気持ちで、一緒にいろんなことをやっていただきたいと思いました。これからもつりビットの応援、よろしくお願いします」と新たな気持ちで呼びかけた。
こうして新しいスタートを切ったメンバーから重大発表。つりビット初、全国6ヵ所を巡るツアーが決定したのだ。単独ライブ初上陸の土地には「(リーダーが新潟にお帰りになられる」と、長谷川の出身地・新潟も含まれるとあってメンバーも大喜び。「今までは遠くから来てくださったんですけど、今度はやっとつりビットが皆さんのところに会いに行けることになりました、待っててください」(小西)とテンションも高まる。
最後には異例のダブルアンコールが発動。ファンへの感謝の気持ちとして、ファンをバックに記念撮影。「嬉し過ぎるので、もう一曲歌っちゃってもいいですか! みんなで一つになれる曲がいいと思うので」と、サビで一緒に手を振って一体になれる曲『はじめのキモチ』でライブを締めた。「本当に忘れられない日になりました。これからもっともっといろんな景色を見たいなぁって思いました」と感極まる長谷川。今春全員が高校生以上になるつりビット。赤坂BLITZを一つの通過点に、さらなる高みを目指して進んでいくことだろう。
■「赤坂サカナ!〜みんなで釣ろう赤坂BLITZ〜」セットリスト
M1:My Victory
M2:スタートダッシュ!
M3:恋愛戦線異常あり
M4:負けないガッツ〜いつか世界を釣り上げます〜
M5:裸足のマーメイド
M6:ズキズキ物語〜SPECIAL REMIX〜<長谷川・聞間・小西>
M7:潮風日記〜Another Arrange Ver.~<竹内・安藤>
M8:Go! Go!! Fishing
M9:ギョギョギョムーチョ
M10:寿司パラダイス
M11:爆釣御礼
M12:釣りパーティ
M13:おさかな形キャンディー
M14:ニガシタサカナハオオキイゾ
M15:Chuしたい
<アンコール>
EN1:レモン海岸
EN2:Get ready Get a chance(新曲)
EN3:真夏の天体観測
<アンコール2>
WEN:はじめのキモチ