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2015/02/24 18:41
Bitter & Sweet、“ハロプロの聖地”でアンジュルム『大器晩成』を初カバー
田崎あさひ(19)と長谷川萌美(20)によるガールズボーカルユニット・Bitter & Sweetが、新曲『恋愛WARS/恋心』の発売を記念して、インストアライブツアー『ビタスイWARS』を開催中。その東京イベントを、23日、ハロー!プロジェクト オフィシャルショップ東京秋葉原店で行った。新曲のほか、レミオロメンの『3月9日』、そして事務所の先輩、アンジュルムの『大器晩成』をカバー、ファンを湧かせた。
計2回行われたこの日のイベント。1回目は、インディーズ1stシングルの『インストール』から元気にスタート。続いて『DREAM GIRL』を熱唱、アップテンポのナンバーでたたみかけた。
今回のライブツアーでは、毎回、二人のお気に入りの曲を一曲カバーしている。特に同会場では初カバーを披露するケースが多い。この日1回目の公演で歌ったのは、初カバーのレミオロメン『3月9日』。この曲は田崎にとっての思い出の曲とのことだ。「私がつらいことがあった時に聴いて励まされた曲です」と紹介するMCの途中で、言葉をつまらせ涙ぐむ田崎。その様子を見守る長谷川と観客たち。温かいムードのなか、弾き語りと二人の美しいハーモニーで、この季節にぴったりの名曲を聴かせた。田崎は歌いながら、また感極まり、声がつまりそうになる場面もあったが、それもまた感動を呼んでいた。
終演後、田崎はこの涙の理由について、昨年の今頃、転校前の長崎の高校の卒業式が近づいた時期に、「地元にいる友達と一緒に卒業できないことがさみしくて、この曲を聴いて励まされていました」と明かした。
その他、新曲『恋愛WARS』など計6曲を披露した1回目に続いて行われた2回目の公演は、田崎のソロ活動時代の人気曲『雨夜の月』からスタート。
2回目公演でも初カバーが披露された。二人が選んだ曲は、アンジュルムの『大器晩成』。意外な選曲に場内はどよめいた。激しいサウンドとダンスで魅せているこの曲を、ピアノ弾き語りで披露。原曲とはまた違う激しさで、場内を盛り上げた。
この曲、二人が地方の放送局にキャンペーンに行った際などに頻繁に聴き、ぜひ歌いたいと思い、この2日前、長崎からの帰りの飛行機の中で相談し、前日に一日練習して、この日初披露となったが、会場が“ハロプロの聖地”ということもあって、大きな盛り上がりを見せた。その後、バラード曲『恋心』『月蝕』などをしっとりと聴かせ、2回目も計6曲を歌った。
先月から始まった、この『ビタスイWARS』。当初スケジュールが発表されていたのは、この日のイベントまでであったが、来月も続行されることが決定(詳細はBitter & Sweet公式ホームページに掲載)。
ただ、この日のイベントで一段落ということで、長谷川はツアーを振り返り語った。「今回のツアーで初めて行った土地もありますが、そこで出会った人たちと一緒に楽しい時間を過ごせたことが嬉しかったです。また、遠くから私たちを応援しに来てくださる方もいらっしゃって…。2月11日のリリース日には、ほんとにたくさんの方に集まって祝っていただいたことで、もっともっと上を目指して、目標である、ワンマンライブ、メジャーデビューを叶えたいと思いました」と決意を新たにした。
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Bitter & Sweetは、2012年の『第2回 FOREST AWARD NEW FACE オーディション』でグランプリを獲得し、その後ソロで活動していた田崎と、2013年の第3回の同オーディションでグランプリに輝いた長谷川により結成された。
一昨年の大晦日に行われたハロー!プロジェクトのカウントダウン・コンサートで初披露目。昨年3月に1stインディーズシングルDVD『Bitter & Sweet/インストール』をリリースした。
※「崎」の字は、右側が「立」に「可」