二人組ガールズユニット・Bitter & Sweetが、2月11日発売のニューシングル『恋愛WARS／恋心』のミュージックビデオを公開。本日、メンバーが生出演したtvkの情報番組『ありがとッ！』の中で初公開された『恋心』のMVでは、19年間自転車に乗れなかったというメンバーの田崎あさひが、自転車に乗って、せつない恋心を演じている。

　胸に秘めた思いを伝えきれない女の子の心を歌った『恋心』。このMVでは、田崎あさひ、長谷川萌美の二人が、歌詞の内容に合わせて、せつない気持ちや、うれしい気持ちを表現している。公園を歩いたり、自転車に乗りながら……。

　生まれて19年間、自転車にまったく乗れず、それをライブのMCでもしばしばネタにしていた田崎。地元・長崎では坂道が多く、自転車を利用する習慣がないというのがその理由だが、今回のMV撮影にあたって、自転車に乗れるように、スタッフと長谷川から3日間みっちりコーチをしてもらって練習したという。「最初は怖くて、なかなか地面から足を離せませんでした。ブレーキもうまく使えない状態で……」というところから始まったが、特訓の成果もあり、なんとか乗れるようになり撮影に臨んだ。

　撮影時には、自転車に乗れるようになった喜びから、空き時間になると、スタッフがいる撮影場所から外れ、嬉しそうに自転車を乗り回す姿が印象的だった。

　このMVでは、せつない表情の芝居も披露しているが、「伝えきれない気持ちを秘めているのを表情で表現するのって難しいなと。どうしたらいいんだろうってすごく悩みました」という田崎。長谷川も「もどかしい気持ちを表情で伝えるのは難しかったです」というが、「木枯らしの寒い中でもこの温かい歌を歌ったことで、少しせつない気持ちが伝わるんじゃないかと思います」と語った。

　田崎にとっては、ミュージックビデオの撮影は、ソロ時代を含めるともう10作近くになるが、「毎回撮影が楽しみです」と話す。「曲についての自分が持つイメージと、監督さんのイメージが違っていたりすると、『こういう見方もあるんだ』と、歌の新たな一面を見ることができて、自分の引き出しも増えるんです」という。

　前作の『月蝕』から、演技的な要素も入っているが、「演じることってすごく難しいなと毎回実感しています。でも同時に楽しいなと。最近はお芝居にも興味が出てきました」と、新たな意欲も見せた。

　Bitter & Sweetのニューシングル『恋愛WARS／恋心』は2月11日、アップフロントワークスより発売。
　また、このシングルの発売を記念して、インストアライブツアー『ビタスイWARS』も開催中。北は北海道から南は長崎まで約1ヵ月間、インストアイベントを行うが、今回は観客による、スマートフォン、携帯電話でのステージ撮影、録画がOKで、SNSやブログなどで拡散してもらう“拡散WARS”と題した企画も行っている。


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　Bitter & Sweetは、2012年の『第2回 FOREST AWARD NEW FACE オーディション』でグランプリを獲得し、その後ソロで活動していた田崎と、2013第3回の同オーディションでグランプリに輝いた長谷川により結成された。
一昨年の大晦日に行われたハロー！プロジェクトのカウントダウン・コンサートで初披露目。昨年3月にシングルDVD『Bitter & Sweet／インストール』でデビューした。
※「崎」の字は、右側が「立」に「可」