連載「D-DAYS +Plus」vol.219 陳内将
2026/05/01
「ゆっくり休もうと思ってもなんだかんだ芝居のことばかり考えてしまう。やっぱり自分は芝居が好きなんだなと」
撮影/booro 取材・文/根岸聖子
ドラマや映画、舞台などマルチに活躍する、ワタナベエンタ―テインメント所属の男性俳優陣のDramaticなDream Lifeに直撃する連載企画「D-DAYS+Plus」。
今月は、5月30日(土)より上演される舞台『十二人の怒れる男』に出演する陳内将さんが登場。
世界中で幾度となく上演され続けている名作に挑む想いや、本作で楽しみにしていること、ワンシチュエーションで繰り広げられる会話劇の難しさや魅力など、たっぷりと語ってもらいました。さらに、連載久しぶりの登場ということで、“この春、デビューしたこと”についても赤裸々告白!

――5月〜6月にかけて舞台『十二人の怒れる男』に出演されますが、こちらはドラマや映画、舞台と長きにわたって発表され続けている名作です。出演が決まった経緯について教えてください。
陳内将「演出の松森(望宏)さんとはもともと舞台『龍が如く』(2015年上演)という作品からの縁なんです。まだ僕がイケイケというか(笑)、若気の至りみたいな最中に参加した『龍が如く』に、松森さんが演出助手として参加されていて、脚本と演出は劇団ONEOR8の田村(孝裕)さんが担当されていました。それ以降ご一緒する機会がなかったので、今回この『十二人の怒れる男』という作品で声をかけていただけると思ってもいませんでした。松森さんが演出された作品はこれまでも何度も観に行かせていただいていましたが、『龍が如く』から約10年、お互いちょっと離れたところというか、ジャンルやフィールドが重なる感じではなかったのが、気がついたら自分の方向性と合致する感じになってきていた。マネージャーさんからオファーが来たことを聞いたときは、ここに来て、またご縁が回って来てくれたんだと嬉しかったです」

――『十二人の怒れる男』は何度も舞台化されている有名な作品ですが、陳内さんはどこから入りましたか?
陳内将「最初は映画ですね。半年前ぐらいにも舞台でやっていたし、結構よく見かける作品でもある。40〜50代の方たちがトメ番ぐらいになっているのも特徴で、12人の陪審員の中にベテランさんは一人か二人みたいなイメージがあったんですよ。でも今回は、大鶴義丹さん、佐藤B作さん、モロ師岡さんに中村梅雀さんと、ベテラン勢が4人いらっしゃる。相当贅沢なキャスティングで本気度を伺えるというか、松森さんがこの作品にかける気概が、きっとこの四方のベテラン勢をはじめとする皆さんを動かしたんだろうなと。これから具体的に作り上げていく過程がとても楽しみです」

――現時点での課題というか、この作品ならではの難しさというのは?
陳内将「登場人物が名前じゃなくて番号なんですよ。僕は陪審員11番を演じるのですが、台本上でもみんな陪審員の番号で記されているので、誰の台詞なのかを覚えるのがかなり難しいだろうなと。でも昔から、みなさん、これでやってきているんですよね」
――フライヤーでは「最後の晩餐」をイメージさせる画になっていますが、どのように撮影されたのでしょうか。
陳内将「バラバラに撮影したのですが、完成イメージはこんな感じですというのを教えていただいて、僕は『左側を向いてください』と言われて撮影しました。途中でついついサービス精神みたいなものが出てしまい、別の角度もあったほうがいいかな?と思ってポーズを変えてみたら、『あ、そっちは大丈夫です』と(笑)」
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『十二人の怒れる男』
2026年5月30日(土)〜6月7日(日)博品館劇場

作:レジナルド・ローズ
翻訳:小田島恒志・小田島則子
演出:松森望宏
キャスト:
陪審員長/大鶴義丹
陪審員2番/國島直希
陪審員3番/中村梅雀
陪審員4番/相葉裕樹
陪審員5番/長江崚行
陪審員6番/小松準弥
陪審員7番/今江大地
陪審員8番/和田琢磨
陪審員9番/佐藤B作
陪審員10番/モロ師岡
陪審員11番/陳内将
陪審員12番/佐藤信長
判事/福山潤(声の出演)
守衛/今井聡
≪story≫
殺人罪で起訴された少年の運命を決めるのは、12人の陪審員。証拠は揃い、目撃証言もある。陪審員たちは「有罪」に票を投じ、議論はすぐ終わるはずだった――しかし、たった一人の陪審員8番が「合理的な疑いがある」と異議を唱える。
「本当に彼は犯人なのか?」「証言は信用に値するのか?」
閉ざされた陪審員室で繰り広げられる、緊迫の心理戦。証拠の矛盾が浮かび上がるにつれ、12人の間には亀裂が生まれ、理性と感情、偏見と真実が激しくぶつかり合う。「正義」とは何か?「公平な目」を持つことはできるのか?そして、最終的に彼らが下す決断とは――。密室劇の最高峰にして、時代を超えて問い続けられる名作。あなたなら、この評決にどう向き合うか?
◆公式サイト
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