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2017/03/25 20:15
永野芽郁、原作者からの手紙サプライズに号泣 三浦翔平&白濱亜嵐の神フォローに大歓声
女優の永野芽郁が25日、TOHOシネマズ六本木ヒルズにて行われた、主演映画『ひるなかの流星』の公開記念舞台挨拶に、三浦翔平、白濱亜嵐、山本舞香、新城毅彦監督とともに登壇。原作者・やまもり三香からサプライズで手紙が届けられ「私が描いた与謝野すずめという女の子を演じてくださったのが、芽郁ちゃんで本当に良かったなと心から思っています」という言葉に、永野は想いが込み上げてきて大号泣。「先生にそうやって言っていただけたことが一番嬉しい」と涙ながらに語った。
やまもり三香による人気コミックを実写映画化した本作。恋愛未経験の田舎育ちの主人公・与謝野すずめ(永野)が東京の高校に転校することになり、そこで出会った一見軽そうだが優しくて面倒見のよい担任教師の獅子尾五月(三浦)と、無愛想で女子に免疫のないイケメンのクラスメイト・馬村大輝(白濱)との三角関係に揺れる様を描いたピュアで切ない初恋の物語。
映画初主演を務めた永野は「すごくホッとしています。撮影中、これは無事に自分で撮りきれるんだろうかという想いがあった」と当時の心境を語りつつ、「こうして最初から最後まですずめとして演じたものが、ようやくみなさんに見ていただけるということにホッとしています」と胸をなでおろす。また、周りからの反響に関しては、「友達が『観に行ったよ』って連絡をくれた」と明かし、「映画館に等身大パネルがあったりするので、その写真がいろんな人から送られてきました」と笑顔でコメント。
すずめが恋に落ちる担任教師・獅子尾を演じた三浦は、人気キャラを演じるにあたって「原作のイメージを壊したくなかったので、僕なりの解釈でなるべく原作に近づけて演じさせてもらいました」と告白。さらに、体育祭での獅子尾と馬村のリレーのシーンを挙げ「獅子尾が馬村に『もう譲らない』と言う台詞があるんですが、あそこは原作を読んだときに『どうしてもこのシーンだけはやらせてもらえないか』ということを、新城監督やプロデューサーさんたちに話した」と自ら提案したと明かし、「あそこは非常に亜嵐とバチバチしていた」とコメント。一方の白濱も「バチバチしていましたね」と笑顔を見せる。
すずめに恋をするクラスメイト・馬村を演じた白濱は「監督やプロデューサーさんに会ったときに『髪を伸ばして、日焼けを止めて、体重落として身体を細くしてくれ』と言われて。あと1ヶ月半でできるかな?とは思ったんですが、できる限り近づけようと思った」と語り、「ライブ中だったので、体力を落とさずに身体を引き締めるというのが難しかったけど、言い訳にしたくなかったので、精一杯取り組みました」と並々ならぬ努力をしたという。
また、原作のキャラクターに寄せるため「ずっと“俺は塩顔だ!俺は塩顔なんだ!”っていうのを言い聞かせて役作りしていました」と語りつつ、「でも、メンバーの(小森)隼に『亜嵐くん、ド級のソース顔です!』って言われた」と明かし、笑いを誘う。
すずめの親友・猫田ゆゆかを演じた山本は、印象に残っているシーンについて、すずめと体育館で喧嘩するシーンを挙げ「そこから(二人の)信頼関係が生まれていくので、どうやってぶつかり合うかと、監督とアクション部の方、芽郁と話し合って作りました。全身筋肉痛になりましたね」と体当たりで挑んだという。永野も「次の日痛すぎて動けないし、笑いたくもないみたいな感じでした」と振り返る。
“頭ポンポン”や“逆床ドン”など、胸キュンシーン満載の本作。新城監督は「『こうしてくれ』って言うのが恥ずかしかった。僕はおっさんなので、周りにいる女性スタッフとかの意見を聞いて、取り入れながら撮影していました」と振り返る。一方の三浦は「恥ずかしさは……いろいろとやって来たので、20代前半のうちに消え去っていきましたね」と語りつつ、「だた芽郁ちゃんがリアル17歳なので、“どうしたら世の17歳たちはキュンとくるのか”というのを監督と話し合いながらやっていたんですが、正直、男連中は使い物にならなかったです」と苦笑い。
そして、MCから「本日は公開を記念して、永野さんにある方からメッセージが届いております」と発表があると、永野は「何?ちょっと待って!泣いちゃうよ。もう泣いちゃう、ヤバイ、ヤバイ!」と早くも涙目に。そして、サプライズで原作者・やまもり美香氏から手紙が届けられ「表裏がなく、元気で明るいポジティブな芽郁ちゃんは、私が描く与謝野すずめそのままで、自分が今まで紙の上で書いてきたキャラクターが現実の世界で、今自分の目の前で笑っていると、撮影現場で感動したことを覚えています」と撮影現場でのエピソードを告白。
さらに「撮影は日程も環境も大変だったとうかがっております。そのなかで飾らない芽郁ちゃんの人柄と笑顔が自然と現場の雰囲気をなごませていたとお聞きしました。反面、試写会で感極まって涙を流す姿をみて。大きなプレッシャーを一人で背負っていたのだと感じました。芽郁ちゃんが魂込めて演じてくれたこの『ひるなかの流星』という映画が、たくさんの人に届いたらいいなと思います」という、やまもりからの言葉に大粒の涙を流す永野。
すると三浦がサッと胸元のハンカチーフを差し出し、その紳士な対応に会場からは黄色い歓声が沸く。そして三浦が「君ね、ティシュぐらい持ってなさいよ」と優しく永野に語りかけると、白濱も「劇中で観たやつだ!」と大興奮。やまもりからの手紙に対して、永野は「本当にすずめとして過ごしていた時間が長くて、すごくつらかったんですけど、先生にそうやって言っていただけたことが一番嬉しかったです。ありがとうございます」と涙ながらに感謝の想いを伝えた。
改めて、三浦が同映画について「僕たちは全力を出してこの映画を作りましたので、みなさんのご協力、これからよろしくお願いします」と呼びかけ、白濱は「昨日公開して、どういう反響があるのかすごくワクワクしています。僕たちが愛を込めて作った作品が、たくさんの人に愛されるようになったら本当に嬉しく思います。もっともっとたくさんの人に届いてほしいと願っております」とコメント。
山本は「今は泣いてますけど、芽郁がめちゃくちゃ頑張った作品」と永野をねぎらうコメントをすると、永野は再び手で顔を覆い涙を流す。続けて山本は「弱音もたくさん吐いたし、たくさん楽しい思いもして…いろんな感情がこもった作品なので、ぜひ何回も観ていただけたら」と作品への想いを語った。
最後に、永野は「まずは、こうしてみなさんの大事な時間を『ひるなかの流星』を見るために作ってくださったことに、本当に感謝しています。ありがとうございます」と観客への想いを語り、「自分が初めて主演した映画が本当にこの作品で良かったと心から思っています」としみじみ。その後、言葉を続けようとするも感極まって「もう泣いちゃうのヤダ〜!」と顔を手で覆う。再び涙してしまった永野に、今度は白濱がさりげなくティッシュを渡し優しくフォロー。そして、改めて永野は「誰がなんと言おうと、私の代表作です! 観てくれてありがとうございました」と言葉を詰まらせながら最後の挨拶を述べた。
なお、オーディションエンタメサイト『Deview/デビュー』では、同映画に出演している三浦翔平&白濱亜嵐の対談インタビュー、山本舞香のインタビューを掲載中。