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2017/04/12 11:06
菅田将暉、野村周平、竹内涼真ら男優陣による和太鼓生演奏に大熱狂 劇中のフンドシ姿は「剃り残しを確かめ合った」
古屋兎丸の人気コミックを映画化した『帝一の國』の完成披露試写会が11日、東京国際フォーラムで開催され、主演を務めた菅田将暉のほか、野村周平、竹内涼真、間宮祥太朗、志尊淳、千葉雄大、永野芽郁、永井聡監督が登壇。男性キャスト陣による和太鼓のサプライズ演奏に、会場に集まった4000人の観客は祭りさながらの大盛り上がりを見せた。
同作品の原作は、2010年から6年間『ジャンプSQ.』(集英社)にて連載され、美麗な作画と異色の物語が話題になった古屋兎丸による漫画『帝一の國』。2014年には舞台化もされ、人気を集めた本作の待望の映画化。日本一の超名門・海帝高校を舞台に「将来は総理大臣になって、自分の国を作る」という野心を持った主人公・赤場帝一(菅田)が、個性豊かなライバルたちと命がけの生徒会選挙を繰り広げる異色の学園コメディ。
主役級の若手イケメン俳優が勢ぞろいした本作。イベント開始を心待ちにしているファン4000人が会場を埋めつくす中、「本日は海帝祭へようこそ! 氷室ローランドです」と氷室ローランドを演じた間宮による影ナレに、キャスト登壇前にも関わらず、黄色い歓声が鳴り響く。
そして劇中に登場する文化祭“海帝祭”にちなみ、ステージに現われた“フンドシ太鼓隊”の演奏に合わせて、キャスト陣が客席通路から登場すると、会場のボルテージは一気に上昇。その後、レッドカーペットを通ってステージに登壇し、菅田をはじめとする男性キャスト陣が、劇中さながらの太鼓の生演奏を披露。時折、顔を見合わせて笑みを浮かべながらも、イケメン俳優たちの熱のこもったパフォーマンスに、会場はまさにお祭り騒ぎ。
演奏途中、野村のバチが折れるほどの白熱っぷりに、菅田は「僕の人生としてもすごく大切な1日。こんなに楽しい祭りになるとは思いませんでした。本当にありがとうございます!」と興奮気味に語ると、野村も「本番でも折れたことのないバチが折れましたけど、僕の心は折れてませんよ!」と叫び、会場を盛り上げる。間宮は「みなさん以上に、このメンバーが大好きです。今日もこうやって一緒に太鼓を叩けて本当に幸せです」と満面の笑みを浮かべた。
劇中では菅田らがフンドシ姿で演奏している太鼓シーン。菅田は撮影を振り返り「それぞれ、剃り残しの毛を確かめ合った。熱い友情です」と明かし、「毛は生え揃ったよ!」と報告。紅一点の永野は「すごい迫力でみなさんカッコ良かった」と笑顔で語りつつ、「フンドシだったので、“どこをみたらいいんだろう?”っていう感じで(笑)。“ちょっと危ないな”って思いながら、顔だけを見ているようにしてました」と目のやり場に困っていたという。
さらに永野が「学校のシーンとかだと、楽屋が全員一緒だったりして。そのときに男性たちの会話や盛り上がりが、本当の男子校みたいな感じで、あまり聞かないようにしていました」と語ると、菅田も「本当に男子校みたいな盛り上がりでした。ここでおしゃべりできないようなことを……」とコメント。メガホンを取った永井監督も「全員が主役をできる人たちなので、どうなるかな?って思っていたら、普通に全員子供でした(笑)」とジョークを交えつつ、「こんな感じでずっとしゃべっているし、控え室からなかなか出てこないくらい仲が良かった」と明かす。
「休憩時間はみんな集まって一緒にいて、何かしらやっていた」と語った竹内は、菅田のギター演奏に合わせて歌を歌っていたという。そして菅田と間宮から「めちゃくちゃ歌が上手い!」と絶賛された竹内は「いや、ギターが上手いから〜」と照れ笑いをみせつつ、「みんなでコードを探ったりしたよね」と懐かしそうに語る。
また、菅田が「(野村)周平の寝顔が可愛い事件があった」と語ると、その動画を持っているという志尊が続けて「いきなり『淳、ひざ貸して』って言ってきて。口をパクパクしながら寝るんですよ!(笑)」と暴露。会場から「可愛い〜〜!」と歓声があり、野村は「そんな可愛いキャラで売ってへんから!やめろや〜!!」と必死に否定し、笑いを誘う。
一方、本作で可愛いポジションの榊原光明を演じた志尊は「現場でいろいろな人が可愛がってくれた」と明かしつつも、「(永野)芽郁ちゃんが現場に来たら、『芽郁ちゃん可愛い!』ってなって、僕の顔をみて『なんか、お前オカマみたい』『やっぱお前可愛くない』って、何もしてないのに、仕打ちされました」と不満顔で告白。
それに対し、舞台挨拶の冒頭、あざと可愛いポーズを決めて盛り上げ、MCからも「可愛いといえば千葉さんですが…」と振られた千葉は、「可愛いといえば、千葉さんなんですけど」とドヤ顔で語りつつ、「僕は志尊くんにそのポジションを取られた」と対抗心を燃やす。さらに「僕って面白くない人間だなって思っていて、“可愛い”にすがり付いていたんですけど、今回はちょっと大人になろうと思って違うポジション探しをしたんです。そしたら“じじぃ”って呼ばれて……」と肩を落とすと、すかさず間宮が「大丈夫だよ、俺が介護するから!」とフォローし、会場は爆笑に包まれる。
最後に菅田は「ついに映画が完成しました。かなり熱量のある政権闘争バトルロワイヤルになっています。絶対楽しんでいただけると思いますので、ぜひ劇場でお待ちしております」と呼びかけ、大盛り上がりの舞台挨拶は幕を閉じた。
映画『帝一の國』は、4月29日(土)より全国ロードショー。なお、オーディション&エンタメサイト『Deview』では、4月19日に菅田将暉、4月26日に間宮祥太朗のインタビューを掲載予定。